▼ジャックルマロワ賞2018血統展望 本命は距離短縮、基礎体力最大のあの馬だ!

日本馬の参戦かなわず残念ですが、暑いさなか、なんとかいま流行りの「お盆玉」「大人の夏のヘソクリ」になるよう、さっそく検討を始めましょう。

 

スピードサイクルは全馬「表」と判断

 

さすがにこの最強クラスまできますと、スピード面で「裏判定」の馬は1頭もいません。

スピード面で優劣不明とすれば、もっとも大事なのが「基礎体力」です。

今年春のドバイWCデー予想を見ていただいてもわかるように、不利をはねのけ、遠征、アウェー競馬を制する源は「その馬自身の高い体力値」をおいて他にありません。

そこで今回は、ジャックルマロワ賞2018の出走馬のレーティングと基礎体力値を並べて、予想の代わりとさせていただきます。

 

体力と勢いがかみ合う穴馬が真夏のマイル頂上決戦を制する

【出馬表順 レーティングと基礎体力表】

ヌールアルアワ   111(レート) 84(体力値)★
レコレトス     119★     50
トレスフリュオース 109      69★
アクシデンタルA  116      66★
サクセスデイズ   113      38
ザラメア      107      47
インテロジャント  117      56
カスカディアン   116      34
ローマナイズド   118      34
アルファセントーリ 125★     50
ウィズユー     118★     63

ご覧のように、今レーティングと基礎体力がどちらも最高潮!という馬は存在しません。

 

全体の印象としては

▼高レーティングをもらった馬は、そろそろ体力的に一息入る頃
▼まだレーティングの低いチャレンジャーは、豊富な体力を活かしてどこかで一発狙っているところ

といえそうです。

3歳牝馬ながら破格の高レーティングをもらった、人気のアルファセントーリ(牝3・愛)も基礎体力はごく並みでしかなく、そろそろガス欠があって驚けません。

一方、対抗格の地元ウィズユー(牝3・仏)は、基礎体力そのものがアルファより上ですし、今シーズンまだ3戦しかしておらず、アルファより1戦少ないのが強み。

しかも距離短縮が明らかにプラスな馬なので、本命党の方はこの馬を蹴飛ばすわけにはいかないでしょうね。

その下のグループで面白いのは、アクシデンタルエージェント(牡4・英)あたり。

体力面で見たとき、前走11番人気でのG1勝利はまったく驚く必要のない金星(この馬券なら買いたかった…)で、フロックと侮るともう一丁がありそう。

 

そんな視点で各馬を見たときに、今回最も妙味があるのが

▼ヌールアルアワ(牡5・仏)

ではないかと思うのです。

 

この馬の基礎体力の高さは、母と祖母がともにMAX活性を継承したため。

2月からのシーズンスタートですが、無理のないローテと格下クラスでの調整を経ながら、5歳にしてただいま成長曲線急上昇中。

しかも前2走ともに10ハロン戦での好走なのが、隠れみの。

なんでも週中はドーヴィルにかなり雨が降ったそうで、当日も本当のパンパンにはならない(ミスター合田氏情報)らしく、少しでも時計がかかって欲しいこの馬には朗報です。

 

ここに同じく4代母のMAX活性の恩恵を受けているトレスフリュオース(牡4・英)までをおさえにして、

◎ヌールアルアワ
○ウィズユー
▲アクシデンタルエージェント
△トレスフリュオース

を勝負馬券とします。

◎はともかく、残りの馬のボックスワイドも面白そうですね。

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