日本馬の参戦かなわず残念ですが、暑いさなか、なんとかいま流行りの「お盆玉」「大人の夏のヘソクリ」になるよう、さっそく検討を始めましょう。
スピードサイクルは全馬「表」と判断
さすがにこの最強クラスまできますと、スピード面で「裏判定」の馬は1頭もいません。
スピード面で優劣不明とすれば、もっとも大事なのが「基礎体力」です。
今年春のドバイWCデー予想を見ていただいてもわかるように、不利をはねのけ、遠征、アウェー競馬を制する源は「その馬自身の高い体力値」をおいて他にありません。
そこで今回は、ジャックルマロワ賞2018の出走馬のレーティングと基礎体力値を並べて、予想の代わりとさせていただきます。
体力と勢いがかみ合う穴馬が真夏のマイル頂上決戦を制する
【出馬表順 レーティングと基礎体力表】
ヌールアルアワ 111(レート) 84(体力値)★
レコレトス 119★ 50
トレスフリュオース 109 69★
アクシデンタルA 116 66★
サクセスデイズ 113 38
ザラメア 107 47
インテロジャント 117 56
カスカディアン 116 34
ローマナイズド 118 34
アルファセントーリ 125★ 50
ウィズユー 118★ 63
ご覧のように、今レーティングと基礎体力がどちらも最高潮!という馬は存在しません。
全体の印象としては
▼高レーティングをもらった馬は、そろそろ体力的に一息入る頃
▼まだレーティングの低いチャレンジャーは、豊富な体力を活かしてどこかで一発狙っているところ
といえそうです。
3歳牝馬ながら破格の高レーティングをもらった、人気のアルファセントーリ(牝3・愛)も基礎体力はごく並みでしかなく、そろそろガス欠があって驚けません。
一方、対抗格の地元ウィズユー(牝3・仏)は、基礎体力そのものがアルファより上ですし、今シーズンまだ3戦しかしておらず、アルファより1戦少ないのが強み。
しかも距離短縮が明らかにプラスな馬なので、本命党の方はこの馬を蹴飛ばすわけにはいかないでしょうね。
その下のグループで面白いのは、アクシデンタルエージェント(牡4・英)あたり。
体力面で見たとき、前走11番人気でのG1勝利はまったく驚く必要のない金星(この馬券なら買いたかった…)で、フロックと侮るともう一丁がありそう。
そんな視点で各馬を見たときに、今回最も妙味があるのが
▼ヌールアルアワ(牡5・仏)
ではないかと思うのです。
この馬の基礎体力の高さは、母と祖母がともにMAX活性を継承したため。
2月からのシーズンスタートですが、無理のないローテと格下クラスでの調整を経ながら、5歳にしてただいま成長曲線急上昇中。
しかも前2走ともに10ハロン戦での好走なのが、隠れみの。
なんでも週中はドーヴィルにかなり雨が降ったそうで、当日も本当のパンパンにはならない(ミスター合田氏情報)らしく、少しでも時計がかかって欲しいこの馬には朗報です。
ここに同じく4代母のMAX活性の恩恵を受けているトレスフリュオース(牡4・英)までをおさえにして、
◎ヌールアルアワ
○ウィズユー
▲アクシデンタルエージェント
△トレスフリュオース
を勝負馬券とします。
◎はともかく、残りの馬のボックスワイドも面白そうですね。