祝・動画視聴1,000回突破 ありがとう!
在りし日の「スーパー競馬」をアップしたYouTubeマイチャンネル「ドルメロの魔術師ch.」の視聴回数がもうすぐ千回になろうとしています。
1年経っても数十回しか見られない動画さえあることも知っていましたので、2か月あまりでみなさんに千回もご覧頂き、驚きとともに自然と感謝の念が湧いてきます。
録画当時住んでいたボロアパートは「ブラウン管テレビのゴースト現象」(若い方は何のことかわからないかも)が激しく、何を録画しても満足な画像となることがありませんでした。
あのスーパー競馬は、実はCX系「みなさんのおかげです」を録りためていたビデオの1本に残っていたものです。
キョンキョンやチェッカーズとの楽しいコント(これは不遜なところもなくてすごく面白い)の方がメインだったのですが、今となってはとんねるず本人たちがバッシングの対象となり、受け入れられずにいるのは時代の流れを感じますね。
動画アップまでにはデータのデジタル化経路等でちょっと苦労(いまさらビデオ機器引っ張り出してアナログ線つないだり)しましたが、こうして動画サイトに残しておけば元データの整理もできますし、皆さんにも楽しんでいただけて一石二鳥です。
って、何の話なんでしょうかwww
今回で社台さんの1歳馬紹介はすべて終了となります。
リストの見方
まだこれから鍛練を積む1歳馬なので、1頭1頭詳細な血統背景ではなく、最初に全馬スピードサイクル判定による分類を行います。
・スピードサイクルOK →馬体も良ければ推奨
・スピードサイクルぎりOK
・スピードサイクルぎりBAD
・スピードサイクルBAD
・判定不能
の5つに分けます。
OKとBADはそのまま(走る走らない)の意味ですが、ぎりOKとぎりBADは
→その馬の誕生日が母のスピードサイクル境界日ギリギリに位置するので、OKがBADだった、あるいはBADがOKだったという可能性あり
の意味です。
よってどちらかといえば「ぎりOK」の方がコケて失敗する(ショックでかい)可能性が高く、逆に「ぎりBAD」が実はOKで思わぬ幸運をつかめることもあるでしょう。
馬体が良い、牧場評価高いなどの推し材料があれば、積極的に「ぎりBAD」までは狙っていけるかもしれません。
ぎりBADについては、こちらでも「狙えるぎりBADかそうでないか」を積極的にコメントしていきます。
またスピードサイクルOK判定の馬に限って、その馬の適性がわかる優先祖先と基礎体力値をご紹介します。
社台サラブレッドC1歳馬 関西中堅&外国種牡馬産駒 判定結果
【スピードサイクルOK判定の馬】
93 (外)イブニングジュエルの17(牝・鹿毛)
父 Pioneer of the Nile
【優先祖先】 Bold Reasoning(1968)
【基礎体力】 34(平均は50)
【適 性】 ダートor芝の中距離
松永幹夫厩舎 予定
父は37年ぶりの米3冠馬を輩出したPioneer of the Nileですが、実は18年度にはその孝行息子・American Pharoah本人が母に配合されています。(実は登録名のPharoahって綴り間違いだって知ってました?正しくはPharaoh)
残念ながら父Pioneer of the Nileは堂々の劣性期なので、母系の4代父&MAX活性であるGeneral Meeting(1988)からBold Reasoningへと優先祖先をたどります。
途中ダート競馬の権化である名馬Seattle Slew(1974)を通過するものの、代々Bold Reasoningは芝馬を出し、General Meetingも芝で勝ち、そして母イブニングジュエルも芝のG1を勝っていますので、カタログにある「むしろ芝レースへの適性の高さが随所に」というコメントは、よくあるお決まりの釣り文句ではないでしょう。
写真では馬体のきゃしゃな感じが否めないので、最初は本当に芝デビューを果たすかもしれません。
で、そのきゃしゃな感じは基礎体力の低さにも起因していそうです。
母はすでに米国で残した産駒に良い繁殖時期を使ってしまったので、ここから少しの間日本には体力的なハンデを背負った産駒ばかりが持ち込まれます。
来年のPharaoh産駒もしかり、です。
ちなみに来年のPharaoh産駒はぎりOK5日判定と、ちょっと微妙な評価です。
年仔にしては健闘していますけど。
競走馬としてはちょっと手が出ませんが、社台系種牡馬の繁殖相手としてはすごく面白い存在だと思います。
【スピードサイクルぎりOK判定の馬】
84 オフジオールドブロックの17(牡・父ゴールドアリュール・5日)
92 (外)キトゥンズダンプリングスの17(牡・父American Pharoah・8日)
もう1頭の外国産馬である92番は、前述の3冠馬ご本人が父となっていますし、さらに18年度産駒もファラオを配合しています。
社台はこれから外国産といえばファラオ推しなんでしょうか。
こちら92番も体力的には見るべきものがなく、優先祖先は母父のMAX活性馬Kitten’s Joy(2001)からそのまた母系へと流れます。
芝の適性は93番より本馬の方が高いです。
【スピードサイクルぎりBAD判定の馬】
85 アンブルサイドの17(牝・父ゴールドアリュール・9日) 募集中
87 ノーブルステラの17(牝・父スピルバーグ・2日)
90 ライカートの17(牝・父グランデッツァ・4日)
中でも一番OK判定に近い87番ノーブルステラの17は、私が個人的に推す(キリッ)スピルバーグ産駒。
3代母Noble GirlがMAX活性を伝え、基礎体力は充実の75。
優先祖先がディープですから、中距離までこなしていい資質の持ち主です。
母ノーブルステラは3代父のDashing Blade(1987)がMAX活性なので、父に劣性期種牡馬を持ってくるととたんに欧州系の香り(ミルリーフ系)が強くなり、距離を必要としたり重馬場に強くなったりします。
初仔のノーブルジュエリー(牝・父Smarty Jones)は、01年生まれで米系の父の高活性でギリギリ欧州化を阻止し、軽快なマイラーとして活躍しました。
【スピードサイクルBAD判定の馬】
88 サクラサクⅡの17
89 パシャドーラの17
91 ペニーホイッスルの17
なお86番は欠番です。
今後の予定について
さてこれで社台RHさんの1歳馬はすべてご紹介できましたので、次回はいよいよ週末に迫った欧州最高峰レース
▼凱旋門賞2018 血統分析
を行う予定です。
そのあといつもの
▼週末新馬戦展望
をお送りし、余力があれば
▼秋華賞2018の展望
もしてみたいと思っています。
週中シリーズ記事は、ほったらかし状態の
▼G1レーシング1歳馬特集
に移る予定ですが、現在進行形の1歳馬最後のセール
▼北海道オータムセールの結果速報
もちょっと気になっています。(主力のはずだったサマーセールはキャロットC特集総力戦でぶっ飛んだので)
今はハッキリ言ってお昼に新馬戦を見たあと午後は競馬を見ていない(おやつ食べてます)ので、メインレースの話題の方が頭に入ってこないというヘンな競馬サイクルを送っています。
ですから秋華賞なんて別に…とは言いませんが、新馬戦で走ってくれた馬たちの事後検討と次走ばかりが気になる今日この頃です。
また台風近づいていますね。
みなさまもご自愛のほど。