▼凱旋門賞2018 基礎体力&繁殖サイクルで外国馬にABCランク付けてみた

ここまで来たスーパーホースに「OK判定」は無意味

いつも走る馬の目安としている繁殖サイクルの「OK判定」だが、凱旋門賞に出走するほどの超一流馬クラスがOK判定を外すわけがないので、それよりも今回は

▼基礎体力とそれに伴う「競争余力」がどれほど残っているか

▼代々の母系がきれいな順の繁殖サイクルを描いているか

▼スピードの源・MAX活性継承の有無

この3点について詳細に考察し、陰ながら本気で凱旋門賞を獲りに来た伏兵馬をあぶり出していこう。

 

外国馬16頭の血統的評価は?

評価対象はJRAホームページに掲載された予定馬16頭のみ(五十音順)とした。

基礎体力とMAX活性は「数字と★の数」で、繁殖サイクルはabcランク評価で、そしてローテと実績を考慮した総合判断はABCランク評価で行った。

 

▼ヴァルトガイスト(牡4・父ガリレオ)

【基礎体力】 72★(★はMAX活性の回数、以下同じ)
【サイクル】 a+
【総合評価】 A

現在の勢い、血統評価ともにスキがなく、エネイブルの牙城を崩す馬の一番手に挙げたい。

サイクルは4代完璧に守られ、自身も疑いようのないOK判定。

2代母がMAX活性を伝え、基礎体力自体に不安がない上、キングジョージを自重したことで臨戦ローテが好転。

フォワ賞のひと叩きが2走ボケを生まなければ、栄冠に最も近い位置にいる馬の1頭だ。

 

▼ウェイトゥパリス(牡5・父トリップトゥパリス)

【基礎体力】 41
【サイクル】 a
【総合評価】 B

基礎体力と年齢から見て、一番良い時期は終えた感もある。

 

▼エネイブル(牝4・父ナサニエル)

【基礎体力】 59★
【サイクル】 a
【総合評価】 A

順調ならもちろん今年も強いだろうが、牝馬は1度コケると立て直すのは至難の業であり、復帰戦の様子だけでは何とも言えない。

血統的に見ても、MAX活性はあるものの、数値自体は平凡の域。

前年の超人的な活躍ぶりの後にいかほどの余力があるかと問われれば、そろそろ…という気もする。

 

▼カプリ(牡4・父ガリレオ)

【基礎体力】 59〜
【サイクル】 a
【総合評価】 B

2代母がMAX活性かゼロ活性か微妙な位置にあり確定はできないが、成績以上に血統面では良いものを持った馬だと言える。

好調期間が短いところを見るとゼロ活性の可能性が強そうだが、それゆえ今年あまり使っていない点はむしろ心配しなくていいだろう。

 

▼キューガーデンズ(牡3・父ガリレオ)

【基礎体力】 63★
【サイクル】 b
【総合評価】 A

MAX活性持ちの3歳馬ということで、まだ伸びしろを感じる器。

繁殖サイクルはこのメンバー中に入るとちょい乱れ気味ではあるのだが、母と本人のサイクルは揺るぎがなく、むしろファミリーはこの馬の出現で近年やっと正しい道が判明したとも言える。

セントレジャー経由の3歳牡馬は本番でさほど成績が良くないが、来年は自分のテリトリーでポンポンとG1を勝つ素質を秘めている。

今回は3着候補として最適か?

 

▼クラックスマン(牡4・父フランケル)

【基礎体力】 69★
【サイクル】 a+
【総合評価】 A

その素質を早いうちから爆発させた馬だけに、馬肥ゆる充実の4歳秋とはいえ、ローテに慎重さが見られる今シーズンは「不気味」とも「大丈夫か?」ともとれる微妙な立ち位置にいる。

→ 一部報道では回避の方向とか。

 

▼クリスタルオーシャン(牡4・父シーザスターズ)

【基礎体力】 66
【サイクル】 a
【総合評価】 A

→ 回避濃厚とか。

 

▼クロスオブスターズ(牡4・父シーザスターズ)

【基礎体力】 84★
【サイクル】 a+
【総合評価】 B

基礎体力の鬼とはいえ、3、4歳シーズンでフルに力を発揮したせいか、さすがに今シーズンは息切れ模様。

上積みに欠ける5歳馬では苦しいか。

 

▼サルウィン(牡4・父キャンフォードクリフス)

【基礎体力】 81
【サイクル】 a
【総合評価】 A

逃げ馬ということもあって成績は安定しないが、ダメなときは一切無理しない欧州ではこの手の余力十分体力型の一発にはいつも警戒が必要。

これも大穴3着候補に。

 

▼シーオブクラス(牝3・父シーザスターズ)

【基礎体力】 69
【サイクル】 b
【総合評価】 A

遅生まれ&硬い馬場がお好みという異色派で、春までは表舞台に出てこなかった馬だが、リステッドをポンポンと勝ち上がり、日本でいう夏の上がり馬の象徴的存在に。

今年の夏は逆に硬い馬場を嫌ってキングジョージ等を回避した一流馬がたくさんいたので、その天候状態の間隙を突いた(路線は違えど)伏兵か。

3歳牝馬優勢のトレンドで、馬場状態微妙なロンシャンとどう戦うか。

 

▼スタディオブマン(牡3・父ディープインパクト)

【基礎体力】 〜53
【サイクル】 a+
【総合評価】 B

日本人にはなじみ深い血統で、典型的な高スピード、低体力というタイプの3歳馬。近年では皐月賞にこのタイプがよく現れる。

本当の一流どころ古馬との混合戦では一枚足りないかもしれず…。

 

▼タリスマニック(牡5・父メダリアドーロ)

【基礎体力】 50
【サイクル】 b
【総合評価】 B

3歳時まではほぼ無名の存在だったおかげで、ここまで長く活躍できた馬。

5歳になるまでの基礎体力上積みをうまく活かしたもので、体力不安の馬はこの方法が現役生活を一番長く継続できる。

 

▼デフォー(牡4・父ダラカニ)

【基礎体力】 72★
【サイクル】 a+
【総合評価】 A

出てくればおそらく今年最大の惑星

こちらも硬い馬場には適性がないようで、ロンシャンで恵みの雨待ちらしい。
回避可能性あり

まだビッグタイトルに縁がないが、この馬の競走生活クライマックスはこれから。
ドイツ国内なら山ほど買いたい1頭。

いずれどこかでまたお目にかかりましょう。

…と言っておきながら暮れの香港あたりに出てきたりして。むろん買うぞ。

 

▼ヌフボスク(牡3・父マスタークラフツマン)

【基礎体力】 63
【サイクル】 b
【総合評価】 B

まだこれからの馬。
来年楽しみ。

 

▼パタスコイ(牡3・父ウートンバセット)

データ揃わず、判定不能(なぜ血統表がない?)。

 

▼ハンティングホーン(牡3・父キャメロット)

【基礎体力】 66
【サイクル】 a
【総合評価】 B

これもこれからの馬。
距離はもう少し短くてもいいかも。

 

ということで最終判断は?

◎ヴァルトガイスト
○エネイブル
▲シーオブクラス(硬)
★デフォー(軟)
△キューガーデンズ
△サルウィン

このうちシーオブクラスデフォーは同じ馬場条件のレースに共存しないはずなので、どちらか出走してきた方を3番手評価に。

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