▼サンデーサラブレッドC2019 1歳馬最速解説 関東編(No.125〜134)

※最速解説のトリセツ2019(まずはお読みください)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)17年度産駒については、リストもれがあってもご容赦を。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬(動画、写真含め)を一切目にしていない。判定は机上の計算であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解したものとみなす

サンデーサラブレッドC2019 1歳馬最速解説 関東編(3)

・募集番号 
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番仔か
・17年度産駒の判定(いれば)

125 イプスウィッチの18(牡)

 父 ドゥラメンテ
 →OK 
 −1日 3番仔
 イプスウィッチの17 →?

こうして産駒の血統表を見ると、種牡馬ドゥラメンテも意外とイケるかもしれないという気になってきた。

【 優先祖先 】 MultimaraArctic Tern(芝中距離)
【 基礎体力 】 75

ドゥラメンテ引退時に「種牡馬としてあまりに普遍的すぎる血統構成はいかがなものだろうか」という記事を某サイトで書いた手前、さほど注目していなかったのだが、いくつかの項目において、まずまず使いやすい種牡馬なのではと思い直す点がある。

それについては後日時間があれば触れたいが、本馬は前の兄弟との誕生日差がぎりマイナスであることを除けば、母の走り頃産駒といえる馬だろう。

母父Danehill Dancerゼロ活性だが、4代父Arctic Tern(栗毛)がMAX活性で本馬の血統表全体を掌握している。

Arctic TernはSea Birdの系統なので気性面は??だが、それさえまともなら当然走っておかしくない。

127 ダイヤモンドディーバの18(牡)

 父 ドゥラメンテ
 →OK 
 +2日 7番仔
 ダイヤモンドディーバの17 →?

姉は地道にオークス出走まで登り詰めたが、全体にもう一段階スピードが強化されたら、というもどかしさは残った。

【 優先祖先 】 Dansili(1996) 芝マイル〜
【 基礎体力 】 75

シャドウディーヴァとの違いは、父の活性値がひとつ低くなり、優先がDansiliへさかのぼってよりマイル適性とスピードが高まったこと、そして基礎体力がさらに充実したこと。(青鹿毛も母寄りに出たことの証明か)

これなら皐月賞かマイルカップでいい勝負ができるかもしれない。

3代母Kundaliniは米国産ながら9月生まれ産駒で、その父El Gran Senorゼロ活性産駒でもあり、またDansili側のNorthern Dancerデインヒルで切れることもあり、母ダイヤモンドディーバにはNorthern Dancerの足かせが一切ない

本来17年のダイワメジャーではちょっともったいないクラスの繁殖で、本馬がある意味母の正念場のはず。

この100万円×40口は意外なお買い得になる可能性がある。

129 アドマイヤセプターの18(牡)

 父 モーリス
 →ぎりOK6日
 −1日 3番仔
 アドマイヤセプターの17 →ぎりBAD5日

母はダイナカール系の代表的繁殖になるポテンシャルはあるが、父モーリスではその良さが半減しないだろうか。

【 優先祖先 】 アドマイヤセプター
【 基礎体力 】 56

母は1回目のMAX活性期が終わっているので、ここ2、3年は無理に狙う必要のない繁殖。

さらにお相手がモーリスだと、サンデーの4×3というクロスが色濃く残り、ただでさえちょっと難しかった母の気性にプラスアルファされてはたまらない。

モーリスはこのサンデーの濃いクロスを絶対に回避しないとうまくいかない。Northern Dancerは2本どちらもそれほど濃くないので。

前年の姉(父エピファネイア)の方がまだ深みのある配合。

130 アロマティコの18(牡)

 父 モーリス
 →OK
 −19日 3番仔
 アロマティコの17 →?

直前の兄弟との誕生日差が−19日のため、見送り。

131 ブエナビスタの18(牡)

 父 モーリス
 →OK
 +5日 5番仔
 ブエナビスタの17 →?

よ、待ってました!という好配合。
ブエナビスタの繁殖としての評価はこの仔の走りを見てからにしよう。

【 優先祖先 】 スクリーンヒーロー
【 基礎体力 】 53

アドマイヤセプターの仔と違って、こちらは父にモーリスを使う上でのポイントが2つクリアされている。

まずブエナビスタの母父スペシャルウィークがサンデーのゼロ活性馬であること、そしてモーリス側のNorthern Dancer(5代まで)が0.75×0.25×0.25=0.0469…<0.125で無視できること。

これを考えた上でブエナにモーリスを付けたのならフェデリコ・テシオ級だが、そこまでは褒めないでおこう。

スター同士の配合なので、非ネアルコのTurn‐to系が3本とNorthern Dancerが1本という4系統配合はつまらなくても仕方がない。
この仔で母の意地が見てみたい。

132 インナーアージの18(牝)

 父 モーリス
 →OK
 −3日 2番仔
 インナーアージの17 →?

残念だけど、モーリスにディープ牝馬はサンデーが強すぎてダメだ。
この仔はおまけにリファールもクロスしてるし。

【 優先祖先 】 母インナーアージ
【 基礎体力 】 78

いい年回りなんだけどなぁ。
翌年のドレフォン産駒に期待しよう。

133 ランズエッジの18(牡)

 父 エピファネイア
 →ぎりBAD4日
 +6日 7番仔
 ランズエッジの17 →ぎりOK2日

こちらはNorthern Dancerクロスが回避されていないケース。
母はウインドインハーヘア系の隠れた好素材と思うけど…。

【 優先祖先 】 シーザリオ
【 基礎体力 】 59

エピファネイアの泣き所は祖母キロフプリミエールが持つSadler’s WellsMAX活性(=強いNorthern Dancer)。

それを母系でさらにダンシングキイウインドインハーヘアで強めてしまうのが惜しい。サンデーは回避できているけど。

加えてこの仔の栗毛という毛色がちょっと…。
ただの配合変更なのか、今の自分にはこの仔が栗毛になるシステムがよくわからない。

126 ウミラージの18 →?
 ウミラージの17 →OK

128 パシフィックギャルの18 →? 
なし

134 ラックビーアレディトゥナイトの18 →?
 ラックビーアレディトゥナイトの17 →?

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