▼サンデーサラブレッドC2019 1歳馬最速解説 関東編(No.135〜145)

※最速解説のトリセツ2019(まずはお読みください)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)17年度産駒については、リストもれがあってもご容赦を。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬(動画、写真含め)を一切目にしていない。判定は机上の計算であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解したものとみなす

サンデーサラブレッドC2019 1歳馬最速解説 関東編(4)

・募集番号 
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番仔か
・17年度産駒の判定(いれば)

135 ルミナスパレードの18(牝)

 父 キズナ 
 →OK 
 初仔

この母からはもっぱら短距離のダート馬が出ると予測できる。(ミスプロが強い)
父キズナだとサンデーの3×4がキツく、また初仔ということもあり、本馬は見送り。

137 リアリサトリスの18(牝) 

 父 ブラックタイド 
 →OK 
 +5日 5番仔
 リアリサトリスの17 →?

ここからはちょっと個性派種牡馬の産駒が続くが、いずれも父と母のサンデークロスをどう扱うかで極端な結果に分かれるはず。
ブラックタイドもこの年がMAX活性期

【 優先祖先 】 ブラックタイド
【 基礎体力 】 56

母父のNumerous(1991)という種牡馬は、ミスプロ×Numberという血統背景が評価されてスタッドインした馬だと思うが、母の種付け年はちょうどゼロ活性にあたる。

よってこれからも母は父側のミスプロクロスは気にならない。
残りのリファールNorthern Dancerはまあまあ強いまま。

残念ながらブラックタイドはよりによってリファールが強く(ディープもハーツも、そして来年のキタサンブラックも!いっしょ)あまりよいお相手ではない。

初仔のゼンノロブロイ(ミスプロがゼロだから)がやっぱり一番フィットしていた感じ。

139 マトリョーシカの18(牝) 

 父 ミッキーアイル 
 →ぎりOK2日 
 初仔

そしてミッキーアイルもこの年がMAX活性期
父はディープの良いスピードを引く後継候補だとは思うが…。

初仔&サンデーの3×4が強く、今回は見送り。

142 ヴィヴィッドカラーの18(牝) 

 父 リオンディーズ 
 →OK 
 +14日 7番仔
 ヴィヴィッドカラーの17 →ぎりBAD9日

リオンディーズは母シーザリオだから、エピファ同様サンデーはゼロ活性で回避できる。
が、その他はヌレイエフNorthern Dancerも強いからなぁ。

【 優先祖先 】 リオンディーズ
【 基礎体力 】 78

きょうだいで活躍したカレンラストショー(父タニノギムレット)も現3歳のチュウワフライヤー(父へニーヒューズ)も、Northern Dancerを最低限に抑えてあるのでよいのだと思う。

反対にうまくいかなかったきょうだいの父メイショウサムソンルーラーシップだと、やっぱりNorthern Dancerが暴れたんじゃないでしょうかねぇ。

リオンディーズはまだ活性が低いものの、偶然にもこの仔は父優先なので行く末を注目したかったのだが…。
1勝馬クラスで健康的にたくさん走る馬の典型。

143 ピュアチャプレットの18(牡)

 父 マクフィ 
 →ぎりBAD3日 
 +9日 5番仔
 ピュアチャプレットの17 →OK

姉のリリーノーブルとは優先の深度が全く違うが、血統表はスッキリしていてマジメにコツコツ走ってくれそう。

【 優先祖先 】 Mountain Flower(1964) 芝マイル
【 基礎体力 】 41

まず母母バプティスタの父サンデーMAX活性期
G1で2着2回と超堅実にクラシックを駆け抜けた姉リリーノーブル(父ルーラーシップ)と優先の系統はいっしょだが、姉はルーラーシップの活性値が7と高かったので、優先が母止まり。

対して本馬は父マクフィの活性値が2なので、サンデー系5代いっぱいまで優先をさかのぼったというわけ。

姉には母MAX活性期のおまけがついてG1級に成長したが、この仔は3歳くらいまでは体力的に無理できないと思う。

5歳くらいまでコツコツ階段を登るタイプで、祖母や曾祖母(どちらも母似)のような息の長いクラブライフを楽しみたいなら候補に入ってくるだろう。

144 (外)セリエンホルデの18(牡) 

 父 Kingman 
 →OK 
 初仔

珍しいドイツ産馬。おそらくは近親のサロミナ一族がよかったので導入したと思うが、Northern Dancerがかなり強くて…。

【 優先祖先 】 母母 Saldenehre 芝中距離
【 基礎体力 】 63

3代父のHighest HonorMAX活性期

だから字面よりはスピードもあると思うし、ゼダーン系なので日本の芝にも対応可能だろうが、なにしろ父のKingmanという馬がNorthern Dancerの塊のような存在で、これは欧州でしか成功しないタイプではなかろうか。

牡馬の初仔は総じてコンプレックスもあるから、ちょっと見送り気分。

145 (外)シーティスの18(牝)

 父 Lope de Vega 
 →OK 
 きょうだいなし?

実馬を見ないとなんとも言えないが、おそらく相当スピードがありそうという見立てで買ってきたと思う。

いいところはたくさんあるが、繁殖にはちょっと使いづらいかな。

【 優先祖先 】 アーティアス(1974) 芝マイル〜
【 基礎体力 】 ★72

活性は母父のInvincible Spiritがわずかに高い。

Invincible Spirit自身はゴリゴリのスプリンターだったが、本質はGreen Desertではなく本馬同様アーティアスの方へ流れるので、気性次第でもっと距離に融通が利いたと思う。

シーティスは2歳時の重賞で2着した程度しか走っていないが、祖母からMAX活性を継承し、ポテンシャルの半分も見せずに繁殖入りした可能性がある。

だからこの仔は相当面白い存在。
最大の心配は父のLope de VegaNorthern Dancerの強い種牡馬(5代までには出てこないが)であること、4系統配合のうち3代までがNorthern Dancer活き活きであることをふまえて、頭脳面がどうなのだろうという疑い。

牝馬なのでコンプレックスはそうでもないだろうけど。

結果、抑えが利かずに母父同様マイラーではなくスプリンターへ、という危惧もある。
それでも十分走ってしまいそうで怖い。隠し球候補。

136 フェイトカラーの18 →?
 なし

138 スーヴェニアギフトの18 →?
 スーヴェニアギフトの17 →?

140 ラダームブランシェの18 →?
 ラダームブランシェの17 →?

141 ストロングメモリーの18 →?
 なし

日本ダービー特集を1回はさみ、次回からサンデーR関西馬編の予定です。
どうぞお楽しみに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です