先刻ご質問のあったディアデラマドレの19について、考えているうちにちょっと大ごとになってしまったので、備忘録代わりにブログへアップしておく。
ディアデラマドレの19はどんな馬?
【 繁殖サイクル 】
Chaldee 78.7.1 6.15〜8.15
Sun Banner 85.7.17 き×
Potrichal 88.7.7 ぐ○ 6.21〜8.21 10.21〜12.21 2.21〜6.21
T. H. Approval 01.5.1 き×
Potridee 89.8.7 き× 7.21〜9.21 11.21〜1.21 3.21〜7.21
Charmed Gift 99.3.15 ぐ○ 2.29〜4.29
Endorsement 07.2.21 ぐ○
ポトリザリス 95.8.22 き× 8.5〜10.5 12.5〜2.5 4.5〜8.5
ディアデラノビア 02.1.28 き× 1.11〜3.11
ディアデラマドレ 10.2.22 ぐ(○) 2.8〜4.8
ディアデラマドレの17 17.2.15 き○ →?
ディアデラマドレの18 18.1.29 ぐ○ →マイナス
ディアデラマドレの19 19.1.31 き○ →?
実はディアデラマドレの一族を再検証するにあたって、サイクルをもう一度見直し、今までとは反対のサイクル【 ぐ○き× 】に変更した上で様子を見ることにした。
というのは私の勉強の時期によって南半球産馬のサイクルの取り方が異なるため(キャロット関係は1年ぶりに見た)で、今改めて考えるとディアデラマドレの一族はかなりきれいな【ぐ○き×】と考えていいのではないかと思う。
よってディアデラマドレ産駒でこれからデビューを控える3頭については、17年産が?、18年産はOKも上との誕生日差−17日で見送り、19年産が?ということになる。(申し訳ない、昨日まではいい馬だったかもしれないのに…)
まずは判定が芳しくないことを含んでいただいた上で、ディアデラマドレの19のサンデークロスの話と栗毛の話をしてみる。
サンデーのクロスについて
祖母ディアデラノビアの父サンデーの活性は
2002−1986−1=15だから 1.75(整数値7)とこれも相当高い。
よってモーリスとの配合(サンデー活性値6)には最大限の注意が必要になる。(他にはクロスないんだけどねぇ)
ちなみに17、18年産の姉2頭は、父エピファネイア=スペシャルウィーク経由のサンデーなので、2頭ともにサンデークロスの弊害を回避できている(こういうのが理想)。
19年産の栗毛について
19年産駒は計算通りなら父モーリスの活性が一番高い(3代父サンデーより約1か月分)ので、優先はモーリスでいいと思う。
そしてモーリス内で一番活性値が高いのは栗毛の祖父スクリーンヒーローだから、形を引き継いだモーリス内には確実に栗毛の因子があり、テシオ理論ではディアデラマドレの19は父モーリス(=スクリーンヒーロー)譲りの栗毛だと言える。
もちろん母のディアデラマドレ(自身はキンカメMAX活性で父似の鹿毛)にも栗毛の因子はある(祖母から8代前までずっと栗毛牝馬!)。
だからモーリス単体で栗毛因子のない牝馬に種付けするよりは高確率で栗毛馬が生まれると考えられる。
◆
本当は簡単にお答えしたかったのですが、忘れてしまわないうちにメモっとこうと思い、長文になってしまいました。失礼しました。
ご丁寧に解説ありがとうございました!
ディアデラマドレに関しては「き○ぐ×」だと思ってたので、完全に裏をかかれました。
いろいろな馬のサイクルを見るとほとんどが「き○ぐ×」に思えて、私の感覚的には8:2もしくは9:1なだけに(以前7:3の割合だと仰っていましたが)、いざ「ぐ○き×」だと動揺してしまう自分がいます(笑)
ディアデラノビアも相当サンデーの活性が高いんですね。確かに気性は荒々しかったのでそれも納得です。
母父キングカメハメハは魅力的なので、密かにディアデラマドレを狙っていましたが判定が芳しくなく残念です。
テシオ理論的に良い馬を探そうと思うとなかなか難しいですね。
私も昨日までてっきりき○ぐ×だと思っていたのですから、お互いしょうがないです。
繁殖サイクルの決定については、また一部考え方を改めて(というか柔軟に)いこうと思っています。
3割の馬たちはどこで裏サイクルに入るか、というタイミングの問題ですね。ちょっとヒントがあります。
私は7対3と言われる割合をいつも6対4くらい?に体感していました。
きっといい馬と同時にダメな馬もたくさん見ているせいだと思います。
今はクラブ馬やPOG注目馬が本当に高レベルなので、普段そういう馬ばかりにふれていると、8対2や9対1に見えるのかもしれませんね。
ディアデラマドレの19がデビューするにはまだ間があります。
17年産を見て走ったら、こんな判定など気にせず、19年産で勝負してくださいw
テシオ理論は本当に奥が深いです。いい馬がいません。
このまま馬のえり好みばかりしていたら、本当に再来年のダービー馬にたどり着いてしまうのではないかという感じです。