▼キャロットクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(No.48〜56)

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【 ドルメロの魔術師チャンネル 】

絶賛解説中!ご視聴ありがとうございます。
今週の動画はお休みです。

※最速解説のトリセツ2019(必読)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって?の全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬を一切目にしていない。判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい

キャロットC2019 1歳馬最速解説 関西馬編(2)

・募集番号 
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番目の仔か
・17年産の評価(参考)

48 リリサイドの18(牡)

 父 ハーツクライ
 →ぎりOK8日
 −11日 7番仔
 リリサイドの17(リリレフア) →?

【 優先祖先 】 ハーツクライ
【 基礎体力 】 ☆41

今までありそうでなかったリスグラシューの全弟ですね。

本馬の優先については父ハーツクライと4代父リファールの活性がともにMAX活性(☆)で本当に僅差で並んでおり、今のところどちらと決めつけることはできません。姉は間違いなくリファールが優先の母似産駒ですが、弟はハーツ優先の父似産駒かもしれません。

基礎体力は姉の方が優勢です。といっても☆53ですから、姉がクラシックで毎回歯ぎしりするほど善戦止まりだったのは、単に基礎体力の蓄積を待っていただけかもしれません。

大事に使われながら体力を蓄え、5歳で牡馬相手に宝塚記念を勝ちましたが、基本的な能力はすでに3歳春時点でも整っていたと推測します。

ですから姉は☆含み平均基礎体力馬(動画で言うBタイプ)のうち、後半開花型に属すると思われます。休み明けが極めて堅実なのに比べて秋華賞後のエリザベス女王杯8着、ヴィクトリアマイル後の安田記念8着などにもその性質が良く現れています。

本馬も基本姉に似たタイプかつもっときめ細かいケアが必要な馬でしょう。姉以上にジリジリし、かつちょっとスケールダウンするかもしれませんね。誕生日マイナスも深いです。

動画を見ると、弟の体は今の時点で姉よりも大きめ、普通サイズでデビューできそう。歩様自体はまずまずも、後肢が両方とも外弧歩様。前肢はそれよりも軽いですがやはり外弧気味ですね。

51 バイラオーラの18(牡)

 父 ロードカナロア
 →ぎりOK9日
 17年産なし 5番仔

【 優先祖先 】 Judy-Rae(牝・1944) ダ・マイル
【 基礎体力 】 ★63

カタログで言うほどのスプリント系かどうかは微妙ですけど。

バイラオーラは4代父(本馬の5代父)Big SpruceMAX活性で本来なら芝ダート兼用の中距離適性馬でした。

その形質は祖母バイラリーナにはよく出たのですが、祖母同様使い込むと短距離シフトする気性だったのでしょうか、母はとうとう千直で勝つまでに磨きがかかり、すっかりスプリンターとして扱われてしまいました。

本馬は父ロードカナロアミニマム期産駒で優先は母父トワイニングの系統をさかのぼり、Judy-Raeというサンインロー系のダートマイラーに落ち着きます。ダート適性はスプリント系を補うこともあるので、おそらくいろいろな条件を試されながら使われるのではないでしょうか。

なにしろアウトブリードの母でさえスプリントですから、クロスが多い本馬の適性はあくまで気性次第ですね。

またそういう使われ方に応えるだけの基礎体力と祖母譲りのMAX活性スピードが期待できますので、少なくとも鈍くさくて困るような馬ではないでしょう。

写真を見てもバリバリのスプリンターと言うには馬体のパーツにちょっと余裕があると思います。歩様はまずまずスムーズで、確かに芝馬というよりは…ダートという感じかな。左前が少し内向しますか。
全体的には癖なく歩ける仔です。

52 フェルミオンの18(牝)

 父 ロードカナロア
 →ぎりOK0日
 −4日 7番仔
 フェルミオンの17(フェルミスフィア) →ぎりOK5日

【 優先祖先 】 Raja Baba(1968) ダ・マイル
【 基礎体力 】 56

気性面さえかみ合えば…という兄妹の評価らしく…。

馬の気性を悪くする一番の原因はインブリードでしょうが、なるほど母初仔のストレンジクォーク(父メイショウサムソン)も2番仔のアップクォーク(父ベーカバド)も基本アウトブリードで父のマイナー評価を跳ね飛ばす活躍をしています。

ですから今回父ロードカナロアでもう一段上へ、という気持ちはわかるのですが、ミスプロのクロスもあってあまりスッキリしない結末になっています。

これならまだ17年産のフェルミスフィア(父エピファネイア)の方がアウトブリードで期待できますけど、16年産のレプトン(父ダノンシャンティ)はサンデークロスが強くてダメですね。

動画ではダート適性馬としては良い歩様をしていると思います。
左後肢がやや内弧歩様である他は比較的まっすぐ歩けていますし、悪くありません。

56 カイゼリンの18(牡)

 父 エピファネイア
 →ぎりBAD8日
 −16日 6番仔
 カイゼリンの17 →ぎりBAD8日

【 優先祖先 】 母カイゼリン 芝中
【 基礎体力 】 ★53

母父アドマイヤベガやその母ベガ似の流星と白がまぶしい仔ですが、いかんせん私には誕生日マイナスが深くて、手を出しづらいです。

動画では右前肢がやや内向気味でしょうか。
大きい馬のせいかもしれませんが、もうちょい機敏さもほしいです。

49 カニョットの18 →?

50 シェアザストーリーの18 →?

53 エルミラドールの18 →?

54 フィールザレースの18 →?

55 ペルレンケッテの18 →?

▼キャロットクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(No.48〜56)」への2件のフィードバック

  1. 毎日のようにキャロットの診断記事アップしていただいてありがとうございます。

    この診断記事がここ最近は毎日の楽しみなのですが、今のところ「これっ」という馬に出会えず…

    やはりテシオ理論は一筋縄じゃいかないですね。

    それでも次回特に注目している馬がいまして、取り上げていただけるものだと勝手に思っていますが果たして(笑)

    でもサイクルも合っていると思いますし、基礎体力も高いので多分大丈夫かなと。

    その馬によって今年の戦略が大きく変わってきますので、何卒よろしくお願いいたしますm(__)m

    1. えぇ、わにさん、急にそんなこと言われても…(笑)。

      基本的にアップする記事は1日前に改めて確認しながら書いていますので、さっきまでどの馬のことを指しているのかわかりませんでしたが…今わかりましたわ、そうですか…きっとあの馬のことだね。

      走っても走らなくても恨みっこなしでよろしくお願いしますw

      確かにキャロット特集2019でまだこれっという馬いませんね。
      どれかがきっと重賞を勝つというのにw

      早いもので特集もあと4回。どんどん夏が過ぎ去っていきます。

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