正月早々遠い親戚に不幸があり、現地まで葬儀に参列する運びとなったため、次回2020年初回動画は日にち内容含め、未定としておきます。
あのシルクにも追加があったのか
年末の暇に任せて2019年募集の1歳馬情報を確認していたところ、昨年のうちに追加募集が行われたクラブがあることを知った。
そのうちノルマンディーOCさんは例年通りの追加と記憶しているが、昨年は天下のシルクさんでも募集があったようだ。
残念ながらシルク分については現在すべてが満口となっている。
せっかくなのでどんな馬がリストアップされたのか調べてみたが、うーんまた残念ながら、これはと思われる馬はどちらも早々満口であった。
でもでもせっかくなので、満口ではあるものの、ご紹介しておくのも悪くなかろうと言うことで、動画代わりの読み物として三が日からブログアップしている次第である。
シルクホースクラブ2019 1歳馬解説 追加募集編
・募集番号
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・何番目の仔か、空胎など
・優先祖先
・基礎体力
74 トピカⅡの18(牡)
父 モーリス
4番仔
【 優先祖先 】 母トピカⅡ(〜芝マイル)
【 基礎体力 】 ☆☆84 (平均50)
なんとかには福がある、を地でいく掘り出し物の予感さえしてくるが…
母トピカⅡは仏1000ギニーの3着馬で、その父であるWhipper(2001)の影響が強い。本馬の父モーリスの活性値もだいぶ上がってきたが、母父Whipperにはちょっとかなわずに優先は母ということになっている。
しかし2017年に母へモーリスを付けたことには、ちゃんとした意義がある。
本馬にはぱっと見DanzigとSadler’s Wellsのクロスがある(ヌレイエフは母内で完結)が、まず母系のDanzigは動画でいつも言うようにデインヒルへとつながる「ゼロ活性」系統だから、クロスの弊害はない。
またモーリス側のSadler’s Wellsも、カーネギーそしてメジロフランシスの種付け時活性が両方ともミニマムつまり活性値0.25なので、
17年は0.25×0.25×1.5(モーリスの種付け時活性)=0.09375<0.125より、Sadler’s Wellsのクロスも弊害がないことが分かる。
もちろん18年、19年も同様のチャンスはあった(実際はエイシンヒカリとリアルスティールを種付け)が、今度はどちらも父似の馬になる可能性があって、母のスピード型を活かしながら実質アウトブリードになる配合はこの年だけだったと推測する。
体格が比較的小柄ではあるらしいが、12月の乗り込みの動画を見てもスピードがあってちょっと抑えきれないくらいに走る姿が、やっぱりスプリントの血を引くなと感じさせる。
とにかく基礎体力は申し分のないレベルであり、鍛錬次第ではいいところまでいくかもしれない。
ノルマンディーオーナーズクラブ2019 1歳馬解説 追加募集編
・募集番号
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・何番目の仔か、空胎など
・優先祖先
・基礎体力
38 マイディアソングの18(牝)
父 ディスクリートキャット
4番仔
【 優先祖先 】 母マイディアソング(ダ・短)
【 基礎体力 】 41 (平均50)
馬体診断YouTuberやーしゅん氏は他の馬を推していたので、私からはこの馬を。
というか、動画を見た限り追加募集の10頭あまりの中ではダントツに良く見える。
母のマイディアソングは元はシルクさんの募集馬で、ディープインパクト産駒。
当時それはそれは期待されたと思うのだが、いかんせん祖母フィールドソング同様3代前のガルチの活性値が7と高く、そんじょそこらの配合方針ではダート短距離適性から逃れる術がない。
で、母マイディアソングもダートスプリンターとなり、本馬もきっちりその意向を継いでいる。決して父ディスクリートキャットのせいではない。
残念ながら母のミニマム期産駒ゆえ基礎体力は低めで、母のようにじっくり力を付けていくなら4歳でも走れるだろうが、スピード優秀で新馬から勝負になるようだと、逆にピークはもっと早く訪れる可能性もある。
しかし5代血統表内では完全アウトブリードなのが心強く(父ディスクリートキャットもまた渋い血統構成なんだわ。さすがゴドルフィン)、きっと数字以上に丈夫なのだろう。
そうそう動画の何がいいかと言えば、体がパンとして腹やトモに薄いところがなく(スプリンターだしね)、首を使いながら速めの歩様でスタスタさっさと歩けるところが好印象。ダート系だけど前肢の出も悪くない。
母同様、重馬場ダートの時計勝負ならさらにいいところがありそうだ。
欲を言えば1年前のMAX活性産駒ならねぇ。(本物の兄アメージングランは残念ながらゼロ活性)
こういう馬を買って大井で走らせてみたいな。
おはようございます。
シルクはすぐ満口になってスゴいですね。
G1はまだ余ってるのに…(^^;
こっちに流れてくればいいのに(笑)
こちらにもコメントすると思いますので、よろしくお願いします。
十兵衛さん、こんにちは。
コメント承認の関係で新年お返事遅くなりました。申し訳ありません。
こちらにはぜひ気軽にコメントしてください。
私も長々と答えやすいですw
ジーワンの会員さんですか?
いずれにしろ、ここにコメントしてくださる方全てがどこかの会員さんなので、私が一番うらやましいのはズバリそこだったりします!
不思議なことにけっこう出資先はきれいに分かれているみたいですけど。
返信ありがとうございます(^^)
いちおう、東サラ、サンデー、社台、G1に出資してます。乱れすぎでごめんなさい(笑)
1番馬が余ってるのがG1なので、名指しで指名しました爆)
初めまして!いつも楽しく拝見させてもらってます。
私は17年産からノルマンディーオーナーズクラブさんで一口馬主を始め、やーしゅんさんの動画やドルメロさんのブログ、動画を参考にさせて頂いております。
今回のノルマンディー2次募集で私はゴールドルージュの18に出資したのですが、お二方のブログ、動画に名前が上がらず、不安になってコメントしました。
私がきちんと理解できているか微妙なので合っているかわからないのですが、母 ゴールドルージュの18、半弟で中央2勝のタイトロープはぐ×。ゴールドルージュ自体はき◯で「き◯ぐ×」のサイクルが回っていてる。
基礎体力も72と高い。
ネットでは母高齢で9番仔なので敬遠してる人が多いが、空胎明け2年目。祖母アグネスフェルティは初仔。
ゴールドルージュの仔では初めての父サンデー系。
というのが私なりの選んだ理由です。
いろんな方の評価をネットでも散見しますが、一口1.6万で激安な点や昨年1勝の的場厩舎という所などで低い評価が多い印象ですが、馬体も測尺もいいですし、僕は駄目な仔とは思えません。
年始からお忙しい中、恐縮ですが、ドルメロさんの見解を教えていただけたら幸いです。
たくみさん、こんにちは。
コメント承認の関係でお返事遅くなりました。申し訳ありません。
新年の動画でも申し上げたとおり、今年から個別のクラブ馬にはコメントしない方針にしておりますので、ゴールドルージュの18自身については詳細を控えますが、勉強されたことがよくわかるので、私からもおせっかいを一言だけ。
Handsome Wyn 1949
ハンサムエタ(豪) 66.11.13 10.27〜12.27 2.27〜4.27
アグネステスコ 78.3.1 ぐ○ 2.15〜4.15
初アグネスフエルテイ 85.3.28 き× 3.11〜5.11
ゴールドルージュ 02.3.9(4.4付) き○ 2.23〜4.23
タイトロープ 08.3.26(4.13付) ぐ○
ゴールドルージュの18 18.4.2(4.22付) ぐ○
これがゴールドルージュ牝系の繁殖リズム想定表です。
新しい方はネットで正確な種付け日がわかる便利な時代になりましたので、なるべくこちらで調べることをおすすめします。
https://www.jairs.jp
兄のタイトロープもそして本馬も、正確には「き×ぐ○」のサイクルなんです。
むしろ活躍した3代母とサイクルが合致しているなら、この方が好都合ですね。
もっともサイクルの間際にあまりに近いと何が起きているか分からない危険もありますし、現代はこのサイクルで繁殖が行われていませんので、あくまでも勉強されている方へ私からの参考資料と考えてください。
自分のご意志で選ばれた馬ですから、他人の評価は気にしないことです。
全然悪くない馬ですよ。
こんにちは。
先日、新年の動画でおっしゃられていたのを観させて頂いたので返信は無いものと思っておりました。
とても詳しく繁殖リズムについて説明ありがとうございます。
参考させて頂きます。
実は上記のURLのサイトはメールの後に既に登録していまして、来年募集される可能性がある岡田スタッドさんの繁殖牝馬の仔とかを調べたりしています。
とても詳しく載っていて良いですね!