▼カペラS2020をちょっとだけ振り返る

ソダシが2歳女王になったのでデータをちょこちょこいじる

引き続き残された宿題として、例のオーナー様宛てに過去19年産、20年産の配合評価を書いているのだが、その中にNorthern Dancerが優先祖先になる馬がいたので、OP馬の一例としてソダシやミッキークイーン、そしてカペラS出走のダンシングプリンスを採り上げておいた。

そして先週めでたくソダシは「白き雪の2歳女王」に戴冠と相成ったので、ちょっとデータに書き加えた際ふと「負けたダンシングプリンスくん、本当にNorthern Dancerかな?」と心配になり、ちゃーんと調べた。

するとちゃーんと徳俵ひとつ父のMAX活性として残っていると判断できたので(あらあらNorthern Dancerじゃないじゃん)、先日のブログにまず修正を入れて、そして提出データにも修正を加えた。ダンシングプリンスは見たまんま、父パドトロワ優先(C/C)でいいらしい。

昨日までは本馬は父のゼロ活性産駒だからサンデークロスも消えてよう走るんかと思っていたのでちょい残念だったが、その代わり勝ち馬のジャスティン(父オルフェーヴル・矢作厩舎)は間違いなく、母父Gone Westがゼロ活性のトレンド配合だってことに気がついた。

今週の朝日杯動画もたくさんの方に見ていただけて恐縮だが、昨今OP馬の中にこの手の軽さを求める配合が本当に増えてきた。母父は「産駒の精神」をつかさどる、が私の持論だが、コントレイルしかりジャスティンしかり、彼らのゴール前の粘り強さを見るにつけ、我慢強さ、勝負根性など、精神論で片付けられそうな領域に何か力を貸してくれるのかもしれないと感じる。

というわけでジャスティンの母シナスタジア(米国産)はよい繁殖なのだが、案の定全妹や半兄らは最適のサイクルを逃しており、本馬と同意義配合の仔はまだ出ていないらしい。ジャスティン自体が空胎後産駒でもあり、きっと再現は難しかろう。

私ならこの母シナスタジアに、来春は父の活性値7以上の芝馬を付けたい。幸い3代前のGiant’s Causewayの活性値が7ながら+α分が小さく、同活性値7の父でもわずかに父似配合に出来そう。

気をつけるクロスはStorm Catだけだろうし(キズナはダメか…メイショウボーラーという渋い候補も引っかかるw)、いや意外とSecretariatも引っかかるのか…あと1系統は魅惑のインテント系だから、すごく興味深い配合になりそう。

芝種牡馬はダーレーにいい馬がたくさんいる。サンダースノー、アメリカンペイトリオットもいけるし、ファインニードルらの短距離馬を挟むのもいい。しかしスケール感という意味なら、先日亡くなったスイープトウショウのお腹にいたという社台のスワーヴリチャードは一番のオススメかもしれない。

楽しいんですけどね、配合って。他にも考慮に入れることがあってそううまくはいきませんが。

本日は「頭の休息日」だから

なんだか全世界でGmailが調子悪いらしく、いっこうに仕事がはかどらない(さっき復帰したらしいな)。なのでこんな暇つぶしをしているのだが、もとより動画を出した翌日はあまり頭が冴えていない。けっこう根詰めて作っていますしね。

そうだ、自分、ホープフルSと有馬記念が同じ週に来るって本当に知らなかったんだよね。昨日原稿書いててホントにビックリして最後あのシメになったんだけど、うかつだったわ〜。年の瀬に2本も動画作れるのかな〜?

競馬の話はここまで。ここからは独り言になるが、最近またキーボードを買い、使わないのに新品同様のものがデスクに3台も転がっている。このうちリアルフォースと上海問屋のテンキーレスは来年売りに出す予定。

今何を使ってるかというと、主力はフィルコのマジェスタッチ・スティングレイという赤軸低背テンキーレスメカニカル。前世代がだいぶぼろくなったので、沼に落ちたとわかってはいるが、今度は英字配列を買った(新シリーズの銀軸もあるらしい)。動画制作でバックスペースを死ぬほど使うので、英字配列キーの大きさが魅力。エンターキーが小さいのがやや不安。

とにかく年柄年中使い込むので、キーボードは1時間使うとダメなものはダメに感じてしまう始末。リアルフォースも結局我慢できなかった。あれフカフカするのよね。上海問屋は逆にウルサすぎた。

そして迷っているM1 Mac miniはこの正月、スルーすることに。どうせなら次世代のMac Proほしいから。YouTuberのギュイーン徳川さんが3か月前に買ったIntel製Mac miniを64GBメモリ(MAX)に換装して、eGPU付けて、4K動画サクサク編集できるぜって動画上げたとたんに「M1Mac」登場でまぢへこむっていう動画を再び上げていたけど、まあ普通はやるせないよね〜。

オレだってまだIntel製Mac miniを32GBメモリ換装して2年経ってないもん。ただ今考えると、このメモリ換装とか自体がとにかく古い考え方だったんだなって気がつく。アーキテクチャの進化で物理問題を超えていく感がスゴい。

なんでも次世代のMac Proはminiと呼べるほどサイズダウンするそうで、今度は瀬戸さんの「大根おろし」ネタもやりにくくなるのでは? Thunderbolt端子ぜひ4系統でお願いします。経費で買えるくらい、仕事がんばりますから。

以上、暇つぶしでした。ありがとうございました。こういうの、Twitterなら誰かリアルで聞いてくれるのかな?文字数足んないね。

▼カペラS2020をちょっとだけ振り返る」への6件のフィードバック

  1. 今、母父ゼロ活性がトレンドなんですね。
    おっしゃっていたゴール前の我慢強さはYouTubeの面白配合回のシェパード犬の頭の良さに通ずるものがありそうですよね。コントレイルとかも賢いからレースをよく理解して走ってるように感じます。

    話はそれますが、ノルマンディーoc の二次募集が発表されましたね。一次の売れ行きを見て年明ける前にぶっ込んできました笑
    確か今年のクラブ募集馬診断は先日の動画で終わりでしたよね?
    他クラブ含め予定とかありますか?

  2. 物凄く参考になります。直接今年の2歳馬父のMAXかゼロかも気になりますよね。一応種付日しらべてますけど〜

    1. ジェンティルドンナの仔ジェラルディーナですね。
      これは確かに母のゼロ活性産駒ですね。
      これ、おととしくらいのブログで「このままだとジェンティルドンナの18年産はきっとゼロ活性だ」って心配した記憶があります。

      母のゼロ活性でも、父親とは違いその後ろのクロスは引き継いでしまうので、この仔はクロス盛りだくさんですね。
      回避できているのはDanzigだけかな。(グラスワンダーがゼロ活性なので)
      母のゼロもイヤだけど、モーリスもこの母には向かない種牡馬でしょうねぇ。

  3. 朝日杯動画みました!1位に選ばれた馬が自分が応援している馬だったので、凄くビックリ!!&とても嬉しかったです。ドルメロさんに選んでもらえたのならこれで仮に負けても悔いなしです(笑 走る兄達は晩成型なので、2歳戦が向くかはわからないですが楽しみにしてます。
    個人的にはショックアクションは強そうだと感じていて。欧州馬なのに不思議でしたが、動画みて納得しました。

    1. みたみたさん、動画ご視聴ありがとうございます。

      今年は朝日杯からも皐月賞に駒を進める馬がいるんじゃないかな。
      そのくらい配合レベルが高いです。
      基礎体力はまあまあ…ですけどね。

      ドゥラモンドはクラブ募集当時にもっと推せてれば言うことなしでしたが、そこまでの眼力はありませんのでw
      きょうだいの晩成型はきっとこの馬にも引き継がれていると思います。
      そういうところは最後の最後に顔を出すものなので、クラシック善戦→古馬で重賞勝ち、なんてパターンも十分あるでしょうね。

      1. いえいえ、やはりドルメロさんの慧眼はすごいですよ。ドゥラモンドは「面白い配合」という事と、「脳がシャッキリしてそう」「距離はマイル」という内容で評されていたと記憶しております。
        賢いかどうかは今のところ謎ですが、事実マイルを走ってますし。おそらくこの馬を指名、出資した方は父ドゥラメンテの適性から最初からクラシック距離を狙えると判断した方も多いと思いますが、蓋を開けたら現在の感じです。テシオ恐るべしですね。週末はどんなレースになるか楽しみです。

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