▼ドバイWCデー2018 メインは本命1強 シーマCは日本のエースに期待

まずはワールドカップとシーマクラシックから

今年のドバイWCデーで馬券が買える4レースのうち、今回ご紹介するメインのワールドカップシーマクラシックは、ある程度候補が絞れそうな気配。

ところが次回紹介予定のターフゴールデンシャヒーンは、基礎体力上では超のつく大混戦なので、勝負するなら後半の2レースがオススメだ。

 

メインWCはあの本命馬でほぼ決まり!?

 

▼ドバイWC2018 基礎体力表

(ブックメーカーオッズ順)

ウエストコースト(USA) 69
タリスマニック(GB)      50
フォーエバーアンブライドルド(USA) 41〜
ノースアメリカ (UAE)    28
サンダースノー (UAE)    63〜
ガンナヴェラ(USA)        50
パブル (USA)                  59
ムブタヒージ (USA)       44
アウォーディー (JPN)    34〜
フリアクルサーダ (UAE) 50

 

指数が流動的な馬もいるが、確定値で堂々トップなのが予想オッズでも1番人気のウエストコースト(牡4・米国・父Flatter)だ。

父FlatterはBold Ruler系の種牡馬で、自身は6戦4勝、ステークスは未勝利と、どうして種牡馬になれたか不思議なほど地味な現役生活だった。

案の定、産駒もこのウエストコーストがおそらく唯一の大物といってよく、他にはG2、G3でちょこちょこ勝つ馬がいる程度。(ただし種付け料はまあまあ高い)

ただそういう1頭だけの大物は得てして規格外の活躍をするもので、ウエストコーストも豊富な体力にものを言わせて、これからワールドワイドに暴れまくるかもしれない。

優先祖先は父のFlatterで、Flatter自身はミスプロの影響を強く受けている。

 

実力は定かではないが、体力値から一発あるなら2位のサンダースノー(牡4・UAE・父Helmet)あたりか。

この馬、2歳時には仏でG1勝ち、3歳時のUAEダービーではエピカリスを破るなどかなり早くから活躍したのだが、ちょっと精神的に煮詰まることがあるらしく、たまに「謎の凡走、逸走」なども引き起こしている。

というのも、父Helmetという馬は、しつこいほどにNorthernDancer系を集結して生まれた種牡馬であり、サンダースノーは母系と合わせると5本のクロスを生じているコテコテのインブリード馬だからだ。

いちおう優先祖先だけは、父が豪州産馬ということもあって、ギリギリ母父のDubai Destination(ミスプロ系)に移っている。

現地UAEとの相性はいいみたいなので、調整さえうまくいけば食い込んでおかしくない。

 

日本馬にもチャンスあり!?シーマクラシック

 

▼ドバイシーマクラシック2018 基礎体力表

(ブックメーカーオッズ順)

クロスオブスターズ (FRA)  59〜
レイデオロ (JPN)      78
ポエッツワード (GB)     72
サトノクラウン (JPN)    56
ホークビル(UAE)      69〜
アイダホ (IRE)       38〜
モズカッチャン (JPN)    50
カリーディ (GB)       63
ベストソリューション (UAE) 41
デザートエンカウンター (GB) 53

 

体力表からは、レイデオロ(牡4・藤沢厩舎)がアッサリ勝ってもおかしくない感じだが、上位は大変な高レベルで拮抗しており、現地での調整過程次第で明暗が分かれそうだ。
名勝負の予感がする。

 

確定値ではレイデオロの次に位置するのが、ポエッツワード(牡5・英国・父Poet’s Voice)。

優先祖先は欧州の父Poet’s Voice(GB)だが、同馬はChief’s Crown(1982)やRiva Ridge(1969)といった米国馬の影響が強いので、ポエッツワードがドバイのようなトラック芝コースでもやれる資質は十分ありそう。

NorthernDancerクロスと、もう1本Shirley Heights(ミルリーフ系)という珍しいクロスがあるが、どちらも母系で十分薄まっており、前出のサンダースノーよりは全然心配いらないレベル。

 

ここに本命クロスオブスターズが絡んできそうだが、もう1頭穴馬としてぜひ挙げておきたいのが、ホークビル(牡5・UAE・父Kitten’s Joy)だ。

おそらく当日はペースメーカーを務めるはずで、この馬のデキ次第でレースがスローにもハイペースにもなり得るカギを握っている。

優先祖先は母父のGiant’s Causeway(1997)で、同馬はそこから2代前のRahy(1985)の影響が強い。
距離そのものには融通が利くものの、Rahyは気性難で鳴らすRedGod系だけに、スピードを活かした逃げ戦法が合っているようだ。

 

いちおう馬券はこの上位4強でまとめてみたい。
日本仕様オッズ次第で(安すぎなら)「見送り」もあり。
3連単の順番次第では、思わぬ高配当もありそうだ。


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