前に一度コケた馬ばかりなんですよねぇ〜
▼平安S2018 基礎体力表
★タガノゴールド 81
メイショウスミトモ 78
トップディーヴォ 72
ハイランドピーク 72
★サンライズソア 66
テイエムジンソク 63
ナムラアラシ 59
★マイティティー 59
★★クイーンマンボ 56
グレイトパール 56
クインズサターン 53
コスモカナディアン 50(平均)
ミツバ 47
ジュンヴァルカン 44
ドリームキラリ 44〜
ユラノト 41
マイネルオフィール 38〜
プリンシアコメータ 34
ザイディックメア 34
ブライトンロック 19
(一部抜粋、★は満点の体力を受け継いだ回数)
本来なら実力断然のグレイトパール(牡5・中内田厩舎)が前走11か月ぶりを見事に快勝してしまったので、今度はその反動が気になるところ。
前走は「この休み明けこそが狙い目」と推してみたものの、こうもスンナリ勝たれると、今回は逆に「怪しい」と勘ぐるべきかもしれない。
いずれにしろ、この馬は今回も自分自身との闘いだろう。
しかし今回の人気馬はどの馬も似たり寄ったりの境遇で、
テイエムジンソク →フェブラリーS2番人気12着
ハイランドピーク →マーチS1番人気9着
ナムラアラシ →アンタレスS2番人気8着
サンライズソア →ブリリアントS1番人気14着
と、連戦を経てガス欠を起こした馬ばかり?
この中で、TジンソクはG1戦から3か月が経つので、いわゆる休み明けでリフレッシュ完了ともとれるが、何しろ前走はあの激Hペースを堂々の先行策。
そのダメージがどれほど抜け、その上微妙な1900Mという距離の延長に再び対応できるかは、走らせてみなければわからない。
それをふまえて上から順に体力表をたどっていくと
指数トップのタガノゴールド(牡7・川村厩舎)やメイショウスミトモ(牡7・南井厩舎)、トップディーヴォ(牡6・昆貢厩舎)らは、ここまでくるのにすでに体力を使ってきたベテランでもあり、上がり目一息。
ならば順位はそのはるか下になるが、これからの飛躍という意味も込めて、4歳牝馬、叩き2戦目になるクイーンマンボ(牝4・角居勝彦厩舎)に注目してみたい。
というのもこのクイーンマンボという馬、ちょっと牝系に特徴があり、体力値はごくふつーの56でありながら、過去4代のうち満点の体力を受け継いだ母が2頭おり、そのほかの2頭は最低レベルという、なんとも両極端な血筋の牝馬なのである。
だいたい2頭も満点牝馬がいれば普通、指数としてはゆうに60〜70を超えてくるはず。
彼女が体力の恩恵を十分引き継げなかったのは(将来の繁殖としても)残念だが、反対に「スピード」という面ではよい時期の種付けが重なり、かなりの上積みが見込める。
優先祖先は父のマンハッタンカフェ。
父の母サトルチェンジが優先と読む人もあろうが、母スズカエルマンボの種付け日がかなり遅く(6月15日頃)、シンボリクリスエス(1月21日生まれ)が6歳になって半年弱経過している。
そこで少し「忖度」して月日をプラスアルファし、マンカフェに落ち着かせた。
クイーンマンボ自身が青毛であることもその理由だ。
母Sエルマンボは4月29日から6月29日が良い発情期で、実は娘の種付け日がかなり微妙。
生まれが3月28日なのでちょうど4月28日頃の種付けと読めるが、もしちょっとでもこの発情初期にかかっていれば、彼女は文句なしのスピードを受け継いでいることになる。
牝馬限定のJBCなどでG1を獲れる血統背景の持ち主だ。