アーモンドアイを買わないなら全馬ちゃんと見なきゃね
今回はどんどん優先祖先から距離適性を測りたいので、いきなり体力表を掲載していく。
▼優駿牝馬2018 基礎体力表&優先祖先
ラッキーライラック 72 父オルフェーヴル
カンタービレ 72 Galileo(1998)or Bikala(1978・仏)
ゴージャスランチ 59 父マンハッタンカフェ
ランドネ 59 Aurora(1988)牝 ?
リリーノーブル 56 母ピュアチャプレット ?
レッドサクヤ 56 父ディープ or Nijinsky(1967)
サトノワルキューレ 53 Carvin(1962・仏)
トーセンブレス 50
トーホウアルテミス 50
パイオニアバイオ 50(平均)
オールフォーラヴ 47〜 母の母ワンフォーローズ ?
ロサグラウカ 47 父ルーラーシップ
アーモンドアイ 44 父ロードカナロア ?
スカーレットカラー 38〜
オハナ 38
ウスベニノキミ 31〜
マウレア 25〜
?は距離伸びて疑問の馬
まず、基礎体力で一日の長があるラッキーライラックとカンタービレは、優先祖先も距離に不安がなく、軽くは扱えない。
しかしその下となるとこれが大混戦だが、中でもゴージャスランチ(父マンカフェ・鹿戸厩舎)は、ここでダメ(抽せんもれ含め)でも秋に期待したい魅力ある1頭。
代々の種牡馬が、ゼダーン系(ネアルコ弊害0)、ブランフォード系、ミスプロ系ときて、最後にサンデー系(ネアルコ弊害0)で締めた、アウトブリード&頭脳明晰ねーさん。
母シーキングマイラブは競走でよく使われた馬なので、今までは繁殖に必要なエネルギーが貯まっていなかったが、齢15歳を過ぎてこの仔は2年空胎の後の産駒でもあり、十分イケる素材だ。
ランドネ、リリーノーブルはこれ以上の距離延長が不安ということで、次に顔を現すのが、レッドサクヤ(父ディープ・藤原英昭厩舎)になる。
マウレアやインディチャンプらと接戦しながら、無理せずレースを選んでここまでたどり着き、しかも決して「切れすぎない」持続型の脚。
いかにもディープというよりはNijinskyであり、そして欧州血脈は広いコース向きでもある。
ここへフローラSが1頭だけ異常に強かったサトノワルキューレ(父ディープ・角居勝彦厩舎)を加えた4、5頭で、馬券をまとめてみたい。
大穴でよければこちらもどうぞ
最後に体力表の一番下にいる、マウレア(父ディープ・手塚厩舎)を挙げておく。
種付け日から見て、残念ながら姉アユサン(桜花賞勝ち)ほどのスピードは受け継いでいないことは確か。
が、この馬の体力値が下位で不確定なのは、母系に9歳時の産駒が2頭はさまるからで、決して虚弱体質ではない。
それどころか、その2頭とも満点の体力を受け継いだと仮定して、さらに自身が空胎の後の産駒であることを加味すれば、一角崩しがあって全然驚けない。
優先祖先は父ディープで決して長距離指向ではないが、コース適性は抜群にいい時期なので、気楽に一発狙ってもらおう。