日曜の京都は芝の千四を取り上げておきます。
▼日曜東京5R 芝2000
レースは芝の二千なのだが、意外とこの条件適性に疑問のつく馬が多い。
おそらく人気が予想される
9番サトノラディウス(牡・父ディープインパクト)
なんかもそのクチ。
加えて彼は基礎体力が低く(38)、今シーズンはこの手の人気馬がことごとく沈んでいることもあり、ここは見送り。
またOK判定馬の中でも、
4番オンマイオウン(牝・父ダンカーク)
父がダンカークだからではなく(ダンカークは劣性期)、クリスタルグリッターズという欧州マイラー系の血を引くので、本馬は二千だと1ハロン長い気がする。
そこで距離に全く不安のないOK馬を挙げると、まず
6番のトーセンキール(牡・父トーセンジョーダン)
あたり。
これも父が劣性期中のため、優先が欧州母系のパドスール牝系に突き当たるので、当然二千くらいではビクともしない感じ。
さらに
10番のトリックスター(牡・父スクリーンヒーロー)
も父が劣性期で、優先は母父Dashing Blade(MAX活性)からTropique(1952)という仏馬に当たる。
TropiqueはエクリプスS(10F)やコロネイションC(当時11F)を勝った中距離馬で、適性だけなら本馬がメンバー中随一。
この2頭は基礎体力こそ平均そこそこ程度だが、新馬ならまだなんら問題ないレベル。
当日パドックで見比べて、良く見えた方を買うことになる。
▼日曜京都4R 芝1400
ここは走り頃の馬が多数おり、大激戦。
3番 ヴィオラピューロ(牝・父ディープブリランテ・体力66)
9番 スカイノブランチ(牝・父ディープブリランテ・体力72)
この両ブリランテ牝馬がOK判定。
基礎体力もしっかり保有。
他にも気になる馬がいて、たとえば
15番 ガデスチョイス(牝・父キンシャサノキセキ)
は基礎体力が脅威の★★★94!
つまり本馬はここ3代にわたってMAX活性を継承する牝系で、函館2歳Sを勝った母のファインチョイス(父アドマイヤムーン)がまだ若いので、クラブ馬やPOG選択の穴候補として産駒を毎年1頭ぜひどうぞ。
ガデスチョイスのサイクルは「ぎりBAD7日」なので、ハズレの危険も相当あるけれど。
大穴候補も多くて
13番 パッションフラワー(牝・父ロードカナロア)
18番 エイシンオルデン(牝・父ショウナンカンプ)
これらがぎり判定馬。
特にパッションFは優先がカナロア自身で、基礎体力★66なので、ぎりOK8日判定にゴーサインさえ出せれば、買える馬になる。
Eオルデンの母Eルーデンスは、思い出の逃げ馬。
1999年、当時暮れに行われていた阪神牝馬特別というG2重賞で、ハイフレンドコード×エイシンルーデンスで決まった万馬券を友人家族達の目の前でドカ当てし(万馬券なのになぜか厚く均等買いしすぎて大爆発)、その夜は十数人でしゃぶしゃぶをたらふく食った(おごらされた)という夢のような思い出(遠い目…)。
Eルーデンスは3歳時のチューリップ賞でも馬券を取っていたので、なんとなく相性のいいお馬さんだった。
もとい、その娘・オルデンは基礎体力低めの44で、ぎりBAD4日判定。
最後に判定が揺れている「?」馬を1頭ご紹介。
8番 ルリユール(牝・父ノヴェリスト)
Night Shift優先で基礎体力★47の初期勝負型。
先日もNight Shiftの優先馬が千四の新馬で走っており、日本での芝マイル適性は確かだろう。