ヒシイグアスは確かにここでは配合上位だけど
【 ラジオNIKKEI賞2019 基礎体力表 】
アドマイヤスコール 56
インテンスライト 50
ウインゼノビア ★59
ギルマ 59
ゴータイミング ★☆69 母サラフィナ
サヴォワールエメ 59
ダディーズマインド 59
ディキシーナイト 59
ヒシイグアス ★★70 母→サザンヘイロー
ヒルノダカール 50
ブレイキングドーン ★53 Vピサ
マイネルサーパス 38
ランスオブプラーナ ★63
ブレイブメジャー 47
ポルーニン ☆59 Fデピュティ
レッドアネモス 44
美浦は改修工事で8月いっぱいWコースが使えず、関東馬はその間基本的にポリトラックや坂路で調整されることになる。
今週のラジオNIKKEI賞2019でおそらく上位人気になるヒシイグアス(牡3・堀厩舎)は、表の通り配合面でもトップレベルで、ここに雨の巧拙が味方すれば勝ち負けになっていい存在。
ところがこの馬は普段主にWコースで調整されている馬で、なんとか閉鎖前の2週前までは強めの追い切りで仕上げたものの、今週の最終調整は坂路に。
厩舎から「一番良いときよりちょっと重いかな」みたいなコメントも出されており(けっこう良心的)、この手の人気馬が一番手を出しづらい情勢になっている。
やっぱ、夏は関西馬上位でいいんじゃないの?
先行脚質のヒシイグアスにとって、今回は展開面もあまり味方しない。
皐月賞でも先行したランスオブプラーナとダディーズマインドはじめ、かなりの馬が先行したいクチで(だからこそ大挙福島参戦という話も)、おそらく馬群は前後真っ二つに分かれそうな気配。
だからといって後方一気が決まるコースではなく、3番手くらいで我慢した馬がそっと抜け出して終了〜(レッドアネモス、ディキシーナイトあたりね)ということもありうるwww
そこでここはいつもの血統面と「なにひとつ心配なく仕上げられる関西馬」「差し脚質」という観点から、穴っぽい2頭をピックアップしておきたい。
▼ゴータイミング(松永幹厩舎)
クラシック路線には乗れずじまいも、一息入れたあとの前走自己条件が強い勝ち方。
ユタカJ曰く「折り合いに課題あり。上のジェニアルと似ている。きれいな芝の良馬場希望」ということで、これらは今週の福島に合致したりしなかったりいろいろ。
どうやら差しで脚質は固定されていくぶん安定感は増しそうも、距離延長と外枠は?だし、かといって内に入って忙しく揉まれる競馬もどうかと(大敗の東スポ杯は外枠がもろにアダ)。
ユタカJはどうするんだろ?
前走は確かな成長が感じられたので、今回走れば本物。
▼ブレイキングドーン(中竹厩舎)
まあハッキリ言って「春は途中からどうしたんだろう?」という失速ぶり。
強気の4角先頭ホープフルS、混戦をさばいて権利を取った雨の弥生賞を見れば、小回りコースで、重い芝で、追い込みに近い差し脚を持つこの馬の一発があってしかり、なのだが…。
肝心の本番で全く抵抗できず、京都新聞杯はガス欠模様…と本当なら立ち直り気配を見るまで買いたくない感じも、彼にとって今回あまりに好条件が押し寄せている気がして、★馬でもあり人気がないならちょっとだけ、ね。
でも皐月賞のような競馬では届かないんでしょう、きっと。
そうそう、関東馬でもポリトラック使いの戸田厩舎ならポルーニンは面白いかも。これが大穴かな?
中京CBC賞は★81アウィルアウェイが適条件でいよいよこの夏進撃開始か?