▼ラフィアンターフマンクラブ2019 1歳馬最速解説 牡馬編(No.4〜19)

6月20日からラフィアンさんの第1次募集が始まっています。

今年はウインさん募集馬のデキがまずまず良かったので、それに比べると総じて小粒かなという印象です。

※最速解説のトリセツ2019(必読)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって?の全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬を一切目にしていない。判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい

ラフィアンターフマンクラブ2019 1歳馬最速解説 牡馬編(1)

・募集番号 
・母馬名の18(今回はすべて牡馬)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番目の仔か
 ※17年産の評価はなし

5 コスモクラッベの18

これは父のゼロ活性馬でしょうね。

父 ゴールドシップ
→ぎりBAD2日
+10日 7番仔

【 優先祖先 】 Victoria Regina(牝・1958)
【 基礎体力 】 ★75

予定日よりもう〜んと遅れた生まれでないならば、本馬は父ゴールドシップのゼロ活性馬で間違いないと思います。芦毛ですけどね。

この年のゴールドシップは5月初旬の種付け分まではMAX活性期扱いです。

生涯中でも一番強く自分の形を仔に伝えることができる年なのですが、本馬の種付けはそのリミット日よりもさらに3週間以上遅いので、普通の計算上ではこれは活性が全く伝わらないゼロ活性と判定されます。

もっとも馬の誕生は予定日よりいくらでも遅れることがあるでしょうから、あくまで一律計算上の話です。

優先祖先のVictoria Reginaはカナダ産馬。米で8勝を挙げた活躍牝馬ですが、おそらくはダート実績でしょうから、本馬もいちおうダート適性があるのではないかと思います。

コスモクラッベは祖母ビンゴハナコMAX活性産駒。
本馬は基礎体力十分で、クラブ馬には最適な候補です。

8 サザンレイスターの18

活躍馬の全弟ですが、祖先は全く違います。

父 シニスターミニスター
→ぎりBAD2日
なし 7番仔

【 優先祖先 】 Old Trieste ダ・マイル〜
【 基礎体力 】 ★78

全兄のマイネルバサラは交流浦和記念を勝ったダートの活躍馬。
兄の年の父シニスターミニスターミニマム期で、優先は母系のNorthern Sea(牝・1974・ダートマイル)あたり。

対して本馬は父シニスターの活性値が一番高いので、優先は父を経由して祖父のOld Triesteになります。ま、どっちもダート馬ですけどね。

兄(白なしの鹿毛)と風貌が全然似てない(大流星にソックス2本)のはそういうわけです。

3代母Miss Profileはちょっと変わった牝馬で、計算上は父サドラーズウェルズと母Katie Mayダブルゼロ活性馬です。

しかし母のゼロ活性は相当に際どいので、兄の活躍もあって反対にぎり★MAX活性産駒としてあります。
兄は32戦して6勝を挙げているとても丈夫な馬でしたのでね。

うまくいけばこの馬も良いクラブ馬になるでしょう。

14 ピノブランの18

おもしろい優先過程をたどる1頭です。

 父 ドゥラメンテ
 →ぎりBAD4日
 +15日 5番仔

【 優先祖先 】 3代母マーサズヴィンヤード
【 基礎体力 】 50

ピノブランは母父クロフネMAX活性産駒で、本来ならダート馬がポンポン出てくる牝系なのですが、実は4代前のニジンスキーがさらに活性の高いMAX活性+αで、全体に芝色を強めています。

現役姉のリープフラウミルヒ(父ステイゴールド)はそのニジンスキーがもろに優先で、現に札幌の洋芝をこなしたり、稍重の東京(広いコース欧州系)で勝ったりしています。

ただ本馬は3代しか母系をさかのぼれず、したがって言われるほど芝を走れるかはわかりませんが、優先の3代母マーサズヴィンヤードにも芝の適性があることは間違いないところ。

加えてマーサズヴィンヤード自身はトラックコース適性の高いLady Angelaあたりに優先を持つので、もしかしたら本馬は小回りの得意な芝馬という可能性もあるでしょう。

ちなみにニジンスキーは主にダート短距離馬(一部芝も走った)のニアークティックが優先ですが、形はトラック型ではなくストレッチ型(欧州系)とされています。

ちょっとおかしいと思うかもしれませんが、ニアークティックが距離をこなせなかったのは気性と折り合いに難があったからという専門家もいます。

ニアークティックが本当の資質を発揮したのは種牡馬入りしてから。
現役時代は本来の得意な形と異なる舞台でがんばっていたのかもしれませんね。

16 フライングメリッサの18

兄よりスケールは1枚劣りますが芝を走れると思います。

父 グラスワンダー
→ぎりOK4日
なし 5番仔

【 優先祖先 】 グラスワンダー
【 基礎体力 】 69

配合は父ジャンポケ優先だった半兄のマイネルラフレシアと同じ方向。

加えて兄は母フライングメリッサMAX活性産駒だったため、早熟ではありましたが活躍馬となりました。

ジャンポケといえば府中の鬼(兄も)でしたが、本馬の父は左回り不得意(といわれた)グラスワンダーに変わり、ちょっと適性が異なるかも。

グラスワンダー自身はその父シルヴァーホークではなく母系のフランス血統が優先で、よくある「祖先の母国に左回りがない」ゆえの右回り得意馬だった可能性があります(広いコース自体は向いた)。
それでもよく走りましたし、誤差の範囲ですかね。

牝系はダービー馬を出した基礎体力にあふれるバブル系で、兄以上に馬体が大きく出れば本馬も良いクラブ馬になるでしょう。

19 マイネエレーナの18

17年産の全兄とは風景が一変します。

 父 スクリーンヒーロー
 →OK
 +1か月4日 3番仔

【 優先祖先 】 ロージズインメイ
【 基礎体力 】 50

17年産全兄マイネルヘルトとの最大の違いは基礎体力。
兄は母マイネエレーナMAX活性産駒で、基礎体力72(★はなし)。
対して弟はミニマム期で平均点の50。

優先はどっちみち母父ロージズインメイが強いので両者ともにダート適性大だと思いますが、兄はTell a Secret(牝・1977)まで優先世代が伸びてスピード系、弟はもう少し距離があってもいい感じでしょうか。

2頭の誕生日が1か月以上離れているので、判定はどちらもOK。
であれば、普通に考えて兄の方が扱いやすい感じですね。

クロスがとても多く見られますが、母系のNorthern Dancerはちょうど0.125まで薄まっており問題なし。
Haloも大丈夫。ノーザンテーストだけが少し残ります。

なんでも兄は仕上がりは早いもののテンションが上がりやすく、何かやりそうな怪しい雰囲気の持ち主なんだとか。

頭が良いのか気性面に問題ありなのか…本馬も同じ配合だけにちょっと気になるところですね。

4 コスモキララの18 →?

6 コスモスプラッシュの18 →?

7 コスモルビーの18 →?

9 シーナリーの18 →?

10 ストレンジラブの18 →?

11 テイエムプリンセスの18 →?

12 デライトシーンの18 →?

13 パールイアリングの18 →?

15 ビラゴーティアラの18 →?

17 マイネイディールの18 →?

18 マイネエポナの18 →?

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