ま〜た今年も小倉が荒れてるよ
以前某サイトで書いた自分の競馬記事に、冬の小倉は超万馬券を狙って獲ることができる数少ないシチュエーションであるという理論があった。
さすがに今年はまだ1000万とはいかないが、すでにチョロチョロ小爆発の兆しを見せており、残されたあと2週開催の間に1本くらい超弩級の馬券が出てもおかしくない雰囲気はある。
過去記事はまだ血統に手を付けていない時代のデータ重視資料なので、今回それと血統分析を合わせて、現実的に今週からの3連単100万馬券と(タイトル釣りじゃねえかよ!)最終週の小倉大賞典的中を目標に、今日から備忘録を積み上げておく。
2020年小倉開催芝中距離以上の好走馬たち(1勝C以上)
○小倉1月18日(土)
8R1勝C 1,800稍重 1.50.0
7フラル Soviet Moon〜ヴイミー 函館千八連続2着 小倉デビュー以来
3ピノクル キンカメ 小倉未勝利勝ち 稍重(0022)
1ソルドラード ロードカナロア 函館未勝利勝ち
11R愛知杯 2,000重 2.01.1
9デンコウアンジュ Mountain Flower 福島中山重賞好走 稍重Vマイル2着 小倉初
5アルメリアブルーム Navajo Princess(芝ダマイル) 稍重〜不良で(1202)小倉(1002)
11レイホーロマンス 母(芝中)〜サンデー 小倉で初勝利 稍重中山牝馬S2着 小倉記念4着 久しぶりの重馬場
○1月19日(日)
9R1勝C牝 2,000重 2.03.0
2ナルハヤ 母〜トリッキーコード(芝ダマイル) 不良で未勝利勝ち
3エリンズロマーネ サワヤカプリンセス(芝ダ短) ?
6ハートウォーミング ハーツクライ ダート→芝2戦目 次走も連続好走
12R呼子特別 2,600重 2.43.6
7ワセダインブルー ハービンジャー 稍重(1010)小倉初
5ピエナアラシ ハービンジャー 稍重(1022)ダート→芝 小倉で1勝C稍重3着あり
4ヒラボクメルロー Barathea(芝マイル) 次走勝ち 小倉(1100→2110)小倉重2着
○1月25日(土)
9R1勝C 2,600稍重 2.41.5
2ウインレーヴドール タニノギムレット 稍重(0201)福島特別2着
1サンサルドス 母〜Spectacular Bid(ダ中) 小倉初 福島(1101)函館札幌連続好走
7ディーグランデ Madam Jerry(ダ・マイル)? 函館同条件2着
12R脊振山特別 1,800稍重 1.49.5
2ナリス 母〜ダンデイルート(芝マイル) 小倉未勝利勝ち
8パルフェクォーツ NorthernDancer ダート→芝 夏同条件3着
3マイネルウィルトス Royal Gem(豪・芝マイル〜) 稍重以上で(0120) 札幌連続好走 小倉初
○1月26日(日)
6R1勝C牝 1,800重 1.50.5
1メトロポール 母〜Sharpen Up(芝マイル) 小倉初
10ブライティアセルバ (母系) 未勝利馬 ダート→芝ローテ 中山(0121) 小倉初
6ミアグア ルーラーシップ 未勝利稍重勝ち 小倉夏同条件重3着
9R1勝C 2,000重 2.04.5
5レッドアウローラ Halo(芝ダ中)?
6ディーイストワール 母エレクトラレーン(芝マイル) 中山未勝利勝ち 小倉初
7ブレーヴユニコーン エアグルーヴ 未勝利馬 小倉初 芝ダ3着あり
10R壇之浦特別 1,800重 1.50.5
1ダブルシャープ 母〜マルゼンスキー ダート→芝 OP経験格上
3ミヤビパーフェクト 母〜ホリスキー 小倉連勝 重(1010)
13ドゥオーモ Where You Lead(芝中)〜Raise a Native(ダ短)デビュー勝ち 2年休養 1年休養 函館1勝C勝ち 小倉初
○2月1日(土)
7R1勝C 1,800稍重 1.51.5
3カヌメラビーチ 母〜メジロライアン ?
2ラストヌードル 母リュヌドール(芝中)小倉初 稍重新馬勝ち
1ハギノベルエキプ Sauce Boat(ダ短)
9R1勝C牝 2,000稍重 2.06.2
4レッドアルジーヌ 〜クリスタルパレス(芝中) 小倉(2013)
5ミチビキ Victoria Regina(ダ・マイル) 小倉初 稍重未勝利勝ち
2ハートウォーミング 前出
11R海の中道特別 2,600稍重 2.43.3
6トーホウアルテミス Unbridled’s Song(ダ中) 小倉(1020)
4テーオーフォルテ 母〜アスワン(芝中) 小倉で同条件勝ち
稍重新馬勝ち
1ディバインフォース Eva Luna(芝長) 函館勝ち 菊花賞4着格上
○2月2日(日)
9R1勝C 2,600稍重 2.45.4
1ヒラボクメルロー 前出
4ロビンズソング 母チアズメッセージ ダート→芝 小倉2戦目
8スターオブジーン ディープインパクト ダート→芝 初距離 376キロ
12R宝満山特別 2,000稍重 2.03.0
1ダディーズトリップ Raise a Native(ダ短) 小倉(2100)
札幌稍重3着
2ウレキサイト 母〜サドラーズウェルズ 中山新馬勝ち 小倉稍重3着
5ワタシヲマッテル ローエングリン 夏12番人気2着
(あくまでメモだからね、読み取れなかったらごめんね)
小倉好走馬データからのまとめ
●優先祖先は断然芝適性が有利
テシオ理論で重賞を見るようになってから1番驚いたことが「時計のかかる芝レースでは総じて芝適性馬が有利」であることだ。
普通どう考えても、また相当のベテランであっても「パワーがいる馬場は父ダート血統でも走れる」という方がいる。
しかしご存じのようにテシオ理論では父の劣性期は形を継いでいないという考えだから、馬の形で見たときに荒れ馬場ではこんなに芝適性馬が有利であるらしいことには、今までまったく気がつかなかった。
●でも稍重や洋芝の適性等は見ておくと安心
優先祖先がどうであろうと、実際走ってみて得意だという事実は動かしがたいものがあるから、やはり過去の稍重〜重成績は振り返っておくといい。
またホッカイドウの洋芝や福島、中山適性の有無と実際にダートを走ったことのある経験値(地方時代でも可)は役に立つ。
●小倉適性で走る馬と小倉初見で走る馬の2極化
これもテキスト通りなら小回りコースには小回り適性が問われる、というのが基本的なテシオ理論的馬体アプローチだと思う。
しかし下級条件では他のファクター(リフレッシュ明け、コンプレックス解消など)も影響するのか、小倉競馬場が全くの初めてとか、この冬来たばかりで滞在中とか、そういう小倉馴染みのない馬たちの成績が妙に良すぎる。
体感的には「小倉なじみVS.小倉初見」は1対1くらいのインパクトがある。
●そしてデータによる消去法では「本当の穴馬」を救いきれない
最後にデータ馬券の面白くないところがここで、考えれば考えるほど、データと突き合わせれば合わせるほど、穴馬はスルッと私たちの手から逃げていく。
当日なぜ馬に人気がないかといえば、前走も前々走も、なんなら「去年冬の小倉以来」ちっとも走っていない馬たちの巣窟であるからだ。前走のポンコツ具合をいかに自分の頭から消していけるか、今度こそ得意コースに帰ってきたという意識で順位を人気馬より上位に持っていけるか、そこを試される勇気が「100万馬券」に到達する最初の関門である。
第1回終わり