今回は半分ガチのデータでお届けします(Dタクトもいるよ)
なにがガチかというと、おそらくノルマの会員さん以外は「どの馬がどのデータかわからないだろう」ということ。
つまりいったんは馬名と現在のクラスが書かれていないデータでお届けする。引退した馬は除くから、どれを選んでもいちおう現役馬に当たるわけだが、その行く先は千差万別、山あり谷ありの競走生活が待っている。
このいじわるなデータから、ぜひあなただけの1頭を選んでみてほしい。
さらに文字が小さくなって申し訳ない。シルクさんよりデータがデカいのに、がんばって1ページ設定にしたのが間違いだった。横向きにしたり、ピンチアウトしたり、PCの大外面で見るなりしてほしい。
さあこの表をご覧いただきながら、ノルマンディーOC4・5歳馬たちの特徴をお話ししていこう。
自然サイクル馬がかなり多い
今回私がぜひノルマンディーOCさんを見たいと思った第一の理由がこれ。ここまで自然か薬剤かをちょっと下調べしただけでも「岡田スタッド」産馬の自然率はかなり高いことがわかっている。それならノルマンディーOCさんを調べてみる価値はあるだろうというワケだ。
ただし、この仮説はあくまで私の妄想でしかないので、いちおう自然サイクルといえる範囲は「自然サイクルが予想できる日の前3日〜後5日」ということにしてある。早い日付は薬剤の可能性も残るので3日、遅れは自然の可能性も高まるので5日くらい許容している。けっこうゆるゆるだ。
そして岡田スタッド産馬の場合、この自然サイクル前3日あたりに種付けする馬がとても多い。それが薬剤の可能性も十分残るとみて、今回はあえて「自然①?」のような?表示にしてある。どっちにしろ月のサイクルが表なら月の評価自体はS→Aになるだけで、そんなに落ちることはない。
もしこの自然志向がホンモノなら、岡田スタッドは「確率は悪いかもしれないがとびきりの大物が出る土壌を秘めている」生産者だと思う。
複数回付けは少なく初回発情は多い
これは岡田スタッドに限らず募集馬全体としての印象だが、種付け回数で無理をしていない反面、やはり中小の生産馬では初回発情馬がとても多い。
月の評価を調べる前に、あらためて初回発情に関するJRAの動画等を見たが、やはりJRAとしては「止めるとは言わないがこちらでは推奨していない」という玉虫色コメントに終始している。
当然それは生産者側の経済的側面も合わせての発言だろうが、なにしろサラブレッドには自然配合に任せるとどうしても(順調な生育ならなおさら)1年に少しずつ日にちが後ズレし、やがて「1年1頭生産」ができない年が出てくるという生産ジレンマがある。さりとて意識的な空胎にはなかなか踏み切れないし、不受胎は大打撃ということだ。
そう考えれば初回発情馬が世に多く出回るのは仕方がないし、今回私の評価も戻さざるを得なかった。が、初回発情付け自体が母馬に負担を与えることは間違いなく、そもそも若い母馬の初回発情でないと種が付きにくい。
よってたとえば初回発情のクラブ活躍馬の下、つまり「初回の下」をどのくらい評価するか、これはかなり意見が分かれると思う。私なら
初回発情スターは若い母だけが出せる特権。よって初回の下以降は様子見
でもいい気がする。初回発情種付け経験済みの若い母産駒よりは、無理していない中堅母の薬剤①でもね。空胎になったら話は変わるけど。
初回発情に限らず、薬剤や出産の話については、月の評価イベントが落ち着いたらまた少しまとめようと思う。素人がわかる範囲で、皆さんとも知識を共有しておきたい。
月の評価は高ければ高いほどよい
この分ならたとえ中堅クラブであっても、総じてS〜A評価さえ持っていれば、あとは自分の好みで攻めていける気がする。ノルマンディーOCさん勝ち上がり率等の正確なデータはないけど、印象からしてS〜A評価の生き残り率は相当だろう。姿形に気に入った馬がいなかったときだけB評価へ浮気したらいいし。
これでなければ、月の評価を出した意味はないし。
次回はノルマンディーOCのマスク外したデータ全部をちゃんと掲載し、さらにウインRCさんを調べてみようと思う。