あまりの自然志向に驚いて追加調査を開始
先日募集が終わったウインRCさんの2次募集馬たちが、あまりにも自然派ばっかりだったので「これはひょっとすると、1次募集からそうなのでは……」という疑惑がムクムクと湧き上がり、今回の追加調査となった次第。
さっそくその結果をご覧いただこう。
ウインRC1次募集馬 月の評価付き一覧表
(図が小さくて申し訳ない)でも、非常に興味深い。
ウインRCさんの1次募集では、募集頭数の少なさとは裏腹に、自分は6頭もの馬に注目している。今ついている印は当時のまま。そのとき自分が何を感じていたかは記憶がないけれど、まあ全部良く見えたんだと思うw
しかも後半にいくにつれて馬体の小さな馬が多くなり、本来の私の基準ならオミットだったはずなのに、なぜかそこから3頭も!ピックアップ。そしてそれらがすべて「S」評価という不思議……。
もちろん競走馬としては相変わらず体格のハンデはつきまとうものの、なにかこう一発やってくれないかなと期待したいものがある。
ということでウインRCさんは1次募集でも、自然の香り満載の馬たちを会員さんに届けていたのだった。
これがもし「裏」判定の評価をアップしていたら
で前回改訂した月の評価一覧だが、お話ししたように、もし月のサイクルが裏の馬の評価を最大「B→A」にアップすると、上の表はそれこそ「A」評価であふれ、私のイチオシである3番ウインティアラの19などは、月の評価上では5番コスモヴァレンチの19に逆転されてしまう。
じゃあそこで私の印も逆転するかというとそうはならないが、しかしドルメロはかなりのアマノジャクぶりを発揮して、3番を本命にしたように思われてしまう。
やはり実践上、裏サイクルの馬をこれ以上の高評価におくことは難しいのではないだろうか。手応え的にはAだけどね。
もし再び評価に大きなメスを入れるとすれば、それはこの子たちがデビューした後、すべてが明らかになってからでよい気がする。
月の評価は、ノルマンディーOCやウインRCさんのような自然志向が強まるクラブでは全体に良く見えがちで、クラブ内における募集馬同士の比較がややボヤける傾向にあることはわかった。
しかしそれは決して悪いことではなく、たとえば横との比較、クラブがどこであってもそこで良い評価を得た馬は、他のクラブとの比較において優位性を発揮する可能性が高い。つまり中堅でもB評価をもらえれば、大手クラブのD評価には負けないぞ、という希望が持てるのではないか。実際、その手応えはある。
次はもっと実践的に「結果」をみていこう
いずれにしろウインRCさん2歳世代の結果が出るのはまだ先のことであり、ここからはもう少し「現実的な」結果を見ていかなければならない。未来を想像だけしていても始まらないからだ。
そこで次回は、読者さんからのコメをヒントに「ここまで今年2021年の重賞勝ち馬を月の評価風に見たらどうなのか」を調べていこう。そして時間があれば今週末の重賞・注目レースから面白そうな馬を探ってみよう。小倉大賞典、京都牝馬S、ヒヤシンスSなんかもいいね。あ、ダイヤモンドSはちょっと裏っぽい馬が集まりそうで、なんか違うかもなあ……。