▼【改訂】ドルメロ「月の評価」表 第2版を提示します

いくつか知見が得られたので月の評価に修正加えてみた

今週もウインRCさんの1次募集馬や今年の重賞勝ち馬などを例に、実情と月の評価のすりあわせをしていくが、その前に、今までの検証から表を少し手直ししたので、今後はこの表で評価していく。

ドルメロ 月の評価表 修正第2版

今回の修正点、据え置き点とその考え方

(1)評価値そのものは大きく変わっていない

いや実を言えば最初、裏サイクルの馬を中心にB→Aのようにもっと評価を上位に変えようと思った。

しかしその新基準でウインRCの1次募集馬を再考すると、何というか、軽いインフレ状態を起こすというか、せっかくの評価がうわずって見えるのである。

それはウインRCさんつまりコスモヴューファーム生産馬に自然サイクル馬がめちゃ多い証であり、生産現場としては好ましいのだろうが、クラブ募集馬の比較法としてはちょっと差別化しにくい。

ウインさんがとてもいいクラブであることは認める。認めるが、S評価連発だから来年はウインがクラシックで天下獲るぞ、とは言えない。社台系の「S評価」とはやはり何らかの差はあるわけで。

また表の自然サイクル馬にもっと重きを置きたいこともあり、裏の自然サイクル馬は今回も「B」で据え置いてみた。

ただ今回評価を据え置いたことで、このS〜B評価が、各馬の「内包スピード順」に並んだのではないかと思う。これはクラブ規模関係なく。もちろんS〜Bには「勝ち上がり率」「現役生活期間」の増加が見込めそうであることは以前にもお話ししたが、加えて

月のサイクル裏の馬は、すごいスピードはないけれど、持続制御しやすいスピードで距離が保つ

という独特の特徴がある(と思う)ので、このS〜B評価が内包スピード順そのものを表す、つまり表しかないS>A>Bの順に産駒がスピードタイプに出やすい、また裏のBやCの方が距離が保つ、と考えたらどうだろうか。その意味でもB→Aの昇格は今少し慎重でいたい気がする。

というわけで今回実際に評価を変えたのは「表の自然サイクル②」を「A」に昇格させたくらい。空胎後と自然サイクルには「強いリセット効果」が感じられるので、試験的に昇格させてみた。

あとは細かい点だが、

(2)空胎後の②回付けは、あくまで②回目のイベントで評価する

2回目の種付けが自然なら自然②、薬剤なら薬剤②だ。だから「表」の「空胎後」でも薬剤②なら「D」になる。③回目以降は空胎後、薬剤ともに「E」でいいだろう。

ただし、たとえば「初回発情→自然→自然」の③回目受胎した馬、実はこのような重賞勝ち馬もいるにはいる。分類上は全部「自然」なので少しは恩恵があったのかもしれないが、そういう細かいところまでわかる時、わかる上級者は、それなりの判断をしてもいいだろう。私はそこまで危ない橋を渡らないが……。

(3)(+)と表記していたスパイス馬は、以後「表」の馬だけに表記する

裏にもスパイスの馬はいるが、裏である以上そこにあまり意味はないので。

これは先週の共同新聞杯を勝ったキャロットCのエフフォーリアが該当する。本馬は私の見立てではサイクルが「裏」の②回付け「初回発情→自然②(+2日) スパイス付き」という旧評価の「C+」にあたる馬だ。

エフフォーリアの場合、まず②回目の種付けでの受胎ということもあって、その時点でスパイス効いてるとは言いにくいのだが、もし彼が①回目受胎であっても、新基準では単なる「C」になる。

(4)流産後を空胎後とするかは「流産の状況にも因る」

これは根岸Sを勝ったレッドルゼルのようなケース。彼は流産後の②回付け(自然②? +6日)という受胎で、母にさほど負担がかかっていなかったのなら、半分は空胎後みたいなものかなとも感じられる。

ただ馬の流産の定義はかなり広く、そこはまたJRAの動画等を見てほしいが、超早期に胚が死滅してしまうケースも、出産までに胎児を喪失してしまうケースもみな流産というようだ。そのダメージ度合いはわからないので、流産後の評価は慎重に行いたい。もっともルゼルのような元気な仔が生まれていれば、そう心配はなかったのだろうが。

というわけで、今週はこの第2版を使ってさらに評価を進めていく。次回ではウインRCさんの1次募集馬を、その次に2021年ここまでの重賞勝ち馬たちを、もし時間があればその次に週末の重賞出走予定馬を「月の評価」で見ていきたい。

▼【改訂】ドルメロ「月の評価」表 第2版を提示します」への2件のフィードバック

  1. ドルメロさん、こんばんは。
    中級編、フェブラリーステークスの動画も拝見しました。
    チュウワウィザードがサウジ、クリソベリルが怪我というこのタイミングでどの馬が勝つのか、個人的にはものすごく注目しています。

    月の評価表も面白いですが、調べるのは本当大変ですね。
    さっき空いた時間を使って、今年デビューの出資馬達を先程見てみましたが、2頭は初仔でした。
    残り2頭は自然サイクル①で、ちょうど30日の仔と31日の仔だったので少し驚いています。

    その中でふと気になったのですが、母高齢や連産は月の評価では考慮されないのでしょうか?
    キズナのように高齢でも前年空胎の爆発力はすさまじいとかんじますが、自然サイクル馬でも連産の場合は少し爆発力が小さくなるのではないかと感じています。

    今週末には今年のユニオン募集馬をもう少し見て勉強してみたいと思いますが、個人的には1回で受胎した産駒を狙いたい思いが強くなりました。

    1. ピーヤさん、こんばんは。
      フェブラリーS、けっこう難しいですよね。

      月の評価については、ウインRC1次募集馬のように2度目の馬を調べるのは、なぜかすごくおっくうですw
      また当時選んだ馬が……だったりするとガッカリしますしね。
      新しもの好きなので、2次募集のような新データをいじる方が大好きですw

      ユニオンさんデータは見ていないのですが(解析お任せしますw 自然割合どうなんだろう?)、ご自分が選んだ馬がよりによって自然サイクル馬だと驚きますよね。

      で母高齢や多産についてですが、月の評価時点ではあえてそこは考慮していません。
      高齢馬や多産は、それ1つで十分検討に値する重要項目ですので、月の評価に関わらず、独立して見ていくべきだと思います。

      月の評価の爆発力が果たしてどのくらいなのか、私も測りかねているところです。
      ただ者じゃないことはわかるのですが……
      今後もじっくり読んでいただき、また感触をお伝えください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です