▼【検証】新・月の評価をJRA重賞勝ち馬に当てはめてみた 2021年1月2月編

いよいよ重賞レベル馬たち出生の秘密!?が明らかに

まあ決してそんな大げさなものではないが、理論はやはり実践できてこそ輝くもの。やっぱり月の評価が高い馬がどんどん走ってくれたら、私としてもこんなに嬉しいことはない。

実際の競馬シーンでも、読者の方から続々と「今週も自然①馬が走った」などの情報をいただいており、気にはなっていた。そこで始まったばかりの2021年分ならまだ追いつけそうということで、まずは今年1月金杯からの重賞勝ち馬「配合イベント」をご覧いただく。

なお今回、全頭月のサイクルまでは調べていないが「すべての勝ち馬が表」ではなく、一部は「裏」判定馬であることもわかっている。レースの性質によっては「表じゃないと困る」スピードレースもあり、そこはほぼ表と思ってもらえればいいのだが、一部レース条件は裏でも十分走れることがある。おいおい皆さんにもその辺の呼吸がわかってくるし、レース毎にハッキリとした傾向が見えるので次回以降、解説したい。

そして今後も定期的に、重賞勝ち馬たちの配合イベントを追っかけてみたい。

2021年 JRA重賞勝ち馬の配合イベント

中山金杯    ヒシイグアス   自然①?(−3日)
京都金杯    ケイデンスコール 自然①?(−2日)
シンザン記念  ピクシーナイト  3付(初回→自然②+3→自然③?−3)
フェアリーS  ファインルージュ 自然①(+5日)
愛知杯     マジックキャッスル 薬①
日経新春杯   ショウリュウイクゾ 空胎後①
京成杯     グラティアス   薬①
東海S     オーヴェルニュ  裏 自然①?(+7日)
AJCC    アリストテレス  薬①
シルクロードS (外)シヴァージ
根岸S     レッドルゼル   流産後 2付(自然②? +6日)
きさらぎ賞   ラーゴム     初回発情
東京新聞杯   カラテ      初回発情
クイーンC   アカイトリノムスメ 自然①(+2日)
共同通信杯   エフフォーリア   裏 2付(初回→自然②? −2日)
京都記念    ラヴズオンリーユー 裏 自然①(−1日)

条件はいつもの通り、自然サイクルの−3日までなら自然、それより早まったものは薬剤、遅くなったものは日にちを示して自然としてある。

たとえば今年初っぱなの重賞・京都金杯で馬券を獲らせてくれたケイデンスコール。

彼はドルメロ理論によるクラブ募集馬指名最初の重賞勝ち馬。ということは当時も月のサイクル「表」と判定したので、月の評価は「S」になる。やっぱり彼とは相性いいんだなぁ。

久しぶりの左回りマイル戦だし12番人気でもあったし買ってはみたが、まさかあんなに岩田康がイキイキ乗ってくれるとは思いもよらず、ゴール後「そっか、単勝でしたね……」とつぶやいたのは内緒の話。

話を戻して、この中で今のところ月のサイクルが裏と思っているのは、オーヴェルニュ、エフフォーリア、そしてラヴズオンリーユーだ。

月の評価でいうとそれぞれ「B」「C」「B」になる。

私としてはこの3頭の評価がなにもSやAでなくてもいい気がする。かえってB評価以下であることで、短い距離だと少しスピード負けする傾向や、ダートなら走れそうなど、B評価固有の特徴を指摘できるからだ。

ラヴズオンリーユーは古馬になって基礎体力に上積みが出てきたのか、次走はドバイの予定。なんでも矢作先生が「今はターフ(千八)では忙しいのでシーマクラシック(二四)へ」とおっしゃったとか。彼女の本質を言い当てているようで、自分にはスッと腑に落ちるコメントだった。日本にも千八のG1あってもいいのにね。大阪杯とか。

以前動画でもお話ししたが、オークスやエリ女の結果どおり、ラヴズオンリーユーの武器は、自分の九分のスピードで12ハロン頑張れる驚異の持続力にある。だから100%のスピードを要求されるヴィクトリアマイルでは厳しいが、逆に大箱の12Fシーマクラシックは十分戦える条件だ。

またこの世代のオークス(2着カレンブーケドール、3着クロノジェネシス)が近年でも群を抜くレベルの持続力勝負だったことも動画で述べた。加えて実はこの3頭ともが月のサイクルでいう裏にあたること、それを踏まえての活躍ぶり(適距離、条件など)も興味深い現象としておさえておきたい。

そうだ、菊花賞で惜しくも世紀の大金星を逃したアリストテレスはいちおう「表」評価。この系統はフサイチコンコルド、リンカーンら長距離の表サイクル馬が多く、それと同様なので今は表としておく。ただ一族中の同じ皐月賞馬でもアンライバルドは表サイクル、ヴィクトリーは裏かもしれない。

重賞勝ち馬全体としての傾向

全体を通じて、強い馬たちの誕生の過程は、やはりスッキリした配合イベントを経ていることがわかる。読者さんが「来年は①回で付いている馬を狙いたくなる」と吐露される気持ちもよくわかる。また初回発情で付かなくて②回目も自然と思われるサイクルで配合し直し、成功させている(自然+自然)疑似パターンが多いのもたいへん興味深い。

この「複数回なら結局南極自然パターン」や、そもそもどんなときに自然に近いサイクルで種付けされるのか、など近年の繁殖活動に関するお話もそろそろしていきたい。もし興味のある方は「馬 排卵誘発剤」などで検索できる資料を頭の方から少し読むと、意外にも簡単に知見を得られるので、予習されるといいだろう。大事なことなので私からも必ずお伝えし、その点では皆さんと共通の認識を持っておきたい。

案外、ビックリされることが多いかもしれない。

さて次回は実践編として、今週末に行われるフェブラリーS以外の重賞、特別レースの出走馬を月の評価で見ていく。もう計算はしてあるが、果たしてこの中から勝ち馬と危険な匂いのする馬が区別できるものだろうか。乞うご期待。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です