▼社台サラブレッドC2018 1歳馬リスト最速診断 関東人気種牡馬編その2(No.13〜26)

祝・カテドラル野路菊Sを快勝!

紹介したOK判定馬がまた1頭OPクラスで勝ってくれました。
しかし今年のキャロットさん2歳の勢いはまだこんなもんじゃないですよ。

今回は社台RHさんの関東ロードカナロア〜エピファネイア産駒編です。

 

リストの見方

まだこれから鍛練を積む1歳馬なので、1頭1頭詳細な血統背景ではなく、最初に全馬スピードサイクル判定による分類を行います。

・スピードサイクルOK →馬体も良ければ推奨
・スピードサイクルぎりOK
・スピードサイクルぎりBAD
・スピードサイクルBAD
・判定不能

の5つに分けます。

OKとBADはそのまま(走る走らない)の意味ですが、ぎりOKとぎりBADは

その馬の誕生日が母のスピードサイクル境界日ギリギリに位置するので、OKがBADだった、あるいはBADがOKだったという可能性あり

の意味です。

よってどちらかといえば「ぎりOK」の方がコケて失敗する(ショックでかい)可能性が高く、逆に「ぎりBAD」が実はOKで思わぬ幸運をつかめることもあるでしょう。

馬体が良い、牧場評価高いなどの推し材料があれば、積極的に「ぎりBAD」までは狙っていけるかもしれません。

ぎりBADについては、こちらでも「狙えるぎりBADかそうでないか」を積極的にコメントしていきます。

またスピードサイクルOK判定の馬に限って、その馬の適性がわかる優先祖先と基礎体力値をご紹介します。

 

社台サラブレッドC1歳馬 関東人気種牡馬産駒 判定結果

【スピードサイクルOK判定の馬】

16 ストライキングアイの17(牡・栗毛)

 父 オルフェーヴル
【優先祖先】 ステイゴールド
【基礎体力】 50(平均は50)
【適  性】 芝の中距離
 菊沢隆徳厩舎 予定

菊沢厩舎には前回ご紹介したディープの良い仔も入る予定で、来年は楽しみが広がります。

 

この年のオルフェーヴルMAX活性期で、オルフェが5月生まれの馬ですからゼロ活性の心配がありません。

父、あるいは祖父のステイゴールドによく似た産駒が多数輩出され、一度目の我が世の春を謳歌する時期です。

ストライキングアイはまだ2頭しか産駒を出していませんが、オルフェとは逆の劣性期種牡馬を父に持ってくると(または来年2019年にオルフェを付けると。18年はこれまたMAX活性ハーツクライ)、母母父のUnusual Heat(1990)というダートスプリンターの色が濃くなるので、ガラッと兄弟のタイプが変わるはずです。

ちょっと体力面に物足りなさを感じるので、焦らず上手に使っていけば牝系の勢いそのものに重賞戦線まで顔を出すかもしれません。

 

17 クイーンスプマンテの17(牝・栗毛)

父 オルフェーヴル
【優先祖先】 オルフェーヴル
【基礎体力】 38(平均は50)
【適  性】 芝の中距離
小島茂之厩舎 予定

母は11番人気ながらエリザベス女王杯を逃げ切り、ブエナビスタ以下を完封したG1ウィナーですが、その血統自体はビックリするほど堅実で、走る素地が十分の牝馬でした。

ところが一番遠い5代前の母から継承された豊富な体力が計算の適応外となり、代わりに母のサイクルがプラスされたのですが、残念ながら本馬の基礎体力はあまり高くありません。

母も無理せず大切に大切に使われ、最後の最後にG1を勝った馬ですので、その辺は母と同じ厩舎のスタッフがなんとでもしてくれるでしょう。

厩舎にとってはどこかに母の面影を感じられる、一番母に似た娘かもしれません。

 

19 マスクオフの17(牡・鹿毛)

父 ルーラーシップ
【優先祖先】 Mountain Flower(牝・1964)
【基礎体力】 75(平均は50)
【適  性】 芝のマイル〜
新関幸一厩舎 予定

ルーラーシップミニマム期にあたるので、母父ディープの系統が優先となります。

 

この血統の最大のポイントは3代母ヴアインゴールドにあります。

まずヴアインゴールドから2代母ビハインドザマスクMAX活性が継承されたこと(ビハインドザマスクの血統面以上に強調されたスピードの源)、そして3代母自身がミスプロのゼロ活性馬であることです。

本馬の父ルーラーシップは遠くミスプロ系の種牡馬ですが、この3代母ゼロ活性によりミスプロの4×4クロスが無効化されています。

まあNorthern Dancerのクロスはいくつか生きてはいますが、それぞれかなり遠くなりましたので(ダイナカールノーザンテーストのゼロ活性馬だし)、気にするほどでもないでしょう。

基礎体力も十分。
カタログには気が強いとのコメントが掲載され、勝負根性もありそう。
本日ご紹介する中では一番面白そうな馬ですね。

 

【スピードサイクルぎりOK判定の馬】

25 レディシビルの17(牡・父エピファネイア・8日)

ちょっと難解な牝系ですが、いちおうリズム通りならぎりOK判定です。
近親もおとなしい感じでもう少し産駒たちの様子を見たいので、今は静観がベターかもしれませんね。

 

【スピードサイクルぎりBAD判定の馬】

18 アイアムラヴィングの17(牝・父ダイワメジャー・1日)
21 フローレスダンサーの17(牝・父ルーラーシップ・8日)

アイアムの仔はサンデー、フローレスの仔はニアークティックが優先で、わかりやすさでいえばマイラー色が濃いアイアムの仔がより楽しめそうです。

 

【スピードサイクルBAD判定の馬】

13 フーラブライドの17
14 ステラマリスの17
15 ダノンベルベールの17
20 ラントゥザリードの17
22 シュテルンターラーの17(募集中)
23 シュピッツェの17
24 リトルアマポーラの17
26 アイムオールレディセクシーの17

次回は社台RHさんの関東中堅種牡馬編になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です