▼社台サラブレッドC2018 1歳馬リスト最速診断 関西ディープインパクト編(No.41〜47)

関東馬の分析を終えて「関東がこの豊作ぶりなら関西には相当いい馬がいるはず」と思いましたが、予感はやはり当たっていたようです。

今回は社台RH1歳関西馬ディープインパクト産駒だけをご紹介します。

どのクラブさんもそうですが、17年度産にはディープの最後のひと花がちゃんと残されているようですね。

リストの見方

まだこれから鍛練を積む1歳馬なので、1頭1頭詳細な血統背景ではなく、最初に全馬スピードサイクル判定による分類を行います。

・スピードサイクルOK →馬体も良ければ推奨
・スピードサイクルぎりOK
・スピードサイクルぎりBAD
・スピードサイクルBAD
・判定不能

の5つに分けます。

OKとBADはそのまま(走る走らない)の意味ですが、ぎりOKとぎりBADは

その馬の誕生日が母のスピードサイクル境界日ギリギリに位置するので、OKがBADだった、あるいはBADがOKだったという可能性あり

の意味です。

よってどちらかといえば「ぎりOK」の方がコケて失敗する(ショックでかい)可能性が高く、逆に「ぎりBAD」が実はOKで思わぬ幸運をつかめることもあるでしょう。

馬体が良い、牧場評価高いなどの推し材料があれば、積極的に「ぎりBAD」までは狙っていけるかもしれません。

ぎりBADについては、こちらでも「狙えるぎりBADかそうでないか」を積極的にコメントしていきます。

またスピードサイクルOK判定の馬に限って、その馬の適性がわかる優先祖先と基礎体力値をご紹介します。

 

社台サラブレッドC1歳馬 関西ディープインパクト産駒 判定結果

【スピードサイクルOK判定の馬】

41 カンビーナの17(牡・鹿毛)

【優先祖先】 Woodman(1983)
【基礎体力】 63(平均は50)
【適  性】 芝の中距離
 角居勝彦厩舎 予定

カタログでは全段すごい褒めようです。

「放牧地を駆ける姿は時に神秘的と思えるほどで…」って、書いていて恥ずかしくなるくらいのベタ褒め状態。
まあ、いいデキなんですわ、これが(結局いいんかい!)。

 

2歳にはセレクトセール2億4千万円で取引されたトーセンカンビーナもいて、新馬はあのカテドラルの2着でした。
その兄も含めてこれまでのきょうだいのサイクルをまとめると、

母 カンビーナ 08.2.27生 き○ぐ×
2.13〜4.13が良いサイクル

初仔 カンカンガール 14.1.26生 ぐ○ →BAD
2番仔 カーロバンビーナ 15.1.30生 き○ →OK
3番仔 トーセンカンビーナ 16.2.7生 ぐ○ →BAD
本馬 カンビーナの17 17.2.10生 き○ →OK

奇数歳にサイクル内、偶数歳にサイクル外というリズムに合致しているのは本馬と2番仔のカーロだけ。

2頭は血統構成もだいたい同じ(全きょうだいだからではなく、ディープの活性値が両方とも優性であったという意味)でしたが、カーロは体が小さくて素質を活かすところまでいきませんでした。

スピードはあっても活かす形(馬体)を持っていなかった典型的な例ですね。

 

ところが2頭の優先祖先はそのディープではなく、MAX活性の母父・ホークウイングWoodmanなんです。

ホークウイングWoodmanミスプロ系の中でも芝に特化した系統で、少し距離に限界はあるものの、その分スピードを活かした産駒が出やすいです。

本馬も芝の二千あたりが鬼のように強いと思われますが、いかにも背中に余裕がある感触から同世代のダービーまでは十分距離が保つでしょう。

 

42 ベストロケーションの17(牡・鹿毛)

【優先祖先】 サンデーサイレンス
【基礎体力】 66(平均は50)
【適  性】 芝のマイル
 音無秀孝厩舎 予定
 残口あり

3つ上に全きょうだいのベストアクター(牡4・鹿戸雄一厩舎・芦毛)がいますが、兄はディープ劣性期の産駒で、優先祖先は母父クロフネの方へ流れていきます。

 

本馬の種付け時、ディープがさらに3つ歳をとりクロフネとの歳回りがいっしょ(8年サイクルで7歳と15歳)になりましたが、母ベストロケーションは7月!に種付けされた遅生まれなので、まだこれでも約3か月ほどクロフネの活性値の方が高い計算になります。

これが逆なら本馬はよりディープに近い形を取りますが、クロフネの方がタッチの差で活性優位なので、ディープの父・サンデーが優先となります。(流星に右後肢大きな白はサンデー。ディープは反対の左後肢に大きな白多し)

よって距離的には限界が見えやすいと思いますが、その分十分なスピードを活かしたマイラーに育ちやすいでしょう。

またカンビーナの17よりもNorthern Dancerクロスの濃度が薄い(とくにダイナアクトレスはもう少しでノーカウントにできるほど)ので、精神的にはこちらの方が安定感があります。

 

46 プラスヴァンドームの17(牝・青鹿毛)

【優先祖先】 ミスプロ〜Gold Digger(1962)
【基礎体力】 34(平均は50)
【適  性】 芝orダートのマイル
 中内田充正厩舎 予定
 残口あり

残口はありますが、ちょっと決断が難しい馬の1頭です。

 

母父のDr Fong(1995)がMAX活性で、本馬の優先祖先はここをたどりますが、古い系統に出生不明な箇所があるのと、Dr Fongの母父Miswaki(1978)がMAX活性とゼロ活性の間で揺れる位置にあり、正確な判断が難しくなっています。

いちおう本馬の兄・Style Vendome(2010・父Anabaa)という馬が、仏2000ギニー勝ち等マイル以下で活躍し種牡馬入りしていますので、MiswakiはMAX活性でいいのではないかと思われます。

その前提でいくと優先祖先は、ミスプロまたはその母Gold Diggerあたりに落ち着きます。

カタログには欧州系で芝のマイル以上とありますが、私は米系でマイル以下のダート馬という可能性もあると思います。

いずれにしてもスピード馬であることは間違いないです。

 

これに対していかんともしがたいのが基礎体力の低さ。

3代母Domino Queenが2代母Mediaevalゼロ活性を与えてしまい、ファミリー全体に影を落としています。

今の母がいくら頑張っても産駒は平均以上の体力にはなりません
(兄Style Vendomeも計算上は37)

私も青鹿毛の馬は一番好きなのですが、出資するにはちょっと怖すぎて敬遠してしまうと思います。
繁殖として頑張って欲しいです。

 

【スピードサイクルぎりOK判定の馬】

44 プリンセスオブシルマーの17(牝・ぎりOK6日・残口あり)

2歳の全兄・ダノンラスター(堀宣行厩舎)はぎりBAD、本馬はぎりOKという悩ましいファミリーです。

ファミリー全体に判定の難易度もやや難といった感じで、もう少し産駒の様子を見たいですね。

 

【スピードサイクルぎりBAD判定の馬】

47 リリーオブザヴァレーの17(牝・ぎりBAD2日)

母は母父Galileo(1998)&母母Pennegale(1998)のダブルMAX活性馬(そりゃG1を勝つはずだわ)で、産駒も当然距離延びて真価を発揮します。

初仔で全兄のバンキッシュラン(ディープ劣性期)は、サイクルこそ怪しかったものの、きっちりG2青葉賞を勝っています。

本馬はディープが優性期になり、優先祖先はこれもMAX活性Sadler’s Wellsに変わりましたので、切れこそ望めませんが、藤原厩舎で鍛えられればオークスが楽しみな1頭です。

 

【スピードサイクルBAD判定の馬】

43 アルーリングライフの17

なお45番は欠番です。

 

次回は社台RH1歳馬関西キンカメ編をお送りします。

OK馬が多くてなかなか先に進みませんけど、会員さんにはうれしい悲鳴でしょうかね。

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