昨日ご紹介した新馬2鞍は、軸だけはしっかり決まって相手が難しいケース(土曜東京5Rはさっそく馬単を1点ゲット!)でしたが、日曜の残り2鞍はひとことで言って「大混戦」。
どこからでも入れる馬券ファン向きのレースになりそうです。
▼日曜東京4R 芝1400
ここはOK判定の馬が多いのだが適性違い?も数多く、このあとダートや長距離戦に出てきたら改めて狙いたい馬がたくさんいる。
いちおう距離適性込みで有力なのが1番の(外)ブライトンテソーロ(牡・父Oasis Dream)。
優先祖先が父の父Green Desert(1983)なので、芝千四はピッタリというかむしろギリというべきか。
基礎体力が平均以下なので、新馬戦の後はしばらく様子を見て、詰めて使うようなら嫌って妙味あり。
問題はその後2番手以降で、判定は良さげでもダート適性がより高そうな馬がけっこういる。
たとえば5番のヴァガルーナ(牝・父アドマイヤムーン)などは、OK判定に加えて基礎体力がメンバー中随一の75。
しかし優先祖先が母父Gone West(1984)からSecretariat(1970)の方へ流れてしまうので、イマイチ強気になれない(次走ダート戦なら頭から狙う)。
確かに千四という距離はダート適性があった方がこなせるケースがままあり、まるでダメとは言わないまでも、やはりもっと芝馬っぽい馬を探したくて…。
同様の理由で戸崎の乗る6番ダウンタウンプリマ(牝・父ヘニーヒューズ)も判定はOKながら、優先が母系のDamascus(1964)なので、買ってもおさえまで。
また芝馬には違いないが本来もっと距離が欲しいはずなのが、
7番シトラスノキセキ(牝・父ワークフォース)無双ルメール騎乗
10番チビラーサン(牝・父ケープブランコ)
17番ヒバナ(牝・父ルーラーシップ)
この「スピード足りない芝馬」パターンは、もう今シーズン何回もやられているので、ここも我慢して切りとする。
ただヒバナ(基礎体力値75)だけはこの後も覚えておくと、距離延びてちょっといいことあるかも。
最後に大穴にはなるがいちおうケアしたいのが、外枠の16番トゥインクルリーフ(牝・父ヘニーヒューズ)。
判定がOKに近い「?」判定で、この馬の走りを見てファミリーの最終判断をすることにしている。
優先はダートのマイルあたりだが、マイル適性さえあれば新馬はダート色強くてもけっこう走れるので。
▼日曜京都5R 芝1600
ここは甲乙付けがたい3頭の三つ巴戦。
5番ケイニスメイジャー(牡・父ノヴェリスト)
10番ラハイナヌーン(牝・父カフェラピード)
11番アルディテッツァ(牡・父オルフェーヴル)
とくに超マイナー血統産駒であるラハイナヌーンの説明をさせてください(したくてしょうがない)。
父カフェラピードはその父マンカフェ・ミニマム期の産駒で母系色が強いのだが、母父のカーリアンと2代母の父WoodmanがともにMAX活性で、正式にはどちらが優先候補かはタッチの差でよくわからない。
ただ父の現役時は芝の中距離馬だったことから、真の優先はおそらくカーリアンの祖先を探るべきと思われ、すると芝ダート兼用のRound Table(1954)に行き着く。
芝で切れないけどちょっとしぶといのはカーリアン産駒共通の特徴で、これはRound Tableの良さでもある。
ケイニスメイジャーは、基礎体力値が★72なのが何といっても一番の強み。
判定が「ぎりBAD8日」なので、走らせたらすぐハイごめんなさいという危険もあるが、これはパドックで馬の形を見れば一発でわかる話。
本来なら本命にしたいアルディテッツァは、掲示板界隈からあまり景気の良い話が浮かんでこないのと、いくら母スキッフルが名繁殖とは言っても、この馬がミニマム期産駒であることが心のどこかで引っ掛かっている。
しかし「G1レーシング」という威光は捨てがたく、おさえのおさえ程度には。
3頭の順列はよくわからないけれど、勝つ馬くらいはこの中から出るのではないかと思っている。