▼有馬記念2018 平成最後の大一番はメンバー中No.1のスピードタイプが穴をあける

平成の世は奇跡のオグリ復活有馬記念で幕を開けた

あの耳をつんざくようなオグリコールから、はや30年が経とうとしている。

 

今振り返ってもあれはまったく不思議なレースだったと思う。

逃げ予定のミスターシクレノンが出遅れたことで、レースはジョギングに輪をかけたような、ど・スローで展開。

前日だか当日だかの同距離条件戦より緩い流れを、まるで魔法にでもかかったかのように16頭が一団となって隊列を乱すことなく1周し、問題の最後のクライマックスを迎える。

その中で唯一外から動き出したオグリキャップが「みんな!オレを忘れないでくれよな」とばかりに4角先頭に躍り出ると、ちょっと踏み遅れた感のあるメジロライアンを4分の3馬身抑えたまま栄光のゴールに飛び込んだ。

 

4角で1頭だけ自分の競馬をしたオグリの姿以外は一瞬止まって見えたほどで、いつの間にか先頭に立ち、いつの間にか脚を使い、いつの間にか伝説へと駆け上がっていった芦毛の怪物…。

ある意味、あんな不思議な景色の競馬レースを見ることはもう金輪際ないだろう。

※ 初回アップ時、1988年のオグリキャップ優勝と混同していました。訂正し、お詫びいたします。

 

年間走破距離と平均距離で割り出す各馬の余力

競馬界はオグリキャップ全盛の頃とすっかり様変わりした。

 

中央競馬1年の総決算として、選ばれたならなんの迷いもなく出ていた馬たちも、トリッキーな中山コースの冬芝、枠順の有利不利、馬主サイドの使い分け思惑、来春のドバイ遠征にらみ…さまざまな要因で暮れの有馬はスーパーホースが一堂に会する場ではなくなってきた。

 

と同時に、近年有馬で大穴をあける馬の性格も変化しつつある。

いや、正確には「穴馬たちはあのオグリに似てきた」と言うべきかもしれない。
どういうことか。

 

5年ほど前まで有馬記念は「1に余力、2に余力、3、4がなくて5に適性」が求められる舞台だった。

つまりここが秋4戦目となる王道派よりも、トライアル→秋の目標重賞を1戦→ダメージなく有馬へ、という馬を毎年ケアする必要があった。

そこで考え出された有馬記念必勝法が

▼有馬までの年間走破距離と平均距離の関係

である。

 

有馬直前までの1年間に走った総距離数と、1レース平均でどんなカテゴリーの距離を走っていた馬かを見ると、あるゾーンにハマる馬の激走確率が極端に高いことがわかったのだ。

そのゾーンとは

★年間走破距離 13000M以下

★平均距離 およそ2100〜2300M

であり、ここに該当する馬には、08年、09年連続3着のエアシェイディをはじめ、14年2着トゥザワールド、15年1着ゴールドアクターなどがおり、いずれも波乱の立役者として暮れの大一番を盛り上げている。

 

最近その傾向がまた少し変わりつつある

ただしここ2年は無事これ名馬の17年キタサンブラックや、ゾーンに該当するもガチガチの人気馬だった16年サトノダイヤモンドなどがいて、いまいち高配当までは結びつかなかった。

ところがその陰でこの「激走ゾーン」に少しずつ変化が起きている。

 

▼その1 年間をかけても13000Mを走れる馬が少なくなってきた

今年の有馬記念出走有力馬中、1年で一番長い総距離を走った馬は誰だと思いますか?

エヘヘ、今年はオジュウチョウサンもいますからなぁ。

難しいかな? 今年一番チャレンジングな競走生活を送った馬と言ってもいいのですが…

答えは クリンチャー

とは言っても、彼の総距離は凱旋門賞込みで13200M。

この程度なら数年前は掃いて捨てるほどいたのだが、今年はこのクリンチャーより多く走った馬はいない。

 

▼その2 穴馬はレースごとの平均距離がより短い傾向にある

昨年2着のクイーンズリングをはじめ、このところレースあたりの平均距離は短縮の一途。

しかもその平均が1レースあたり二千を切ってくる中距離馬(なんならマイラー?)の方が動けているという不思議さ。

 

17年はご存じのように直線のスワーヴリチャードの妨害で大きな不利を被った馬が多数おり、スムーズならきっと着順が変わったといわれるが、その被害馬の1頭だったサクラアンプルールや、捨て身のどん尻強襲も結局最後の最後枠順(6枠)に泣いた5着のルージュバック

これら大穴3頭は「1年間のレース平均距離二千以下」かつ「激走ゾーンにハマっていた」馬であり、17年はなにかが違う方に転べばもっとデカい馬券になったかもしれず、意外とあの結果も紙一重であったことがわかる。

 

そこで今年のゾーン該当馬を調べると

★レイデオロ 22 24 22 20 =88(総距離) AV(平均)22

オジュウチョウサン 42 26 24 =96 AV31
サトノダイヤモンド 20 20 22 24 24 =110 AV22

★キセキ 25 22 18 20 24 =109 AV21.8

ミッキーロケット 24 22 32 22 20 =120 AV24
シュヴァルグラン 20 32 24 24 =100 AV25
マカヒキ 20 20 =40 AV20

★モズカッチャン 22 24 20 22 =88 AV22

クリンチャー 22 30 32 24 24 =132 AV26.4
ブラストワンピース 24 18 24 20 30 =116 AV23.2
パフォーマプロミス 24 25 22 25 =96 AV24

★ミッキースワロー 22 20 20 24 =86 AV21.5

今年、有馬でやる気満々のゾーン馬は★印の4頭。

 

残念ながら大本命のレイデオロが実力、余力ともに盤石の構えなので、奇をてらわず1着固定の布陣を敷き、あとは残りの3頭を分厚く買う。

とくに実力と人気の乖離がすすむモズカッチャン、ミッキースワローの2頭には大きな夢を託し、もしこの中で当日までに回避馬が出ようものなら、3連単馬券はほとんど1点か2点買いでガッチリ仕留めるつもりだ。

枠順発表、頼みましたよ〜!

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