▼ドバイゴールデンシャヒーン2019 GO!マテラスカイ!MAX活性を継承するライバル馬は4頭

日本馬の栄光から一番遠いテリトリーにマテラスカイが挑む

JRAには下級条件にダートの千二競走がたくさんあるにもかかわらず、中央の重賞といえばG1はおろか、G3のカペラSしかない現状。

これで秋のJBCスプリントをリキ入れて競えって方が無理な話で、どだいドバイや米国のBCは夢舞台の視界にすら入ってこない。

そんなレースに今年も果敢に挑むのがマテラスカイ(牡5・父スペイツタウン・森秀行厩舎)。

昨年はなんと2月の条件戦を勝ったばかりで参戦、大健闘の5着だったが、あれから1年で重賞を制し、JBCスプリントで2着するなど確実に階段を登っている最中のマテラスカイが、はたして今年はどれだけやってくれるのか。

このテリトリーだけは、純粋な気持ちで応援したくなるのである。

ライバルは圧倒的な実績馬ばかり

ライバルといっても外国馬全部は挙げられないので、中でも配合に妙のある4頭をピックアップしてみた。

▼ロイエイチ(セン7・父モアザンレディ・米国)

ご存じ、このテリトリーの北米王者。
7歳にはなったが相変わらず順調のようで、今年も元気にここ参戦。

Grillette 1943
 Have Faith 62.6.3 5.17〜7.17
  Kum Kim 68.2.20 ぐ× 2.6〜4.6
   Silky Steel 72.4.21 ぐ× 4.5〜6.5
    Whimsical Aire 82.4.27 ぐ○ 4.11〜6.11
     Taj Aire 91.2.21 き× 2.7〜4.7
      Elusive Diva 01.3.5 ぐ○ 2.19〜4.19
       Roy H 12.4.22 き×

0.5+0.25+2.0+0.25=3.0 ★38

繁殖サイクルは近年の「ぐ○き×」が正しそう。
しかし何といっても特徴的なのが「MAX活性含みで基礎体力が38」という体質面の問題だ。

ロイエイチがいかなるいきさつでセン馬になったのかは知らないが、事実、体質はさほど強くない馬だったようだ。

彼のデビューからの戦績をよく見ると、初戦から丸2年は箸にも棒にもかからない馬(しかも芝で失敗続き?)なのだが、そんな時期でも注目したいのが「休み明けだけはきっちり走る」虚弱馬特有の特性だ。

17年4月から始まった快進撃の以前はというと、

デビュー戦 2着
1か月後 初勝利
2か月後 2着

2か月休み明け 3着

3か月休み明け 2着

というように休み明けばかり走る馬で、あとは理想のローテのように思われる叩き3戦目や、ひと月に1回のローテさえこなせずに惨敗してばかり。

この馬の出世物語には「年齢による基礎体力の上積み」が大きく関わっている気がする。

今年も昨年同様1月のサンタアニタを叩いての出走だが、基礎体力が少ない=遠征競馬に弱い(内弁慶)という一般図式を当てはめると、昨年同様人気を背負って3着あたりがドバイでの指定席かもしれない。

▼インペリアルヒント(牡6・父Imperialism・米国)

米国ではロイエイチのずっと下あたりに位置する馬だが、さて遠征競馬ではどうなることやら…。

KICKS GIFT
 Castles Gift 76.5.14 4.28〜6.28
  Ray’s Gift 84.3.8 ぐ× 2.22〜4.22
   Ray’s Trial 91.4.19 き× 4.3〜6.3
    Royal Hint 00.2.8 き× 1.22〜3.22
     Imperial Hint 13.2.18 き○

1.0+2.0+1.5+1.75=6.25 ★78

米国では逃げて最後ロイエイチに差される、というのがお決まりのパターン。

よって純粋な勝負付けは済んだ気もするが、なにせ舞台は米国ではなくドバイなのでね。

昨年のドバイのように「逃げたもん勝ち」馬場なら残り目もありそうで(勝ち馬のマインドユアビスケッツは追い込みのバケモノ)、なにより遠征競馬で調子を崩すような体質でないことが一番のセールスポイント。

あとは一にも二にもポジション取りに成功するか否か。
敵はロイエイチよりも、同じ逃げ馬勢にいる気がする。

▼スイッツァランド(牡5・父スペイツタウン・米国)

格はだいぶ落ちるが、もっと奥があっていい配合。

STAR WILLOW
 Willow Dare 57.4.29 4.13〜6.13
  Cherry Willow 72.5.9 き○ 4.23〜6.23
   Cherryrob 85.4.9 き○ 3.23〜5.23
    Pine Rob 00.4.23 き○ 4.7〜6.7
     Czechers 05.4.24 き○ 4.8〜6.8
      Switzerland 14.3.10 き○

2.0+1.0+1.5+1.0=5.5 ★69

繁殖サイクルがすばらしく美しく、セール等で選ぶなら間違いのない存在。

未勝利時代から全く大崩れせず堅実な反面、G1までくると頭まではどうなんだろうと思ってしまう。

確かにNorthern Dancerのクロスが強めに残っているので、ゴール前でふんばる気力には欠けるかもしれないが、何かの拍子に一皮むける可能性は依然残されている。

▼ナインビローゼロ(セン4・父Showcasing・バーレーン)

いや〜、これまただいぶ実験的な配合を楽しみましたねっていう、恐ろしい馬。

BELTHAZAR
 Bel Sheba 70.1.29 1.12〜3.12
  Annie Aaron 78.4.20 ぐ○ 4.4〜6.4
   Shebasis 87.3.22 き○ 3.5〜5.5
    Morale 94.2.23 き○ 2.9〜4.9
     Clare Hills 03.2.14 き○ 1.28〜3.28
      Finesse 09.1.30 ぐ○ 1.13〜3.13
       Nine Below Zero 15.3.18 ぐ×

1.25+1.25+2.0+1.5=6.0 ★75

ここ8週間で5戦!を消化し、いかにも今が旬のセン馬という感じなのだが、この馬の本当の怖さはそこではない。

実は彼は、ここ4代にわたる種牡馬がすべてNorthern Dancer系で占められた「超同系配合馬」なのである。

しかも同じNorthern Dancer系でも種類の違う系統ならまだしも、半分がStorm Cat系、半分がDanzig系になっているという…。

おそらく生産者は半分実験を兼ねて、もう半分は種牡馬の固まった牝馬がほしかったのではないかと思うが、それにしても日本では考えられないスゴい配合だ。

このうち1本でもゼロ活性であればまだ救いがあるのだが、ご丁寧にどの系統も活性が強く、とくに父Showcasingの父であるオアシスドリームは、その父グリーンデザートMAX活性まで継いでおり、手に負えないといった感じ。

Storm Cat系もかなりNorthern Dancerが強い種牡馬だからなぁ…。

バーレーン産なのかなぁ、いや違うでしょうねぇ…。

もし今後レースまでに血統表を見る機会があったら、ぜひ眺めてみてほしい。この狂気の1頭の姿を。

(注:PC版Safariの最新アプデにより、PCにおいて太字の表示がさらに異常に太くなっています。スマホでは問題なく表示されるので、おそらくPC版Safariとテーマとの相性だと思われますが、どちらかにアプデが来るまでしばらくこのままお付き合いください。現在、PCによる閲覧者様は約4割いらっしゃるそうです。また今後WPのテーマを全面変更する予定もあります)

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