▼今週の★馬!2019 9.16号

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【 ドルメロの魔術師チャンネル 】

動画第7弾「キンカメ後継」編 絶賛公開中です。

今ちょうどチャンネル登録者数が50名様そこそこで、公開から24時間で約50回見ていただいたので、見たい方はみなさんもう見たよ〜ということですね。
ヘルシーでとてもいいことだと思います。
ここから先、動画を見てもらえるのは新規のお客様ということになりますよね。

YouTubeでは過去動画の視聴傾向分析などもできるのですが、ここ24時間の視聴回数順に並べると、ちょうど新しい動画から古い動画という順でランキングされています。
第7回が最も多く見られ、6、5、4回と並び…初回がチョビチョビというきれいな傾向です。

あまり飾らずに伝えたいことだけをシンプルに伝えていければ。
いつもご視聴ありがとうございます。

日曜推奨の新馬ハギノアレグリアスはかわいそうなレースでした。
ゲート待たされて出遅れスローの最後方、大外回して6着と散々にも見えますが、まだやっぱり体がパンとしていない(筋肉がもう少しほしい)印象も。

パドックで歩様が弾む勝ち馬コントレイルを見て「運動神経が良すぎる!これはかなわない…」とわかりましたので、あえなく観戦のみとなりました。

クラブ馬では3着ラインハイト(キャロットC・OK)はハーツ産駒でまだこれからも、最下位のレーヴドゥロワ(サンデーR・?)は歩様が前に出て行かない印象で、ちょっと時間かかるかな。

確定版でも種付け日がサイクルのちょうど端っこ(3月22日付)に位置しているので、ホントの3週間発情期には入っていないことも考えられるし、父キンカメの影響ってことも考えられるし…。

せっかくの3連休競馬。
いい馬がいたら教えたくなるのが人情ってもんで、今回も懲りずにいってみましょう。

▼月曜中山5R 2歳新馬 芝1600

アコルドエール(牡2・中川公成厩舎) 17.4.17生(16.5.1付)

父 オルフェーヴル 活性値8 MAX

母父 フレンチデピュティ 活性値2
3代父 ノーザンテースト 活性値6
4代父 クラフテイワイフ 活性値5

→ 父の母オリエンタルアート 優先 芝マイル?

基礎体力 1.25+★2.0+0+1.25=★4.5 →★56

【ひとこと】昨年のキャロット特集で取り上げた馬。

今見れば当時は分析もまだまだ未熟で、父オルフェーヴルステイゴールドではなく母似だというところまで確信が持てていないのだ。

こうして種付け日が明らかになっても、サイクルは割とわかりやすいOK判定のはずだが、祖母譲りの基礎体力★はちょっとオマケ込み。しかし3代母はゼロ活性で仕方がない。

ブログでも書いたとおり、この馬の走りで母フォルテピアノのファミリーはずいぶんと判定が整理整頓できそうな感じ。
こちらにとっても重要な一戦になる。

もしパドックでよさそうなら、隣のイノセントグラム(父グラスワンダー・17.4.16生 5.10付)も一考の価値あり。
これも★馬で結果次第では母の判定が変わるかも。

▼月曜中山12R 1勝クラス 芝1200

イルヴェントデーア(牝3・金成貴史厩舎)

父 エイシンフラッシュ ゼロ活性

母父 ボストンハーバー 活性値2
3代父 ナシュワン 活性値1
4代父 Sadler’s Wells ゼロ活性
5代父 Ahonoora 活性値6

優先祖先 ? Ahonooraの影響強い スプリント〜マイル?

基礎体力 0.5+★2.0+1.25+1.75=★5.5 →★69

【ひとこと】新馬の時にも気になった産駒らしく、1度計算済み。その時はマイルの新馬スタートで、父エイシンフラッシュゼロ活性だから距離がどう?…と思って軽視したはずだが、やはり距離短縮した前走で一変し、勝ち上がってきた。

結局4代まででは優先父の候補がいないので、全ての母は母似になり、5代父Ahonooraの影響を何らかの形で受けていることになる。
芝の短距離適性はそこら辺から来たのか、あるいは気性面か。クロスはないけど、母がちょいうるさ型?

本馬も祖母のMAX活性はオマケ。でも母の高活性時に姉クロコスミア(エリ女杯連続2着)が出ているし、あながち自信がないわけでもない。
ちなみにその姉クロコスミアは父ステイゴールドゼロ活性産駒ではないだろうか。そろそろ繁殖入りだろうし、もし正しければサンデークロスを気にしない優秀な母として覚えておくといい。

▼月曜阪神7R 1勝クラス ダ1200

・(地)モテモテ(牝3・南井克巳厩舎)

父 クロフネ 活性値1

母父 オペラハウス 活性値3
3代父 ギャロップダイナ 活性値2
4代父 ミンシオ 活性値6

優先祖先 Merise(牝・1945)

基礎体力 1.75+★2.0+0.5+1.75=★6.0 →★75

【ひとこと】最後は大穴という意味で。

その名もうらやましいモテモテは地方名古屋でデビューし、3戦2勝。
前走は千四まで距離伸ばしてもへこたれず、快勝。
晴れて中央入りとなった。

今回は走り慣れたダート戦で戸惑いはないだろうが、いちおう将来的な展望として優先祖先を見ると、4代父のミンシオという仏芝馬の母Meriseが優先で、マイラーのミンシオとは違いどこを切っても欧州ステイヤーの香りがする母系。

だからといって1940年代以前の適性で芝を走ろうものなら日本では間違いなくスピード負けどん尻負け確定で、いきおいダート戦に回るのが吉ということになる。

シマノラピスは中央1勝だが、祖母からオマケで(今回オマケが多い)MAX活性を受け継ぎ、さらに自身のMAX活性年に2番仔フレイムコード(父タヤスツヨシ・中央5勝)を出すなど、繁殖としてのポテンシャルは上々。

ただ残念ながら本馬は誕生日大幅マイナスで、その辺が地方経由の理由かもしれないが、人気もないことだしパドック観察込みでどうぞ。

▼今週の★馬!2019 9.16号」への3件のフィードバック

  1. いつもありがとうございます。

    以前基礎体力は4代母のトータルということを教えていただきましたが、Max活性の★は4代母のうち近ければ近いほどいいのでしょうか?

    一番遠くても★がつけばその恩恵は十分にありますか?

    1. わにさん、こんばんは。

      MAX活性については、次回の動画を見てほしいのでぜひ次週までお待ちください。

      …というわけにもいきませんのでwさっそくテキストから抜粋すると、

      「…近3回の世代交代のうち、少なくとも1回2.0(MAX)の活性を持っていた場合、おうおうにして名馬の出る土壌となる」

      MAX活性については基礎体力を最大限積み上げる役割の他に、それが3代までの近い世代で起きていた場合に、名馬を生む基礎となるようです。すなわちスピードに+αのような要素なんでしょうか。

      ただ私が基礎体力に★☆を付けるのは単にMAX活性の有無をいつも知っておきたいからです。
      近ければ近いほどというよりは、その回数が優先される主旨が本では記述されています。

      また次回ちゃんとまとめてご説明しますね。

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