フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【 ドルメロの魔術師チャンネル 】
「テシオ理論解説中級編その2」ご視聴ありがとうございます。
いつにも増して動画を最後まで見てくださった方が多く、感謝しております。
次回動画も順調に制作中。いつものように週明け月曜にアップします。
お楽しみに。
今週は3重賞。他の重賞も検討したかったのですが、今年の愛知杯は小倉開催で過去データ使えないし、京成杯はまた中山の芝二千でつまんないけど(千八にすれば面白いのに)…まあ動画編集しながら考えます。
日経新春杯 過去の好走配合パターン
2019
グローリーヴェイズ メジロライアン
ルックトゥワイス Grey Dawn(仏・芝マイル〜)
シュペルミエール Simply Great(仏・芝中)
2018
パフォーマプロミス Lady Angela(ダ・マイル)
ロードヴァンドール
ガンコ 母〜Mill Reef(芝中〜)
2017
ミッキーロケット 母マネーキャントバイミーラヴ(芝中)
シャケトラ 祖母Genovefa(芝クラシック)
モンドインテロ Damascus(芝ダ中)
2016
レーヴミストラル Val de Loir(芝クラシック)
シュヴァルグラン Mr. Prospector(ダ・マイル)
サトノノブレス 母〜Irish River(芝マイル)
2015
アドマイヤデウス Ela-Mana-Mou(芝中〜)
10人気フーラブライド ステユーペンダス(ダ中)
アドマイヤフライト Victorian Queen(芝中〜)
(それ以前の穴馬たち)
2013
10人気カポーティスター1着 母〜Capote(ダ・マイル)
2012
8人気マカニビスティー3着 母〜Pleasant Colony(ダ中)
2010
12人気レッドアゲート3着 セカンドチャンス〜スキャン(ダ・マイル〜)
過去の好走傾向をつぶさに見ていくと、近年は堅い決着が多く、人気なら芝のクラシック適性がほしい一方で、穴ならほぼ100%ダート適性を含む馬が激走する。
よって芝適性ばかり、ダート適性ばかりで偏って決まる年は少ない。
馬券は人気の芝馬から穴っぽいダート適性馬に流すのが面白そう。
いまの京都の馬場も同じことを物語る
先週月曜は京都10R寿Sでブービー人気7歳牝馬のウインクルサルーテが勝つなど、WIN5が大波乱の結果となった。
これはきっとファンも気づいていない馬場傾向の変化があるはずと感じた私は、その寿Sと同日最終Rの1勝クラス芝2200の好走馬血統を調べてみることにした。
▼1月13日京都10R 寿S 芝2000
1着ウインクルサルーテ 母〜サンデー
2着アシュリン フサイチペガサス
3着エレクトロニカ Zomaradah(芝クラシック)
1人気アールスター7着 母〜ニゾン(芝長)
3人気ダンサール8着 母バラダセール(芝中)
▼1月13日京都12R 芝2200
1着モイ アフリート(ダ・マイル)5人気
2着コパノケネディー トニービン 3人気
3着ハギノベルエキプ Sauce Boat(ダ・マイル)6人気
1人気アルテラローザ8着 母レディアルバローザ(芝中)
2人気ディープインラヴ6着 Loup Sauvage(芝中)
珍しくけっこうきれいな結果が出たのではないか。
大波乱の立役者・ウインクルサルーテこそサンデー優先馬でごくまともな感じだが、あとはダート適性馬やもう少し長めの芝クラシック適性で占領された感じ。
いつものように芝10ハロンの競走だから芝10ハロンの適性馬を買いなさい、とはちょっと違うのが今の京都コースらしい。
日経新春杯2020 有力出走馬一覧
・メロディレーン オリエンタルアート〜Lt. Stevens(ダ・マイル) 50
・レッドジェニアル 祖母セカンドチャンス〜ニジンスキー 47
・マスターコード 父ハービンジャー 75
・レッドレオン Theatrical(芝中) 38
・チェスナットコート 母〜クロフネ 50
・モズベッロ Harlan’s Holiday(ダ中) 69
・タイセイトレイル Caerleon(芝中〜) 38
・エーティーラッセン 母〜Nashua(ダ中) ☆☆78
・ロードヴァンドール Barbizon(ダ中) 58
・サトノガーネット 3代母ラキオーラ(芝中) ☆56
・アフリカンゴールド 母〜Gone West(ダ・マイル〜) ☆63
・プリンスオブペスカ 母プリンセスペスカ(ダ中)〜ノノアルコ(芝マイル) 31
さあここまで見てきた上で、今年のメンバーを眺めると…
芝適性馬とダート適性馬の割合はほぼ半々といったところで、今年は思ったよりダート適性馬が多く感じられる。となれば穴はやっぱりダート適性組からなのか。
まずは人気馬の取捨選択から。
人気といってもオッズは相当割れるだろうから、何が1番人気なのかもわからないが、まず買えそうな人気馬から挙げればレッドジェニアル(牡4・父キンカメ)だろう。
この馬2010年に11番人気で3着だったレッドアゲートと同じ牝系で、したがって優先もほぼ同じ。あえていえばレッドアゲートはスキャン優先で止まり、ジェニアルはその先のニジンスキー優先まで脚を伸ばしている感じなのだ。
ということはスキャンという馬自身が欧州系ニジンスキーの息がかかりながら米国でダートを走った馬ということなのだが…いずれにしろレッドジェニアルには好都合の血統データとなる。
反対に人気ならあえて軽視してみたいのがアフリカンゴールド(セン5・父ステイゴールド)。
どんな事情があったにせよ、1年前にここで3秒負けた馬が吹っ切れたように今年は激走するってちょっとにわかには信じがたい。力を付けたことは認めてもハンデ戦ということもあり、食指は他に伸びる。
またタイセイトレイル、サトノガーネット、レッドレオンといった「いかにも芝中距離」という馬たちにも今回はちょっとお休みいただき、やや適性がズレた面々から穴候補を挙げると、
・マスターコード(牡6・父ハービンジャー)
・エーティーラッセン(牡6・父サマーバード)
あたりはどうなんだろうか。
とくにエーティーラッセンは一にも二にも展開次第。
単騎逃げがかなえば「長距離の逃げ馬」の格言通り、バカにされての3着粘り込みは十分考えられる。
一方マスターコードは差し馬なので、この2頭が一度に2頭とも穴をあけることはないだろうが、前走の中山戦は適性外として、秋の京都で3勝クラスも一度タイム差なしの「卒業見込み」になっているし、53キロで内枠でジッとして最後だけ脚を伸ばしたら…こっちも相当際どいのでは?
そうそうダート適性ならモズベッロ(牡4・父ディープブリランテ)もそうなんだが、この馬なぜか走るときにはちゃんと人気になる馬ナンでね。
穴というより穴人気してコケるタイプかと思って、今回はお休みということで。
いえいえ、生物の生長の未来を予見しようという行為自体が傲慢かもしれませんし、簡単に解明できないからこそロマンなんだと思います。
いろんな見解があって然るべきかと思います。
こちらこそ、まずは動画など調べてから質問すべきところ丁寧にありがとうございます!
拝見します!
お返事ありがとうございます。
まさかレイエスプランドル に触れているとは思わず(確かにトライアル出てますが)、ブログの最初の方からさーっと数記事読ませて頂きました。
中島国治氏のゼロの遺伝では、父の誕生日から約4週間かけて2.00からゼロになる風な記述があったように思うのですが、ここでは2ヶ月としている理由は何かおありなのでしょうか。
※すみません。書籍実家にありいま手元にありません。私の記憶が間違っていたらすみません。
ブラストは種付け日からハービンジャーのゼロと思っており、実際ハービンジャーよりキンカメに似ているのでてっきりゼロ遺伝だったのかと。
余談ですが、この売れ残ったいまブラストに出資して入会したのは17年4/1でした。というのもその前の週のドバイシーマクラシックをジャックホブズでウン十万儲けたのですが、このジャックホブズこそ、ゼロ遺伝が4代中3代施されていたことに縁を感じたことで馬券を買って儲けたのです。
ゼロ遺伝で儲けたお金はゼロ遺伝に投ず、じゃないですが中島転がしをして得た運と縁でした。(元々血統で偏見をもたず、馬体/動画でマークしてたのも事実です)
長文失礼しました!
Deep Imapctさんと私の間に多少見解の相違があることは気がついていましたが、十分馬主運をつかんでおられるようだし、あえて言う必要はないと思っていました。
しかしもし気になるようでしたら、私の過去動画をご覧いただけたらと思います。
・MAX活性
https://youtu.be/32BlsI7uhxs
・ゼロ活性
https://youtu.be/NeTFjp8xlWo
これでどの辺が違うのかわかるはずです。
私も血とコンプレックスにあるままを表現しようとして、結局内容の貧弱さに怒り、自分で解釈したクチですから、いわば自己流です。
ですが、あの本のようないい加減さはないと思っています。
ブラストワンピースの活躍は母系の空胎や初仔なども大きく関与していると思います。
ハッキリ言って、ハービンジャーの最高傑作でしょうね。
はじめまして。
動画からたどりついたのですが、こんなところで中島理論の信奉者と出会えるとは少し震えています(ブログなどやられている方は何人かはまだいらっしゃいますが)。
私も15年産から一口を始めて、出資の際に活用しています。
主にゼロ遺伝と料の遺伝はみています。
ジャパンスタッドインターナショナルのサイトで直近3代の日本馬であれば種付け予定日は正確にわかるので、ゼロ活性かマッシモ活性かはわかるようになりましたね。
ゼロ遺伝については最近の欧州の超近親配合名馬のinブリードも全て説明がつきますし、オルフェーヴルくらいかな当てはまらないのは。
逆に質の遺伝については名馬が全くあてはまらないので、見なくなりました。見方が悪いんでしょうか。
一つ中島理論の書籍やその後の彼の出稿等でもわからないのは、ゼロ活性は満8歳、16歳、24歳の出産予定日から1か月後からと書かれていますが、その間の活性値は2.00から徐々に減っていくのか、2.00のままでいきなり1か月後に0になるのか、が疑問になっています。ご見解あれば聞かせてください。
最後に自称、故・中島国治氏の運転手兼カバン持ちの↓の方のその後の行方を知りたい…
https://ameblo.jp/cafe-perdomani/
Deep Impactさん、こんばんは。
最初YouTubeからブログに来られた方は少数派かな。
いずれにしろ、大歓迎です。ゆっくりしていってください。
中島理論との付き合い方を心得ていらっしゃいますね。
現代ではその程度でいいと思います。
質の遺伝については、よくここでも議論されますが、迷うよりはハナから当てはまらないものと判断されるのが賢明です。
ある程度の目安にはなりますが、中島氏のように日にち単位でサラブレッドの発情を左右する「神業」は現代にはもうありません。
さてマッシモの活性(私はMAX活性と呼んでいます)が2.00から徐々に減るのか、それとも次の日からストンとゼロになるのかについては、これも先日「正弦波」のように徐々に減る説を持ち込まれた方がいます。
ストンと減ってその日からまた8年かけて増える「のこぎり型」だと私が思っているのも、理由があるわけではなく、著書「血とコンプレックス」をそう解釈したからにすぎません。
しかし生物のリズム的考察からいえば、そんなに景気よくまるで何かを産み落としたかのように活性値が上下するものかという疑問も、少なからず私の中にあります。
私は中島理論の信奉者ではありません。むしろ最初は「なんなんだ、この未完成な本は!」という怒りにも満ちた不満から再出発した「アンチ派」といった方が早いです。(その辺は初回動画にもまとめてあります)ですからことさらに中島理論を擁護する気はありませんし、それよりもどこまでが混ざり物のない真実なのか、それが知りたいだけなのです。
私もこのブログ、目にしたことがあります。
しかし中島氏の数限りないエピソード、その取り巻きの話などは半分以上「羽がついたホラ話」でしょうね。
確かにこの理論は星のように輝く部分がある一方で、世に出す方法を間違え、色物としか思われなくなった不幸な一面もあると思います。
私は、その誤解が除かれる手助けをしています。
30年後の今、見て面白いと思ってくださる方を増やしておけば、この世から理論が消えてしまう日が少しは遠くなるだろうと思っているだけです。
そうなんです。
バイオリズムにあるように、太陽と地球の距離も急に近づいたりしませんよね。そのあたりですかね。
でも過去を辿ると、インブリードの弊害を回避しているのはゼロ遺伝ですし、それをただの1/8の確率で片付けられません。
ゼロ遺伝だと強くなるわけでは決してありませんが、評価が底値だったハービンジャーのゼロ世代に目をつけたおかげで、シルクの一頭目でブラストワンピースを引け、サンデーでも売れ残っていたレイエスプランドル(料の遺伝がなんと7.375!)で2勝できています。
まぁそこはただの運かもしれませんが、モーリス産駒にインプリードを回避できていないサンデーの3×4が多発しているのが気になります。
逆にドゥラメンテは3×3が近すぎるのを回避してか、輸入牝馬に多数つけられてますね。
さて、この産駒の未来はどうなるか
Deep Imapctさん、こんばんは。
そうですね、全く同じことを私も過去のブログで書いています。
レイエスプランドルが体力お化けであること、クラブ紹介ではサンデークロスのあるモーリス産駒をすべて「ケン」していること、もしかしたらモーリスよりはドゥラメンテがおすすめじゃないかってこと…。
とにかく今年の2歳、これですべてわかるでしょうね。
ドルメロさん、お疲れさまです。ラッセンの複勝で美味しいものを食べてきます。ありがとうございました!
えっ、主宰の私が美味しいものも食べずに、最終Rが終わったらまた動画編集しているのに…泣
というのは冗談で、私も少し買いました。
ゴール前ちょっと声が出ましたね。藤懸くんナイスジョブ!
配当4ケタいくかと思いましたが、意外と複勝安かったっす。
ドルメロさんへ、動画をいつも拝見させていただいております。
さて、テシオ理論プログラムのシミュレーションの馬券的な側面での中間報告などをさせていただきます。
どのプログラムの場合も同じですが、単勝のみの的中率と回収率
を結果として出力させました。(理由:プログラムの精度がいちばん試されるため)また、単勝100倍などの的中は結果に及ぼす影響がおおきいため、的中していても、結果には含みません。
レース数 1841(最終的には10000レース実施します)
レース期間 2019年1月~6月
的中オッズ 2871ポイント
回収率 156%
詳細な分析は、ここでは省略しますが、一つだけ、大きな偏りを下記します。
総的中の1着馬、2着馬、3着馬の示す優先は母系、父系ほぼ
50%で偏りはありませんでした。
しかし、母系の払戻し額は父系の、約2倍でした。
これは、1着馬、2着馬、3着馬も同様でした。
想定できる理由としては、一般の競馬ファンの方達は、
例えば、父がディープインパクトであれば、ディープとして
投票するので、どうしても父系のオッズが低下する。
アーモンドアイのように優先祖先がロードカナロアではなくサンデーサイレンスなどとは意識しない為ではないかと。
次に、活性値ですが、
1着馬の母の活性値の出現数は
8が最大で665回
次は1で580回
次は7で516回
となりました。その他の活性値は出現数が低下します。
先日、活性値の変動は「のこぎり波」(先日は誤記で派としておりました。)ではなく「正弦波」では?と質問させていただきましたが、上記のシミュレーション結果は「正弦波」を示しているように感じます。ただこの事は自分の中の理解に留めておきます。
バイオリズムの助言ありがとうございました。
人間の場合、身体23日 感情28日 知性33日の周期が
現在一般的に使用されているようです。
起点日は、誕生日です。
当時(約5年前)は(現在もそうですが)、馬のバイオリズム周期がわかりませんでしたので、人間のものを使用して実施しました。やはり1年間の約3000レースのシミュレーションを実施しました。先日、ドルメロさんより28日との数字を提示されていましたので、月の周期が関係している事は、人間と同じなのかな?と想定しています。また、起点日が誕生日からずれるとのお言葉も頂きましたので、今後、時間をみて再度、挑戦してみたいと考えております。
最後に、これまでいろいろな競馬予想プログラムを作っては消し
してきました。三連複、三連単の回収率が100%をこえるものは比較的簡単に作成できました。
しかし、単勝と複勝が100%を超えるものがどうしても作成できませんでした。
今回、約1800レースと短い期間とはいえ回収率156%などという驚異的な数字が出ましたのは、まさしく私自信が驚異的に驚いております。
(競馬裁判の卍氏も、複勝だけは90%程度でした。)
「計算する血統」の中級編楽しみにしております。
いや、シミュレーションほんとうにご苦労さまでした。
私自身テシオ理論をこのように使うことを想定していなかったため、すごく興味深く拝見しました。
貴兄の努力が無駄にならなかったことに、なんだかホッとしています。
これからもテシオ理論を応用して新しい道を切り開いてください。
それこそが、私のブログ、YouTube開設の最大の目的なのですから。