▼阪神牝馬S2018 女王始動戦の足元をすくう危険な上がり馬2頭

ソウル帰ってくるも復帰戦はかなり厳しめの条件選択に

昨秋まったくいいところがなかったソウルスターリング(牝4・藤沢和雄厩舎)が、今季の復帰戦にここ阪神のマイル戦をチョイスした。

3歳牝馬という立場を考え合わせても、毎日王冠からの王道路線はまだやはり少し荷が重かった。

今季は「どこか海外に出かけてみようかしら」という威勢のいい言葉も聞かないし、まずは国内緒戦でしっかり足固めしてからという「現実路線」を歩むのだろうか。

休み明けは低体力の馬にとって、走れる条件のひとつ。
ただ関西輸送、現在のマイル戦の適性など、女王が超えなくてはならないハードルは意外と多い。

 

虎視眈々と女王の足元を狙う馬がスタンバイ

 

▼阪神牝馬S2018 基礎体力表

ミエノサクシード  75
アドマイヤリード   72
ワントゥワン    63
デンコウアンジュ   56
ミスパンテール   53
クインズミラーグロ 50(平均)
レッドアヴァンセ   47
ソウルスターリング 44
レッツゴードンキ   41
ラビットラン    38〜
エテルナミノル   34
ジュールポレール   31〜
リスグラシュー   28〜
ミリッサ      25〜

 

指数堂々のトップは、前走準OP元町Sを勝ったミエノサクシード(牝5・父ステイゴールド・高橋亮厩舎)。

3歳春までは、とにかくタフに使える牝馬という以外目立たなかった馬だが、秋に入って末脚の切れが一変(9月の衝撃500万下は自分も見た)。
爆発的といっていい追い込みで重賞初制覇を狙う。

優先祖先は4代前のSure Blade(1983・QE2Sなど)という英国マイラーになり、その父で大種牡馬のKris(1976・サセックスSなど14戦12勝)の影響が強い。
広いコースでのびのび走ってナンボの欧州系だ。

 

指数2位のアドマイヤリードはすでにG1馬なので割愛するが、彼女はミエノと生まれ年も父も一緒でありながら、馬体、毛色など全く違うのがミソ。

つまりこの年のステイゴールド(18歳)は活性が相当低かった(父の特徴が出ない)という証拠であり、結果的にミエノは4代前Sure Bladeが、Aリードは母父Numerousというミスプロ系の祖先が引っ張り出される格好になっている。

 

もう1頭、ぎりぎり3着候補のおさえとして考えておきたいのが、指数3位のワントゥワン(牝5・父ディープ・藤岡健一厩舎)。

ワンカラットも活躍馬だったが、優先祖先はその父ファルブラヴで、そのまた父であるFairy King(1982)の影響が強い。

兄・Sadler’s Wellsとはタイプが違い、Fairy Kingのほうは距離面にやや限界はあるが、好調期にはかなりタフに、きちんと実力を発揮できる馬が多い。

2頭とももっと穴人気するかと思ったが、このままいけばかなり低評価に甘んじるようなので、手広く取り上げてみた。

 

お気づきですか?URL移行済みです

 

【おまけ】
本日ブログをhttpsに移行しましたが、うまく動いているようなので、お休みの予定だった阪神牝馬Sについても、試しに掲載してみました。

アップ先のエックスサーバーには「独自の簡易システム」があり、わりと簡単に移行できました。

いちおうhttpと打ってもhttpsに飛ぶようにしてありますが、なにか不都合ありましたら、各自でご対応いただければ幸いです。


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