▼ユニオンオーナーズクラブ2018 1歳馬リスト最速診断 関東牝馬編(No.3〜10)

皐月賞馬エポカドーロの故郷にやってきました

ここまでかなりたくさんのクラブ馬主さんをご紹介してきましたが…。

ふとクラブ馬主の賞金ランキングを見たところ、ベスト10圏内にいるのにいまだ紹介していないクラブのひとつが今回の「ユニオンオーナーズクラブ」さんだということに気がつきました。

しかも募集数が40頭を超える中堅どころで、現在も絶賛募集中。

さらにさらに今年の皐月賞馬・エポカドーロの馬主さんでもあるなど、なぜ今まで残っていたのか不思議なくらい。

そこで今回から4回の予定で、ユニオンOCさんの17年度産1歳馬リストを調べていくことにします。

 

なおユニオンさんでは「先行馬募集」と称する当歳馬2頭(No.1とNo.2)の募集も合わせて行われていますが、残念ながら判定は芳しくなかったことだけ先にお伝えしておきます。

今回もOK判定に近い馬だけのご紹介です。

 

ユニオンOC1歳馬 関東牝馬編 判定結果

4 イチリュウの17(牝・黒鹿毛)

 判定 【 ぎりBAD8日 】

 父・ジャスタウェイ
【優先祖先】 ハーツクライ
【基礎体力】 59(平均は50)
【適  性】 ダートor芝の中距離
 美浦・伊藤圭三厩舎 予定
 残口40未満

今までのファミリー活躍馬とは違い、かなりの芝適性を持つ馬と見ます。

 

母系は名門プロポンチス系

中でも現在ラフィアン軍団にたくさんの末えいがいる(マイネイサベルなど)第四パシフイツクの分枝で、こちらは近年地方競馬の活躍馬をよく出していることで知られます。

イチリュウ浦和桜花賞の勝ち馬で、近親には17年JDダービー勝ちのヒガシウィルウィン(父サウスヴィグラス)や関東オークス勝ちのタイニーダンサー(父サウスヴィグラス)がいます。

プロポンチス系のような100年以上続く牝系では、21世紀までサイクルを正しく継承することだけでも難しいものですが、見たところ母のイチリュウまではきれいに継承できています。

 

そしてなんといっても、グランド牧場〜伊藤圭三厩舎といえばダート活躍馬の宝庫。

これまでは2代母キハクの父アサティス(やっぱり)の活性が強く、ファミリーの優秀な産駒はすべてダート馬に出ていましたが、母イチリュウはキングヘイローの優性期産駒、そして今回高活性期のジャスタウェイをつけた本馬ともに「いつ芝で走ってもおかしくない血統背景」ができあがっています。

また本馬は優先祖先のハーツクライそっくりの形に出ていますし。

たとえデビュー戦はダートでも、どこかで1回ターフを駆ける姿が拝めるかもしれません。
ファミリーの可能性が掛かる注目の1頭です。

 

10 クロンドローリエの17(牝・黒鹿毛)

 判定 【 ぎりOK9日 】

 父・ベルシャザール
【優先祖先】 キンカメ
【基礎体力】 ★66(平均は50)
【適  性】 芝orダートの中距離
 美浦・粕谷昌央厩舎 予定
 残口あり

こちらも古い名牝系ですが、サイクルはきれいな継承を見せてくれます。

 

本馬の牝系は星旗(英語名:Fairy Maiden)系といいます。

この頭に星がつく漢字2文字の牝系は、当時小岩井牧場と双璧をなした「下総御料牧場」が、昭和6年頃にアメリカから輸入した牝馬たちを指します。

それ以前、大正15年にイギリスから輸入した牝馬たちには、頭に「種」の1文字が付けられ「種系」とも呼ばれます。

現在ですとやはり「星旗」の子孫はラフィアン軍団に多く存在し、細々ではありますが地味な活躍馬を出しています。

思うに「星系」も「プロポンチス系」も、100年経つと岡田総帥のような相馬眼がなければ、真贋の見分けがつかないのでしょう。
計算ではじき出すことができない限りは、ね。

多くの古い牝系がラフィアン軍団にばかり集結している事実は、非常に興味深いです。

 

本馬の2代母アルフェッカは3代母タケショウティアラMAX活性を受け継いでいますが、残念なことに活躍馬であった5代母スピードヤマトシがその仔4代母ベストプリンセスゼロ活性を伝えてしまいました。

よって最近までの母たちはその良さが相殺されて、いまいち爆発につながりませんでしたが、代替わりし、MAX活性の恩恵だけが残る今世代からが本当の勝負となります。

動画を見る限り、今回の馬の中ではバネが感じられ、一番好ましい感じの歩様
小柄な母と似ていないというアナウンスも納得できます。

 

【番外編】

今回は「?」判定の馬が多く、残りの馬全てがBAD判定ではないということを、お伝えしておきます。

とくに9番レベッカの17は、OKに近い?判定なので、気になる方はチェックしてください。

 

カタログにはダートの中距離馬とありますが、私の見立ては「けっこう芝もイケるマイラー」ではないかと。

Ultimate Eagleはあまり聞かない種牡馬ですが、本馬の場合、この父のMAX活性産駒でありながら、他の代の種牡馬活性が低すぎて、優先祖先探しは父の母系をさかのぼるハメになります。(父の父Mizzen Mastがミニマム期のため)

父の母系には欧州の芝馬がズラッと並んでいますので、条件次第では芝もイケると見ます。(父自身も芝ダート兼用)

ただ5代くらいさかのぼるとマイラーというよりスプリンター(Tudor MusicジュライC勝ちなど)の名が出てくるので、距離は思ったより保たない気がします。

 

次回もユニオンさんの関東牝馬編です。
どうぞお楽しみに。

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