▼ユニオンオーナーズクラブ2018 1歳馬リスト最速診断 関東牝馬編(No.11〜19)

今回は時間さえ許せば語りたい馬ばかり。

隅々まで見ると、必ずどこかにおもしろい馬っているもんですね。

ユニオンOC1歳馬 関東牝馬編 判定結果

15 ヴェルナッツァの17(牝・栗毛)

 判定 【 OK 】

 父・ケープブランコ
【優先祖先】 Raise a Native(1961)
【基礎体力】 56(平均は50)
【適  性】 ダートのマイル
 美浦・竹内正洋厩舎 予定
 残口あり

父の栗毛も遠い祖先の名残ですが、本馬の栗毛は欧州を離れたさらにその先から来ています。

 

ケープブランコは愛国、米国で芝G1を勝ちまくった名馬で、その父ガリレオのゼロ活性馬と推測されます。

その実績の割にこの種牡馬成績はどうしたことかと言いたくなりますが、それは自身の栗毛が母系のCrepello(1954・英2000ギニー英ダービー勝ちなど)に由来しているからかもしれません。

Crepelloは直父系のDonatello(1934)こそ劣性期ですが、母系の仏スタミナ血統を受け継ぎ、軽さとは無縁の存在。

これが強調されると、日本の軽いターフではひとたまりもなく馬群に沈みます。

 

ですからもしケープブランコを本当に配合に活かすなら、これから始まる劣性期こそがチャンス(逆説的ですが)。

本馬のように米系の軽いダート血統を活かすもよし、芝のマイル血統を活かすもよし。
とにかく母系に軽さのある繁殖が必須となります。

本馬は母系4代父フォーティナイナーからミスプロRaise a Nativeと優先をたどれるので、栗毛の正体はこのRaise a Nativeだとわかります。

 

動画内の動きもまずまず。
なにより馬体に張りがあり、つなぎのクッション性は確かにダート馬のような感じですが、案外前肢の出は軽い。

基礎体力などはごく平均で、ミスプロのクロスも生きているなど他に強調材料こそありませんが、父ケープブランコの可能性を占う意味ではちょっと注目したい1頭です。

 

19 オーバーザウォールの17(牝・鹿毛)

 判定 【 OK 】

 父・フェノーメノ
【優先祖先】 フェノーメノ
【基礎体力】 72(平均は50)
【適  性】 芝のクラシック
 美浦・岩戸孝樹厩舎 予定
 残口あり

活躍馬多数の牝系ですが、あとは母22歳時の産駒という現実をどうとらえるかです。

 

高齢の母馬についての考え方には2通りあると思います。

ひとつはあまりに母が高齢過ぎれば、やはり計算上より継承される能力は少ないだろうということ。(同じサイクル上でも14歳時より22歳時は劣るはず)

もうひとつは、体力面や産駒の活発さなどには影響しても、スピードサイクルを正しく継承していることこそが正義である、という考え方です。

 

私はこの中間地点に落としどころがあるのではないかと思っています(ちょっと都合よすぎるけど)。

つまり、母の子育て具合によって取得、成長する後天的な因子はやや劣るかもしれないが、スピードサイクルについてはなんら問題なく次世代に継承される、という主張です。

 

2回目のMAX活性である母17歳時までは産駒に何ら問題ないと考える私でも、22歳はさすがに躊躇します。

もし24歳時MAX活性だよと言われても、正直、出資するならもうひとまわり若いお母さんがいいなと思うはずです。

 

私はこの計算法ではじき出されたすべての結果が正しいとは思いません。

そんなにうぬぼれていませんし、またいつも柔軟にありのままを受け入れ、間違いを正すことで、先に進みたいと思っています。

ただ真実が知りたいだけなんですね。

ですから、高齢の母がダメだというファンの現実的考え方に強い反論はしません。

しかし高齢の2文字だけでオミットしていると、その先の真実には100年経っても到達しないだろうとは思います。

今のところ動画で見る本馬は、そんなに距離的融通が利く体型とは思いませんが、これからの成長でグンとステイヤーっぽくなるのでしょうか。楽しみです。

 

今回はOK判定馬が2頭いましたので、ここからは簡潔な紹介になります。

 

12 ブランダムールの17(牝・栗毛)

判定 【 ぎりBAD8日 】

父・キングズベスト
【優先祖先】 母・ブランダムール
【基礎体力】 78(平均は50)
【適  性】 芝の短距離〜
美浦・粕谷昌央厩舎 予定
残口あり

母自身が優先祖先になる珍しいケースです。

その母もOP馬でしたので、期待大です。

 

13 キャタロニアンの17(牝・鹿毛)

判定 【 ぎりOK1日&母ぎりOK6日 】

父・ダイワメジャー
【優先祖先】 ノーザンテースト
【基礎体力】 ★53(平均は50)
【適  性】 ダートのマイル
美浦・和田勇介厩舎 予定
残口あり

適距離はもっと短くなっても驚きません。

ピッチの利いたスプリンターかもしれません。

 

14 ラブリーバローズの17(牝・鹿毛)

判定 【 母ぎりOK1日 】

父・カレンブラックヒル
【優先祖先】 サンデーサイレンス
【基礎体力】 47(平均は50)
【適  性】 芝のマイル
美浦・木村哲也厩舎 予定
残口あり

馬体に厚みがあってプリップリ。

歩様が機敏でいかにもスピードがありそうで、判定がOKならちょっと楽しみな素材です。

 

次回はユニオンOC関東牡馬編の予定です。
お楽しみに。

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