▼京都新聞杯2019 血の呪縛克服なら外回りで大跳び欧州系適性爆発のトーセンスカイ

今年はレベル的に「?」のつく東上最終切符レース

2勝馬がたったの3頭、重賞2着馬が1頭、残りはすべて1勝馬の集まりというから、ダービー前のG2重賞としてはちょっと寂しいメンバーレベル。

ただ東で同週に行われるプリンシパルS(明日掲載)も、似たりよったりのメンツだし、両にらみ狙いの陣営もチラホラ見られるので、この2トライアルからダービーで大本命を脅かす存在は…?

そうは言っても、配合的に見るべきものがある素質馬はやはり何頭かおり、秋に向けて(夏のローカルでも)覚えておかれるといいだろう。

京都新聞杯の注目馬は2頭いるのだが…

外回りの二千二百というごまかしの利かない舞台設定ゆえ、たとえ配合が良さそうでも、優先祖先の距離適性に不安のある馬は一枚割り引きたい。(秋華賞とエリザベス女王杯によく似た関係性)

というわけで紹介予定の注目馬2頭のうち、よりこの舞台の適性が高いと思われるトーセンスカイ(牡3・父トーセンラー・藤原英昭厩舎)から見ていこう。

▼トーセンスカイの繁殖サイクル

Missy Baba 1958
 Gay Missile 67.3.27 3.10〜5.10
  Lassie Dear 74.5.2 き× 4.16〜6.16
   Weekend Surprise 80.4.8 ぐ○ 3.22〜5.22
    Weekend in Seattle 93.5.3 き× 4.17〜6.17
     シアトルサンセット 99.1.21 ぐ(○) 1.4〜3.4
      サンセットロード 06.2.7 き× →ぎりOK3日
      シアトルムーン 07.3.10 ぐ× →ぎりBAD6日
      ロンギングトゥユー 09.1.12 ぐ× →BAD
      タンギモウジア 13.2.28 ぐ× →BAD
      ナンネッタ 14.3.28 き× →ぎりOK6日
      ステイインシアトル 11.1.11 ぐ○
     ☆トーセンスカイ 16.2.1 き(×) →ぎりBAD3日

トーセンスカイのぎりBAD3日は、判定としては一番大物を狙ってみたい感じの「外れ具合」で、馬体さえよければセリで買える馬候補だろう。

シアトルサンセットは本馬トーセンスカイで2回目のMAX活性期を終えたので、繁殖そのものはもう望み薄だが、産駒に牝馬をかなり多く残しており、ファミリーの繁栄は今後もしばらく継続できそうだ。

▼トーセンスカイの優先祖先

父 トーセンラー 活性値7

母父 Belong to Me 活性値1
3代父 Seattle Slew 活性値2
4代父 Secretariat 活性値1
5代父 Buckpasser 活性値2

ごらんの通り、母シアトルサンセットは自分の血統内に高活性の祖先を持たない牝馬なので、繁殖ではほとんどの産駒が「父似」になる

トーセンラー(そして全弟スピルバーグも)は母似の馬で、優先はサドラーズウェルズの系統をさかのぼる。

このきょうだいはそれぞれ母の母Dance Image(1990)とサドラーが優先で、まったく同じ系統ゆえに、2頭ともがそっくりな形質で生まれている。

トーセンスカイはその父トーセンラーの活性が高すぎるため、父以上にサドラーの優先祖先(=Fairy Bridge:10ハロン?)をさかのぼっている。

よって本馬も脚に白こそあれ、流星は父同様「ちょん」と打たれる程度で、これが鹿毛ならまたしても父たちとそっくりな馬になっている。

3頭ともが同じ系統から出ている証のようなものだろうか。

▼トーセンスカイの基礎体力

Lassie Dear      1.25
Weekend Surprise   1.0
Weekend in Seattle  1.25
シアトルサンセット  ★2.0

2.0+1.25+1.0+1.25=5.5 → ★69

シアトルサンセットからMAX活性を継承し、重賞、連戦でも十分戦っていけるレベルに。

ちなみに兄のステイインシアトル(父ステイゴールド)は、53。

同じきょうだいでも兄はあまり無理できない体質で、実際に弟同様、未勝利勝ち後中3週で京都新聞杯に出走するも4番人気15着、その後7か月の休養に入っているし、これまで休み明けで2勝2着3回、鳴尾記念勝ちは中6週(1か月後の函館記念2番人気15着)、新潟大賞典2着は8か月半ぶりの出走だった。

▼トーセンスカイの残存クロス

▼Northern Dancer
父方 2×0.75=1.5
母方 1.5×0.75×0.25=0.281…

▼Raise a Native
父方 2×0.25=0.5
母方 0.75×1.25=0.9375

他にもHail to Reason、Lyphardとかなりクロスの種類が多い(ゼロ活性と父系内のクロスゆえどちらも自分は気にしない)が、自分が知りたいNorthern DancerRaise a Nativeも薄めながらしっかり残存していると確認できる。

もともと父(そしてスピルバーグ)も3歳春のクラシックではいいところがなくて、連勝や距離カテゴリー短縮などのリフレッシュ化を経て大成したタイプ。

加えて母の母Weekend in Seattle(1993)は、配合をBold Ruler×Bold Rulerで締めた異色の存在。

よって血のコンプレックスは強いと見られる。

【 結論 】トーセンスカイの距離適性、基礎体力ともにここで通用するものがあるが、血のコンプレックス多めで実際の本格化は秋以降

ファミリー全般に繁殖シーズンに走る系統ではないのだろう。

もう1頭は距離短縮orダートで開花?ハバナウインド

▼繁殖サイクル

Bengal Bride 1956
 Bride of Note 61.3.25 3.8〜5.8
  Go On With It 75.5.4 ぐ× 4.18〜6.18
   Stately Bride 83.5.14 ぐ(×) 4.28〜6.28
    Swift Alliance 90.3.19 き(○) 3.2〜5.2
     Classic Alliance 95.3.28 き○
     スカイアライアンス 98.5.7 ぐ× 4.21〜6.21
      グァンタナメラ 07.4.9 き○ 3.23〜5.23
      ☆ハバナウインド 16.1.24 き×

グァンタナメラは今後も注目の繁殖。

▼優先祖先

フジキセキ〜Cornish Prince(1962・ダートマイル)

▼基礎体力 ★★91(鬼!)

ハバナウインドのデビュー戦が芝の千四だったのは陣営の英断で、本来の適性もこの辺にあると見てよい。

小回りの小倉なら距離10ハロンでもごまかせるが、さらに1ハロン延びて京都の外回りはいかにも不利な設定。

夏以降マイル路線を歩み出したら(ダート変わりならさらに)すぐに買ってみたい逸材だ。

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