▼新潟大賞典2019 キンカメショックに触発されて?初重賞制覇狙うキンカメ系ホープ2頭

キンカメもあの種牡馬あるあるに該当するのか

競馬サークルではよく「亡くなった父の弔い合戦」なんて話を聞くことがある。

活躍した種牡馬が亡くなると、どういうわけかその週の競馬でその種牡馬の産駒が激走するというのだ。

ただキンカメの場合、種付けを中止したのは昨年後半のことだから、そこからずっと「キンカメ産駒確変警報」が発動しているかというと、そうでもないような…。

いずれにしろ今週の新潟大賞典で初重賞勝ちを狙う2頭は、たとえキンカメ警報がなくとも実力で勝てるだけの器と見えて、クラブ会員の掲示板界隈ですでにかなり盛り上がっているようだ。

6戦4勝!デビューわずか1年でここまできたロシュフォール

サンデーR所属のロシュフォール(牡4・父キングカメハメハ・木村哲也厩舎)は、ちょうど1年前の4月にデビュー(未勝利戦でしかも6着www)したばかりにもかかわらず、休みを挟みながらトントンとOPまで出世してきた素質馬。

▼ロシュフォールの繁殖サイクル

Sun Princess 80.5.18 ぐ(○) 5.1〜7.1
  バレークイーン 88.4.16 ぐ○ 3.30〜5.30
   フサイチミニヨン 96.4.25 ぐ○ 4.9〜6.9
    アンブロワーズ 02.3.8 ぐ(○) 2.22〜4.22
    ☆ロシュフォール 15.3.11 き(×) →ぎりBAD11日

日本ダービー馬・フサイチコンコルドとも近い、バレークイーン系の本筋にあたる牝系。

バレークイーン系は現在でも多くのクラブ募集がかかる人気牝系なので、この「ぐ○き×」のサイクルは覚えておくといいだろう。

サイクル前半の配合により、内包スピードは予想以上に高く、マイル戦でも対応可能。

▼ロシュフォールの優先祖先

父 キングカメハメハ 活性値5

母父 フレンチデピュティ 活性値1
3代父 サンデーサイレンス 活性値1
4代父 Sadler’s Wells 活性値6

よって優先は母アンブロワーズということになる。
外見も母によく似た流星だ。

母はフレンチもサンデーもミニマム期に付けられた産駒で、当然Sadler’s Wellsの影響が強いのだが、それにしては末脚の切れる牝馬で距離が保たず、気性が激しい一面があったのかもしれない。

洋芝や稍重が得意な点ではサドラーの特徴がよく出ており、ロシュフォールも時計のかかる馬場は案外こなせるかもしれない。

ただし距離の二千は息子にとってベストなのかどうか。
母は気性的に無理だったとしても、息子も案外千八あたりが得意で、あと1ハロンは我慢比べ、ということもありうる。

そのあたりは今後OPを走るようになって初めて露呈するもの。
二千がドンピシャかどうかは、直線の長い新潟(欧州系は大の得意)なら一発でわかるだろう。

▼ロシュフォールの基礎体力

Sun Princess  1.75
バレークイーン  1.75
フサイチミニヨン 1.25
アンブロワーズ  1.0

1.0+1.25+1.75+1.75=5.75 → 72

フサイチコンコルドの件(逆体温、虚弱)もあって、バレークイーン系は全般に基礎体力に問題ありかと思いきや、バレークイーン自身は体力に不安のない繁殖。

よって子孫は良い年回りならかなりの高数値が期待できる。

ロシュフォールもここまで無理使いなく出世しているので、本当の意味で基礎体力を使うのはこれから。パンとすれば連戦も問題はない。

【 結論 】本格化すればロシュフォールはもちろん重賞級の器。たとえ今回でなくとも馬体さえパンとすればいつでも

ここまでは使い込めなかった事情があるのだろうから、その辺が解消すれば慌てなくても結果は自ずと出る(千八ならなおのこと)。

一歩一歩前進を続けてついに素質開花!メールドグラース

こちらはロシュフォールとは違い、未勝利脱出に6戦、500万下勝ちに4戦を費やしたキャリア14戦の遅咲きタイプ。キャロットC所属。

▼メールドグラースの繁殖サイクル

Balsamique 73.5.27 5.10〜7.10
 Blue Note 85.4.9 ぐ× 3.23〜5.23
  ブルーラスター 94.3.12 き○ 2.26〜4.26
   グレイシアブルー 02.5.1 ぐ× 4.15〜6.15
   ☆メールドグラース 15.5.26 き(○) →ぎりBAD11日
    グレイシアブルーの17 17.4.13 き○ →OK

ロシュフォールと全く同じぎりBAD11日判定。

ただしロシュフォールがOKなら良いサイクルの前半に入るのに対して、メールドグラースはOKでもサイクルの後半に入ることが予想されるので、純粋なスピードという面ではメールドの方がやや劣る感じ。

昨年のキャロットC特集では、母グレイシアブルー17年度産の父アイルハヴアナザー牝馬をOK判定した。

この妹は珍しく地方行き前提で募集されており、当時は優先祖先が父寄りと判定していたが、今は母似だと思う。

▼メールドグラースの優先祖先

父 ルーラーシップ 活性値7

母父 サンデーサイレンス 活性値5
3代父 ヌレイエフ 活性値8(MAX)
4代父 ハビタット 活性値2

昨年時点では3代父ヌレイエフの活性値が不明だったのでいちおうゼロ活性と仮定し、妹を父似としていたのだろうが、その後全ての数値が確定し、メールドグラース(と妹)の優先祖先は母グレイシアブルーと決定できる。

母は現役時代さまざまな距離を走った馬で、連対した距離だけでも千二から二千までの経験がある。

よって現役最後の勝ち星を挙げた千二が母の適性というのではなく、二千でも走る素地があったものの、なんらかの要因でだんだん距離を縮めざるを得なかった馬だと考えられる。

母の優先はNorthern Dancerなので、メールドグラースの大きな流星はこの偉大な大種牡馬から来ているのだろう。(キンカメ系ではまずこういう流星は現れない)

Northern Dancerは米国3冠レースでKダービーとプリークネスSを制した馬だから、理論上10ハロン適性に何ら問題はない(ベルモントSは3着)。

加えてメールドグラースがより距離をこなしているのは「サイクルの後半配合で内包するスピードが遅めだから」という見方もできるし、この辺はロシュフォールとは真逆のベクトルを示している。

▼メールドグラースの基礎体力

Balsamique    0.75
Blue Note    ★2.0
ブルーラスター  1.75
グレイシアブルー  1.0

1.0+1.75+2.0+0.75=5.5 → ★69

2代母ブルーラスターは3代母Blue NoteMAX活性馬で、母グレイシアブルーも今年2回目のMAX活性期を迎えたので、これから出てくるきょうだい達には基礎体力の心配はない。

メールドグラースがコツコツと実力を蓄えてこれたのも、体力に不安がなかったからこそ、だ。

【 結論 】メールドグラースはNorthern Dancer由来のトラック適性を活かした小回り得意馬。広いコースでの瞬発力勝負は???

直線の長い新潟では、欧州系のロシュフォールらに瞬発系でやや遅れをとる可能性がある。反対に小倉等でまくり上がりなどの機動力が使えるのはメールドグラースの方だろう。

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