▼安田記念2019 答えは大波乱ダービーといっしょ!?超高速決着に必要な優先祖先を備える大穴2頭はこれ

ダービーにもビックリしたが目黒記念の決着タイムときたらもう!

先週の日曜東京最終R目黒記念のゴール前。

ラジオNIKKEIの実況アナが「2分28秒2…」とぼんやり言った後に数秒間の「…(ん?芝の二五で2分28秒2? んんん?)」という静寂に包まれ「!!!驚異的なレコードタイムです!」であることにようやく気がついたくらいだから、ホントにおかしな世界に入っている今の府中。

漏れ聞こえる現場の騎手やマスコミの声を総合すれば「確かに芝生はふさふさしていて一見クッションも効いているように思えるが、なにしろ府中はその下の路盤がいまだ堅いままで、馬にいいかと言われれば良くないんだろう」。

そういうことなんでしょうね。

週中は府中にもひと雨あるらしいが、ンなもの、どうせ焼け石に水程度。
安田記念ではついに1マイル1分29秒台への突入も考えられるほど、メンバーレベルは近年最強クラスだ。

1分31秒台で走れる馬の優先祖先を探ってみたら

強い馬がそこそこ走るのは至極当然のことなので、ここでは未曾有の高速決着にも負けない、いや超高速馬場だから飛んでくる大穴がいるとすれば、どんな馬なのかについて考えてみよう。

過去10年くらいの安田記念で

▼1分31秒台で走って馬券になり、なおかつ人気がなかった馬

の優先祖先を調べると、ちょっと意外なことがわかってきた。

モズアスコット →母ダートマイラー〜ミスプロ
サトノアラジン →父ディープインパクト
ロゴタイプ →母ヌレイエフ〜NorthernDancer
クラレント →母エリモピクシー〜Vaguely Noble
ダノンシャーク →母母〜Shirley Heights
ストロングリターン →母芝ダ兼マイル〜ニジンスキー
コスモセンサー →母〜トランスアランテイツク’72=NorthernDancer’61
リアルインパクト →父ディープインパクト
ショウワモダン →父エアジハード
スーパーホーネット →父ロドリゴデトリアーノ

優先のパターンはほぼ2通り。

(1)父そのものに似て、それがディープか名マイラーであること(父を何代もさかのぼらない)

もうひとつが

(2)母方に似て、その牝馬の優先がクラシックスタイルな種牡馬であること

特にNorthern Dancer系の優先がめっちゃ強い。

実はこれ、先週のダービーを勝ったロジャーバローズ(おめでと)にも言えること。
ブログにも書いたように彼は母リトルブックを経てのリファーズスペシャル(父リファール)が優先だった。

しかしダービー馬なら距離適性含めて優先がリファーズスペシャルでもいいのだが、なにしろあのクラレントがVaguely Nobleで、ダノンシャークがShirley Heightsとくればこれはもう泣く子も黙る欧州のステイヤー血統であり、広いコースの適性はともかく、何かすぐには認め得ないものを感じる。

ここからは想像の域を出ないが、おそらく超高速決着においては

▼切れよりスピードの持続性が大きく問われる

のだろう。

シュッと繰り出す10割一瞬の切れ味よりも、スピードは9割でいいから最後の4ハロンをずっと貫き通せる持続性…。

それが欧州ステイヤー系やニジンスキー、リファールをはじめとする持続系Northern Dancer種牡馬のバックボーンを必要としているのではないだろうか。

コスモセンサーなんて優先がわざわざNorthern Dancerの全弟トランスアランテイツクだからね。ほんとビックリするよ。

それを踏まえての大穴候補2頭をご紹介

グアンチャーレ →父スクリーンヒーロー
ケイアイノーテック →母〜Damascus
サングレーザー →Gallant Man
ステルヴィオ →母母〜サンデーサイレンス
スマートオーディン →母〜Shernazar
フィアーノロマーノ →3代母Charge d’Affaires〜Vice Regent

はいもうおわかりとは思うが、今年の大穴候補1頭目はスマートオーディン(父ダノンシャンティ)である。

スマートオーディンは母レディアップステージが優先の母似産駒で、その母は母母父のShernazar(1981)というバステッド系のステイヤーが優先になる。

母自身も10ハロンの芝を得意とし、そして息子もその適性通り9〜11ハロンの重賞を3つ勝ってみせた。

残念ながらケガもあって3歳のダービー後はマイル路線に転向しているが、ここは馬場の高速化がもっけの幸いという感じ。
トップスピードはイマイチでもスピードの持続力なら負けはしない。

ま、あえて難点を探せば、脚質が直一気に固定されつつあること。
今の府中はとてもとてもそれでは届きませんからなぁ。

そして大穴候補の2頭目が(外)フィアーノロマーノ(父Fastnet Rock)である。

彼はこのブログ2回目の登場で、初回は昨年の京王杯SCで基礎体力高いよ〜という紹介だったがあえなく最下位www

イイの気にしない!なにしろ豪州産の遅生まれで、実質今年でようやく5歳みたいなもんだから、本当の実力発揮はこれから。

彼の血統構成は3代母Charge d’Affairesを経て、4代父Vice RegentMAX活性期の優先祖先。

母母Pretty ‘n Smart内には、ひとつ上の全兄ヴアイスリーガルとのクロス(しかも3×2!)まであるのだ。

Vice RegentといえばNorthern Dancer系でもちょっと異色の短距離ダート血統。(でも競走馬としては下の下で真の適性は不明)

後継ラインの一番手は日本でもよく知られたデピュティミニスター(1979)〜オーサムアゲイン(1994)だと思うけど、実はデピュティミニスターは父の劣性期産駒。

したがって本来の意味だと、日本ではエイシンテネシー(牝・1989)の父だと言った方が合っているし有名かも。

エイシンテネシーは距離が良く保ったし、東京も走れたし、2着が10回あるジリ脚だったし(コレコレ!これが欲しかった)と、なんだかこれぞ父の真の適性をよく示している気がする。

フィアーノロマーノは脚質も先行で千四にも対応可能なスピードがあるので、あとは展開次第で。
こちらの方がいい夢見られますかね?

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