▼シルクホースクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(No.51〜60)

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【 ドルメロの魔術師チャンネル 】

絶賛解説中!ご視聴ありがとうございます。

※最速解説のトリセツ2019(必読)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって?の全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬を一切目にしていない。判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい

シルクホースクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(3)

・募集番号 
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番目の仔か
・17年産の評価【最新版】

51 タイタンクイーンの18(牝)

 父 ドゥラメンテ
 →OK
 −4日 6番仔
 タイタンクイーンの17 →?

【 優先祖先 】 Tiznow(1997)
【 基礎体力 】 38

今年のセレクトセールで19年産駒が5億円落札された母ですね。

本当に毎年いい仔が出ていてハズレがない。
?かな〜と思っていた17年産の兄ギルデッドミラー(父オルフェーヴル)も新馬勝ち。
15年と16年は産駒に恵まれませんでしたので、母にはまだ余力がありますね。

タイタンクイーン 05.5.8 き× 4.22〜6.22
 Renee’s Titan 10.2.13 き×
 Fashion Alert 12.3.16 き×
 ストロングタイタン 13.3.22 ぐ○
 ミラアイトーン 14.3.22 き×
 ギルデッドミラー 17.2.19 ぐ× →?
 タイタンクイーンの18 18.2.15 き× →OK

珍しく繁殖サイクル出してみますけど、毎年ぎりぎりの線で種付けして、どっちとも取れる日に生まれている。これ、一歩間違えれば毎年走らない危険性も十分にあったはずなんです。

そこが持っている5億円マザーと持ってないお母ちゃんたちとの違いでしょうかね。

ドゥラメンテは将来の劣性期ならミスプロのクロスを気にしなくて良くなる(時代が来る)種牡馬ですが、今はようやく優性期に入ったばかりで、ここから3、4年はミスプロの濃度に十分注意が必要です。

タイタンクイーンにはミスプロ活性(0.75)があるものの、逆にNorthern Dancerは4代母トラップバスDanzigゼロ活性産駒なので、弊害がありません。

初仔のRenee’s Titanやひとつ上のギルデッドミラーはそこが良くてほぼアウトブリード扱いです。

偉大な母の最大の弱点は基礎体力が低すぎること。
自身が祖母Ensnareゼロ活性馬で、ストロングタイタンミラアイトーンも母のMAX活性期に乗じてやっと出た仔。そのあとミニマム期2年は産駒にさえならなかったのもなんとなく…なんとなくわかる気がします。

52 モシーンの18(牝)

 父 ドゥラメンテ
 →ぎりBAD5日
 −11日 5番仔
 モシーンの17 →ぎりBAD7日

【 優先祖先 】 母モシーン
【 基礎体力 】 41

うーん、マイナス誕生日が深くて自分なら撤退です。
半姉のプリモシーンも実はマイナス誕生日が深い馬なので、そこは気にならないよという方だけどうぞ。

ただ姉は基礎体力もっと高い馬でした。

53 パーフェクトジョイの18(牡)

 父 モーリス
 →ぎりOK5日
 −12日 9番仔
 パーフェクトジョイの17 →?

【 優先祖先 】 ステイゴールド
【 基礎体力 】 63

見た目がほとんど計算通りのステイゴールド
したがって小柄でサンデークロスあり、誕生日マイナスで見送り。

56 ボシンシェの18(牡)

 父 ネオユニヴァース
 →OK
 +20日 8番仔
 ボシンシェの17 →ぎりOK0日

【 優先祖先 】 Northern Dancer
【 基礎体力 】 63

全兄のグレンツェント(2013)以来の父ネオユニヴァースですね。

兄は私もちょいちょい復活があるのではないかと狙っている馬なんですが、実は配合上からいえば兄は母ボシンシェゼロ活性産駒で基礎体力が不安なんですね。

だから快進撃の後一気に疲れが出てそこから立ち直れていないというのも、なんとなく理解できるんです。

兄当時の父ネオユニ活性値は4。優先は祖母Hatoof(芝馬)ですからダートといっても軽い馬場での時計勝負がいいタイプ。

対して本馬はネオユニ活性値がミニマム期の1ですから、優先は5代前のNorthern Dancerまでさかのぼります。
適性はダートでしょうが、もうちょいパワータイプですかね。
距離は十分こなすでしょう。

クロスは母系内で完結しており、自分は気にしません。

動画の歩様もダート馬としては及第点。
リズム感はもっと欲しい気がします。

58 リミニの18(牝)

 父 エピファネイア
 →ぎりOK4日
 初仔

【 優先祖先 】 エピファネイア
【 基礎体力 】 ★56

初仔ですけどまあまあの馬体に出て、しかも父エピファ似という注目の産駒。

白の位置が左後(父)→左前(本馬)に飛んでいますが、これくらいはままあることで、基本父の姿をよく継いでいます。
馬体が大きいのも父のおかげかも。

リミニは未出走ながらダイナカール系でも一番若い?新人繁殖でしかも祖母ポルトフィーノMAX活性継承馬。
あらたな伝説の発信元になるかもしれません。
本馬出産時でまだ4歳ですから、今後覚えておいて損のない逸材です。

ただ今回は父がエピファネイア(=サンデーのゼロ活性)だからよかったようなものの、サンデーのクロスには注意が必要で、父モーリスはダメですね。(19年はなぜかハービンジャー)確かに配合は難しいかな。

動画の歩様もいいですね。歩く速度が一割増しで速く、リズム感があって、ストライドも広い。腹袋も健康的。

どうせなら思い切ってこういう手垢の付いていない馬でシルクデビューしたいです。

54 ピクシーホロウの18 →?
 ピクシーホロウの17 →?

55 アナスタシアブルーの18 →?
 アナスタシアブルーの17 →OK

57 ローザボニータの18 →?
 ローザボニータの17 →OK

59 ビバリーヒルズの18 →?
 初仔

60 エレンウィルモットの18 →?
 エレンウィルモットの17 →?

▼シルクホースクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(No.51〜60)」への2件のフィードバック

  1. 私の出資馬に2歳牝馬のハーツクライ産駒がいるのですが、その優先祖先を調べたらハーツクライでした。

    デビューまで大分時間が掛かりそうなのですが、これもハーツクライの影響でしょうか。

    1つ上の全兄は2歳の7月にデビューしているので、血統が全く同じでも全く違う競争馬になってしまうのはこういうことなのだと勉強になりました。

    やっぱりテシオ理論面白いですね。

    1. わにさん、こんばんは。

      ハーツ産駒に関してはセレクトセール2019の頃から価格の2極化が激しいなと感じています。

      つまり「ホントに走るのなら高くても買うし、本格化を待ってあげられるけど、微妙なハーツ産駒を買うようなら他をあたろう」みたいな雰囲気ですよね。

      私としては彼の引退の原因だったノド鳴りが産駒に出なかっただけでも御の字だと思うのですが、晩成型とパワー馬場指向って種牡馬キャリアの最後にはみんな通る道でもありますからね。ノーザンテーストしかりブライアンズタイムしかり…。

      ハーツ牝馬かあ、いいなあ。
      全盛期に1頭くらいハーツの仔で遊びたかったな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です