▼新潟2歳S2019 だからあれほど★☆を見ろと…いまや新馬→重賞獲り最低条件がMAX活性?ウーマンズハート

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
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新潟はとにかく基礎体力的に元気な馬が勢ぞろい

夏休みが終わり日焼けして元気に学校へ登校した子供たちのように、週末の新潟競馬場は基礎体力自慢の子たちであふれかえることになりそうだ。

▼新潟2歳S 基礎体力表

ウインカーネリアン   41
ウーマンズハート  ★☆91
エレナアヴァンティ  ★63
カイアワセ       53
カリニート       78
グライユル       56
グランチェイサー   ☆56
クリアサウンド    ★81
サナチャン       50
シコウ         72
セツメンノトビウオ  ★59
タイムマシン      44
トライフォーリアル   59
トロワマルス     ★75
ビッククインバイオ   31
ペールエール     ☆78
モーベット       53

しかも基礎体力では牝馬が上位の様相に

最注目馬は★☆91とこのまま桜花賞まで突き進んでもおかしくない配合レベルのウーマンズハート(牝2・父ハーツクライ)。

先週のCX系「みんなの競馬」でも細江チャンが「パフォーマンスに注目」とコメするだけあって、現場でもすでに話題沸騰なのだろう。

好素材とあって本ブログでも珍しく新馬戦の振り返りをし、Danzig系のグリーンデザートあたりが優先ではないかという見立てになった。

よって本質的には6〜7ハロンで爆発するタイプかもしれないが、なにせマイルでも新馬戦の脚は瞬間移動に近い切れ味で(裏を返せばそれこそスプリンターの証?)、この速さについていくのは今の2歳馬にとってはかなり骨が折れそう。

新馬→ダリア賞連勝のエレナアヴァンティ(牝2・父アドマイヤムーン)も基礎体力は★含みの63。

ダリア賞は昨年も☆81のアウィルアウェイが勝ったレースで、この時期に2戦絶好調で使うためにはやはり基礎体力が不可欠だという証拠かもしれない。

配合的にも面白いところがあり、母のドリームカムカムは2本あるNorthern Dancerクロスのどちらとも有意な値を持たない馬。

祖母ドリーミングガールLomondゼロ活性馬、母父メジロライアンNorthern Dancer活性基礎値が0.25×1.25×0.25=0.078と極めて薄く(産駒メジロブライト配合成功のカギ)、母種付け時の活性0.5を掛けるとさらに0.039<0.125でNorthern Dancerの弊害をゆうゆう逃れている。

よって本馬も当然5代アウトブリード扱いでよい。

ドリームカムカムは一見スプリンターだがこれは気性面の影響が強く、実際には9ハロンもこなせる馬だった。
それは4代父ハードツービート(仏ダービーなど)の活性が強いためで、本馬は母優先だがマイルまでなら今のところ心配はない。

★81のクリアサウンド(牝2・父キズナ)は唯一のクロスNorthern Dancerが相当強く、とくに母系は3代父ZilzalヌレイエフMAX活性産駒ということもあって、マイルの距離適性を得た代償として重い十字架を背負うハメになった。

同じNorthern Dancerクロスなら★75のトロワマルス(牝2・父キングズベスト)の方がまだ罪は軽く、活性値は父母それぞれ0.25〜0.43どまり。

父キングズベストのミニマム期産駒なので、優先はサンデーの母系へ流れ、これもマイラーと見てよい。

牡馬はいないのか、牡馬は!

この牝馬4頭はかなり強力なラインナップで、牝馬特有の仕上がり早も手伝って逆転は難しいかもしれないが、あえての牡馬指名なら、☆78のペールエール(牡2・父ダイワメジャー)だろうか。

父似&父優先産駒で、大流星に500キロ超えの雄大な栗毛の馬体までが父そっくり。

しかもダイワメジャーを付けながら5代完全アウトブリードで、ミスプロ経由でないNative Dancer系が2本という不思議な配合内容。

陣営は昨年ケイデンスコールで勝った安田隆厩舎なのだが、今年のこの馬に関してはかなり慎重なトーンで、今回も時計がかかってほしいクチらしい。(いま新潟相当天気悪いしね)

★なしで良ければ基礎体力が素で78という高さのカリニート(牡2・父ルーラーシップ)はどうか。

17年産駒のルーラーシップはミスプロの活性値が0.75×0.5×1.25×0.25=0.117<0.125で、この年だけはミスプロのクロスを心配しないでよい年回りになる。

よって本馬も基本アウトブリード扱いだが、優先は解説動画の通りMAX活性フジキセキ母系にいるCornish Prince(1962)となり、ちょいダート適性っぽい雰囲気になる(新馬小倉のスプリント戦は合う感じ)。
先行して持続力でどこまで。

これなら同じく素で基礎体力72のシコウ(牡2・父マツリダゴッホ)の方が、確定はしないけど3代母のAnka Germania(1982・米芝12ハロンG1勝ち)の芝&距離適性からもむしろマイルに延びてこそのような気がする。

☆56グランチェイサーと★59のセツメンノトビウオはともにチョビチョビNorthern Dancerが残って、配合としては平凡かな。

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