▼キャロットクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(No.71〜79)

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【 ドルメロの魔術師チャンネル 】

絶賛解説中!ご視聴ありがとうございます。
今週の動画はお休みです。

※最速解説のトリセツ2019(必読)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって?の全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬を一切目にしていない。判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい

キャロットC2019 1歳馬最速解説 関西馬編(5)

・募集番号 
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番目の仔か
・17年産の評価(参考)

71 オリエンタルポピーの18(牝)

 父 ミッキーアイル
 →OK
 +6日 2番仔
 オリエンタルポピーの17 →?

【 優先祖先 】 祖母トールポピー
【 基礎体力 】 ★63

いい牝系なんでしょうけど、サンデーのクロス強いしね。

祖母トールポピーサンデーMAX活性の影響を受けている馬で、オークスの勝ち馬ではあるけれど本来はマイル〜中距離がいいはず。

★44という基礎体力タイプ通り、早熟でオークス後はパッとせずに終わってしまったが、このくらいの成長曲線でないと牝馬2歳G1とクラシックは獲れないでしょ。

ここまで体がパンと張った産駒が続いたせいか、動画だと本馬はやっぱり薄手で頼りなく見える。歩様に癖はないけど。

気性が前向きだというから、クロスでイレ込みにつながらなければいいのだが。

77 リーチコンセンサスの18(牡)

 父 ヘニーヒューズ
 →OK
 17年産なし 4番仔

【 優先祖先 】 ヘニーヒューズ
【 基礎体力 】 ★☆78

全く同じような血統構成の父母を掛け合わせた珍しい配合です。

父母間に仲良くNorthern Dancer、Hold Your Peace、Raise a Nativeのクロスが同世代に生じ、まるで父と母で鏡に映した姿を見ているようです。ちょっと意識的なチャレンジなのかな。

したがって本馬はクロスの弊害から逃れられないところですが、もしこれが父ヘニーヒューズミニマム期に試されていたなら、Northern Dancer(0.031)とRaise a Native(0.125)のクロスが無効となり、なんだか一気に楽しげな候補になったかも。残るHold Your Peaceは傍流のプリンスキロ系でもあり、まだ許される感じですし。

基礎体力も高いのに…もったいない感じ。

動画では歩様にこそ癖はありませんが、歩くスピードが遅い感じ。
少しボンヤリしていますか。

78 スペクトロライトの18(牝)

 父 アジアエクスプレス
 →OK
 −7日 2番仔
 スペクトロライトの18(ライトウォーリア) →?

【 優先祖先 】 母スペクトロライト 芝ダ兼
【 基礎体力 】 ☆66

4代父Beringの活性が高く本馬は母似そして母は祖母似になるが、この祖母バランセラという牝馬が現役時欧州では芝を、米国ではダートを走った変わり種で、しかもきっちり結果を出している。

だから祖母の産駒でオークス3着のビッシュ(父ディープインパクト)ももちろん母似の欧州系(仏Le Fabuleuxの系統)で、距離二四は向いていたんだけど、一流どころとやると切れ負け?もっと軽いマイラー系にやられる感じ?

スペクトロライトはディープ産駒ながら堀センセーの決断が早くて3戦目にダート転向、4戦目勝ち上がりで事なきを得たが、いずれにしても煮え切らない脚質や適性であることは確かだ。

もちろん父アジアエクスプレスヘニーヒューズ、カロ、ボールドルーラー、デピュティミニスター)だから、産駒はクロスの心配がほとんどないし健康的ではあるが、まあ通常はダートでコツコツ稼いでトータルいかほど?というタイプに違いない。

ということで動画を見ると、ときどき歩様がぱらつくところはあるものの、全体にまっすぐ歩けていい感じ。コテコテのダート馬に見えないのは毛色も形もBeringから来ているせいだろうが…これあれですかね、洋芝くらいなら走れるのかな…ダート馬の歩様ではないよね。

うまくいくと一番クラブライフ向きの馬。

79 ピンクアリエスの18(牡)

 父 カレンブラックヒル
 →ぎりBAD2日
 +3週間 6番仔
 ピンクアリエスの17 →?

【 優先祖先 】 スカーレットブーケ
【 基礎体力 】 ☆66

あれれ、これは父のゼロ活性馬かな…。

いやそうではないと思います。
本馬の誕生日は確かに4月7日→種付け日は前年5月7日あたり。ということは計算上、父カレンブラックヒル(2月19日生)のMAX活性期を2週間ほど超えています。

しかし本馬の判定がぎりBAD2日なので、やっぱりOK判定の方へ入っていたと仮定すれば、たとえ1か月くらい遅生まれだったとしてもかえって判定は好転します。

まあいずれにしろこの仔が父カレンブラックヒルにクリソツなのでそう考えてみただけ。もし本馬が本当に父のゼロ活性産駒なら優先はキンカメ系に流れますが、ご存じのようにキンカメ系は筋金入りの毛色真っ黒系で、流星も白も似合わないことになってしまいます。

さらにキンカメ直系は距離適性が長めで本馬のような馬体むっちり正方形タイプではなさそうなので、総合的に判断して父似だろうと考えます。

とまあがんばってはみたのですが、Northern DancerStorm Catのクロスもあるし、配合上そんなに面白みがある訳でもないし、実はごく普通の候補ですね。

動画では右後肢と左前肢が外弧歩様。やはりマイラーっぽくて腹袋が厚め。健康そうな芝馬でしょうか。これもクラブライフ向き。

そういえば今回は全部星付きの馬でしたね。
この価格帯にもお宝がいる証拠だと思います。

72 ムーングロウの18 →?

73 ユールフェストの18 →? 
※これに関しては資料少ないため判定不可(特に豪州馬。けっこう新しい馬も不明のところが多い)歩様も少し前の出が悪い感じ

74 センシュアルドレスの18 →?

75 プラチナブロンドの18 →?

76 クルージンミジーの18 →?

▼キャロットクラブ2019 1歳馬最速解説 関西馬編(No.71〜79)」への6件のフィードバック

  1. ドルメロさん、こんにちは。
    変わらずブログや動画、楽しく拝見しています。
    キャロットさんの解説はいろんな方のコメントもあって、やはり勢いを感じますね。
    いろんなクラブの馬を見ながら日々勉強中ですが、見れば見るほどセカンド、サードとクラブを増やさないよう気をつけています(笑)

    1つ質問なのですが、本当に父そっくりな当歳馬を見つけました。
    父馬の活性値4で計算上は母方祖先の優先なのですが、誕生日をみると種付されたであろう日と2日しか違わないのです。
    つまり、父の誕生日と種付日が同じ場合は父優先という理解で良いのでしょうか?
    以前に母馬の誕生日と種付日が同じ場合は、母優先になるとおっしゃっておられたと記憶しています。

    1. ピーヤさん、こんにちは。

      セカンド、サードクラブは本当に気をつけてくださいね。
      かわいいからつい募集したくなりますよね。

      さてご質問の件ですが、私が以前がんばって勉強中だった頃のことは忘れていただいてwテキスト本文ではこう書いてあります。

      ・ある馬の種付けされた日付がその父馬の誕生日と一致した場合、その仔1代に限り、種牡馬の形がそのまま伝わる。
      ・日付は日にちだけ一致すれば良い!月は関係がない
      ・しかしその仔の次の世代には何の影響も与えない。

      ここで問題となるのは2つ。
      ひとつは父の活性値が4でも、種付け日がしっかり誕生日を超えた真の優性期であるか(1日でも劣性は×)
      ふたつめは種付け日は関係者以外あくまで想像でしかないので、どの程度正確か
      ということです。

      この2点にしっかりとした確証があるなら、それはひとつの説として「特別な父似」と扱うのもいいと思います。

      テキストではこの特別な父似のことを「Ex.p」と呼んでいます。

      正確な日付があってこその理論なので、私は今は判定や優先探しの時でもとくに見ていません。

      なお母馬についてもしそういうご記憶があったらは今のところは忘れてくださいw
      一生懸命検証していた頃の名残だと思います。

  2. 早速の回答ありがとうございます。
    今のところはユニオンの2頭目をどうするかに意識を集中することでなんとか…。
    一口馬主各クラブの募集時期は本当にうまく出来ていますね(笑)

    ピンクアリエスの18は本当にカレンブラックヒルに似てますね。
    1代限りの形の継承ですか…それはそれでなんだかロマンを感じるのは私だけでしょうか?

    キャロットさんと関係ないので恐縮ですが、チュウワプリンセスの2019(2/14生)の牡馬も時間がある時にご覧頂ければと思います。
    本当お父さんのハービンジャー(2006/3/12生)にそっくりで驚いています。

    1. なるほど、チュウワプリンセスの19は当歳先行募集なんですね。

      確かにこれはハービンジャーに似ている。
      でなければ4代前のMo Exception系が優先の母似ダート中距離馬でしょうが、思いのほか歩様も軽いと思います。

      判定はぎりOK1日でほんとギリだけど、入ってないこともない。
      後肢が外弧歩様ですが、前肢はわりとまっすぐ歩けてますね。

      まだまだ体の形が確定していない当歳馬ですけど、首さしあたりが太くなってくれば、ほんとハービンジャーになってきますね。

      こうして血統に対するみなさんの理解が深まるだけでも、うれしく思います。
      今回テキストを読み直して「特別な父似」が日にちだけで成立することを知りましたし、実はあのメジロマックイーンの配合中にもこれがあるとかないとか…。まだまだ奥が深いです。

  3. ちょうど会報が月初に送られてきて、そこに写真がハービンジャーのものと揃って掲載されていたのですが、思わず目が丸くなりました。

    ギリOK判定ですが、もしハービンジャーの誕生日に流れていれば、入るというオマケ(?)付きなので出資する、しないに関わらず見守っていきたい1頭だなと感じています。

    母似のダート中距離馬ですと、芝馬でイメージが出来上がっているであろうハービンジャー産駒には少し不利かもしれませんね。
    田端至、加藤栄の種牡馬事典2018-19を買い、大まかな傾向を勉強中ですが、これまでの傾向は全て優先期の産駒から来ているものなので、どのように変わるかも見続けていきたいと思います。(トップバッターが出資馬の父であるケープブランコだったこともあり、見つけてすぐに買ってしまいました 笑)

    メジロマックイーンの話も気になります!
    昔のメジロ牧場の方の話も本や小説などで見かけましたが、メジロアサマの低い受胎率の話や種牡馬時代に放牧地がステイゴールドとお隣さんだったなど、現役時を知らない私でも活字を通してたくさんのドラマに触れられる1頭ですので、また楽しみにしています。

    1. テシオ理論でメジロ牧場の古い牝系をたくさん見ていくと、昔は7月や8月にも平気で種付けをして、またその馬たちがバンバン走っていました。

      これはひとえに今の時代と良い発情期に対する考え方が違うのだと思います。

      記憶が確かなら当時メジロ牧場には武田場長さんという目利きがいらして(現在はおそらくG1馬インティの馬主さん?)、あの方の双肩にメジロは支えられていました。全体の方法論としてはテシオおじさんが失敗した「クラシック×クラシック」だったかもしれませんが、その(生物学的な)基礎理論は絶対的に正しかったはずで、それは引退後にインティを手にされたことからも明らかです。

      こういう職人たちの頭脳が時代とともに埋もれてしまうのは大変もったいないです。
      私が暇なら毎日でもお話をうかがいたいものです。

      応用編になるかもしれませんが、また「Ex.P」のお話も忘れずしようと思います。

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