▼スイートピーS2020 柳の下にどじょうは何匹? 牝馬450キロ理論が今日もゆく

とその前に、POG本を少しディスっておきます

5月のYouTubeでは、2歳産駒を少し紹介してほしいというご希望があったので、POG本企画と兼用でよければ1本動画を作りたいな〜と思っていた。

そこで前回もお話ししたように、ようやく先週届いた「POGの王道」をペラペラめくり、立ち写真を見て、インタビューを読んで、さあいよいよ馬の選別に取りかかろうとしたところ、

「ん? ない、ないじゃん……。何これ?」

そう、実は今年から「王道」には、母馬の年齢が記載されていないのである。

私がこの手の本を取り寄せるのは、写真が見たいとか、インタビューを読みたいからではなく、母の年齢別に産駒を分類できる巻末の資料があるから、ただその1点である。

せっかく春天のヒントや的場ジョッキーの金言などが読めて、少しは得した気分でいたのに、肝心の資料的価値が皆無とは、いや恐れ入った。削っておいて、なお「パーフェクトデータ」って……。

もちろん、母の年齢で馬を分けるなど、テシオ理論でしか使わない手法かもしれないが、高齢の母を避けたい人などもここからまた一手間かけて調べる必要があるわけで、まあハッキリ言って来年からは「王道」を買う価値は一銭もない。

まさか、赤本も削ってないだろうな。到着は5月4日の予定である。もし不満なら、ちょっと違う感じのPOG本入手も検討してみます。

柳の下に……って若い人は知らないことわざだよね

●スイートピーS2020 450キロ以上の馬

アクロアイト    母(ダ・マイル) 63
オーマイダーリン  サンデーサイレンス 63
クリスティ     キズナ ★★69
スマートリアン   キズナ ★☆69
チェスナットドレス Northern Dancer 50
デゼル       サンデーサイレンス 63
ライクアジュエリー ゼンノロブロイ ☆☆81

はいはい、調子こいて2回目の450キロ理論が通りますよーっと。

この中だと、巷では未勝利の勝ちっぷりが良かったデゼル(父ディープインパクト・友道厩舎)に注目が集まっているようだ。

まあオジサンは人気の馬は買わないので、指をくわえてみているだけだが、動画を見る限りは確かに派手なパフォーマンス。

しかし今度は重賞で揉まれたスピード馬揃いの中に入って、東京千八のポケットでまたボコッとヘタなスタートを切って、前半死んだふりで後半グイグイ伸びて全頭ごぼう抜きって、そりゃなかなか想像できない走りですよ?それなら確かに怪物だわ。

なんでもデビューが遅れたのは足元に不安があったからのようで、その辺は基礎体力は高いからいくらでも治癒すると思うけど、不安のある馬の2戦目はとくに気をつけたいわけで、それはなにも中間の調教中だけでなく、レース中も同じこと。(前走もけっこうフラついたり、手前をパタパタ変えたりしている)

初戦も見るからにユタカが無理していないのは明らか(走らせると気持ち悪いところがあるんだと思う)で、厩舎力はもちろん一流だが、馬の足元が持つかどうかはまた別の話ですし。2戦目あたりはとくにイヤだね、オジサンは。

まあちらっと繁殖サイクルを見たところ、一族全体では表判定だと思うから、パンとすればすごい馬になる可能性はある。あるけど、スイートピーSで無理させる馬ではないかな。D・レーンならビッチリ追うとは思うけど、かえってそれも怖い。

ならば他の馬といっても、実はみなここまでにどこかで紹介した馬ばかり。

初見さんなら、アクロアイト(父ハーツクライ・大竹厩舎)は、母似の時計勝負が得意なダート適性馬。なのだが彼女、会員さんの間では「がに股のお嬢さん」というあだ名が付いているらしい。

彼女の「がに股」が何を指すかは定かではないが、一般論として本馬は母似も、ハーツ産駒には「前肢が開き気味のまま走る」産駒が山ほどいる。

それはハーツ自身の現役時代もそうで、そのためにとにかく腰が甘く映るのがこの系統ならでは。これが成長期を経て4歳か5歳の夏を超えて、前肢がスパッと閉じて脚を揃えたまま坂路を登ってくる姿に変わったら、それがハーツ産駒本格化の証である。

またこのように脚が揃わないストライドで走る馬は、前から後ろから、どっちか極端な脚質で走らせた方がいいとも聞いたことがある。

もう1頭の初見さん、ライクアジュエリー(父ゼンノロブロイ・戸田厩舎)は、前脚をかき込む走法で、いかにも前走のようなドロンコ馬場が合いそう。距離短縮&時計の速い府中コースでは、ちょっと様子見かな。これは夏ホッカイドウに持っていったら、洋芝でいいところがあるかもしれない。

ということで残念ながら今回は、450キロを超える馬はどれも人気サイドで、またフローラSのような騒ぐだけ騒いで人気の2頭決着、という結果になりそう。

ふふ、やっぱ注目は天皇賞春2020かな?

▼スイートピーS2020 柳の下にどじょうは何匹? 牝馬450キロ理論が今日もゆく」への8件のフィードバック

  1. 個人的にはデゼルに勝ってオークスに駒を進めてもらいたいです。

    1戦しかしていないので分からないところはありますが、調教も抜群でしたしレースが楽しみです。

    あとはやっぱりクリスティが気になります。

    買うならここかなと。

    そしてサンデーのクロス…

    モーリスはどうなるのか…

    今はそれで頭が一杯です(笑)

    モーリス産駒が結構評判良くて、しかも強いサンデークロス持ちだったりするので尚更気になります。

    2歳戦ももうすぐ。

    楽しみですね。

    1. POGの王道を読んでも、モーリス産駒はよく褒められていますね。
      初年度からずっとデキはいいんでしょう。
      吉田氏など生産側の評は「アベレージのモーリス」「姿より動かして良いモーリス」「一発のドゥラメンテ」「硬めだけど豪快なドゥラメンテ」らしいですが、いざフタを開けたらどうなることやら。
      きっと私たちの想像も付かない結末が待っているはずです。

  2. ご無沙汰しております。
    動画にブログに変わらず、拝見しています。

    今日、5月1日にユニオンオーナーズクラブの2020年度1歳募集馬のラインナップが発表されました。
    ざっと見ただけですが、★付の馬も多くなかなか面白いのではないかと感じています。既に3〜4頭気になっており、来月の募集開始に向けて早く写真や動画が見たくなってきました。
    また動画やブログでの解説も楽しみにしていますのでよろしくお願いします。

    1. お久しぶりです。
      どうしているかな、と思っていた頃にコメントしてくれましたね。

      情報ありがとうございます。助かります。
      そっか、ユニオンさんも早い募集組なんですね。
      今年はがんばってなるべく募集の順に特集を組みたいと思っていますが、まだ予定は全くの白紙状態です。
      でも必ず気にとめていますので、ご安心を。(今年は各クラブとも動画が主になります)
      順調なら「サンデーR、社台RH、ジーワン」さんの次かな?ウイン、ラフィアンさんの前あたりですよね。そのあとシルクさん、キャロットさんかな?

      ちょっとラインナップを様子見してきましたけど、なかなか個性派揃いですね。(私も実物の動画は見たい!)
      新馬戦も、クラブ募集も、もうそこまで来ているんですね。6月は忙しいぞ!

  3. いつも有益なお話、ありがとうございます。
    週末は、買いたいレースの過去5年の傾向・優先祖先・基礎体力を調べることに費やしました。
    ネットやTVの予想番組を見る余裕が無くなりましたが、おかげさまで概ね良い結果となりました。

    青葉賞は3連単的中。
    スイートピーSは3連単外しました。傾向はズバリ当たりましたが、アカノ21が外枠だったので消してしまいました。スマートリアンは外枠でも来ると思いました。優先祖先SSの値が高い馬は頭で買いました。
    天皇賞は3連複的中、3連単外れ(ミッキースワローとスティッフェリオが逆でした)。ステイゴールド産駒は去年のパフォーマプロミスのように活性値が劣性でも傾向に沿う馬は来ますね。エタリオウも買いましたが、傾向に沿わないせいか、来ませんでした(その理由は今のところ私にはわかりませんが)。
    結論としては、傾向に沿う優先祖先と基礎体力の馬を見つけることが、重要というか、唯一の方法とすら思えてきました。当面はこのやり方で検証し続けていこうと思います。

    1. おめでとうございます。
      ネットやTVではなく、ご自分で考えて臨む競馬ライフは一層楽しいですよね。
      今のご時世に一番良く合っているスタイルかな。
      私も人まねでなく、自分で一生懸命考えて作る動画を見ていただくのが、今のところ一番楽しいです。

      そういえば先週、high jumpさんと同じように、土日で軒並みメインの馬券を当てた馬主さんがいたと聞きましたよ。

  4. 今、HHKマイルカップの傾向分析中ですが、16年3着のレインボーラインがのちに天皇賞(春)を優勝し、その優先祖先を見てなるほどと思いました。面白いですね。こうした血統の楽しみ方を教わることが出来て、Madama Lydiaさんに感謝です。

    1. レインボーラインといえば、本当に基礎体力が低い一流馬でした。
      年を重ねて少し丈夫になったかな、と見ていたら、天皇賞春での1着入線後下馬→引退。
      真っ青な顔をした岩田ジョッキーが、言葉を選びながらレース後の取材に応じていたのが印象に残っています。
      あれ以来、とくに基礎体力の低い馬は推奨を控えるようにしています。

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