▼サウジアラビアRC2020 名門牝系の風変わりな枝系出身 ★3つです!! ビゾンテノブファロ

巨匠の「チューボーですよ!」が終了して早4年かあ

「★みっつです!!」のフレーズって今でも世間に通用するのか心配だが、★★★馬を見つけたらきっと使いたくなると思っていた私です。「★二つ半です!」は使う場面がないのでね。

今週はG1がないので、YouTubeは初級編①を出させてもらったし、次回秋華賞動画の準備も着々と進むなど、涼しく(肌寒く?)なって少しずつまた制作の手が動くようになってきた。

9月はきっと疲れていたんだと思う。もっと企画動画を作りたかったし、中級編もフィナーレにしたかった。けど今思えばやっぱり動けなかったわ。体調も変だったし。これらは通年で動いてみて初めてわかることなので、来年はもっと余裕が出てくるといいな。

サウジアラビアRC2020 出走馬ファクター一覧

ピンクカメハメハ   ★81 母〜Luthier(欧芝)?
ジャンカズマ     66 Raise a Native
(地)ビゾンテノブファロ  〜★★★88 ベガ 
スペシャルトーク   44 キッスパシオン
インフィナイト    41 アグネスデジタル
セイウンダイモス   63 祖母〜ジェイドロバリー
ダディーズビビッド  66 Sword Dancer
キングストンボーイ  〜★66 祖母〜シエイデイハイツ
ステラヴェローチェ  〜★☆75 バゴ
カガフラッシュ    63 祖母〜ジェイドロバリー

大混戦模様の2歳重賞。週末関東には台風が近づいて馬場状態もわからないし、本来なら手出し無用の気もするが、ちょっとおもしろい馬がいるので後学のためにご紹介しておく。

(地)ビゾンテノブファロ(父プリサイスエンド)

関東出走の際はルーキー原クンが騎乗しているマル地馬で、中央入りしてOPでもそこそこ崩れずに走れている堅実派。1勝クラスならどこかできっと勝ち上がれると思うけど、2歳のこの時期だし、バケモノでもいなければ重賞に使うのはごく自然な流れだろう。

ホッカイドウでも走りが目立ったわけではなく、5月のスーパーフレッシュ3着の後、6月に認定アタックチャレンジを勝っている。中央入りしたのは次走の特別戦が振るわなかったのを見越して「ひょっとしてこの馬、芝向きなんじゃね?」という話にでもなったのかな。こちらの水があったのか、馬体減りもせず、芝のレースで先行できるスピードもあるから、うーんこれは馬主孝行すぎる。

昨年のHBAサマーセール出身、291万円で落札され、すでに獲得賞金617万円以上。ふふふ、いいお買い物でしたよね。

血統初心者の私の心に残った異端血脈

 第三アストニシメント 1911
  アスパーミツサイル 1925
   新雪 40.4.20 4.4〜6.4
    クモタヘ 46.4.25 ぐ○ 4.9〜6.9
     シユンライ 56.3.4 ぐ× 2.18〜4.18
      コダマオーカン 64.3.2 ぐ○ 2.16〜4.16
       コダマエデン 78.4.7 ぐ× 3.21〜5.21
        ダンアイリス 85.4.26 き×
        ロイヤルグロリー 86.5.14
        ダンファースト逆 87.4.30 き× 4.14〜6.14
         コダマクイーン 96.5.17(6.1付) き○ 5.1〜7.1
          テラノクリスティー 05.5.19(6.11付) き○ 5.2〜7.2
           ビゾンテノブファロ 18.3.22(4.9付) き×
        空
        ダンノーブル 89.3.28 き○
        グロリーシャルマン 90.4.12 ぐ○

牝系は名門アストニシメント系の分枝で、近い枝にいくとキシユーフアイターの一族からタイムフェアレディやゴーイングスズカなど、少し遠くまで行くとトロットスターの名前なんかも見えてくる。

しかしこの直系一族を見てはじめにピンとくるのは、やっぱり本馬の4代母にあたるコダマエデンだ。私が競馬を始めてすぐの頃、ダンノーブルという不思議な馬がいた。コダマエデンはダンノーブルの母なのだが、あの頃の私の知識では父ヨシノエデン、母父ネプチューヌスという字面に一切なじみがなく「謎の走る馬」という強い印象を与えた思い出の1頭、それがダンノーブルだ。

記憶が確かならば、ダンノーブルはあまり体質の強い馬ではなく(体温面など特異な体質だと書かれていたかも)休み休み出てきては堅実に好走するタイプで、私は新聞で彼女の名を見るたびに少しだけ馬券を買ったものだ。

実績で言えば彼女のひとつ下の妹グロリーシャルマン(こちらも父カッティングブレードw)の方が上だが、なぜか妹には深い印象がなく、コダマエデン一族と言えば私の中では断然ダンノーブル&カッチー(田中勝)コンビだった。

今回のお題馬ビゾンテノブファロ(意味:私はバイソンです。バッファローではありませんっ ていったい…?)はそのコダマエデン一族の末えいにあたり、しかも基礎体力〜★★★88という超のつく健康優良児。OPで走れていても新人騎手&マル地効果で人気などあるはずもないので、ちょっとだけ覚えておいていただけたらと思う。

サイクルを見てもこれは表判定でいいはず。他の近親にかかわらず3代母ダンファーストが10日初回発情で「き×ぐ○」サイクルを確定しているので、あまり迷うことはない。しかしよく見るとかのダンノーブルは裏判定であの走りだったのかあ…空胎効果もあったんだろうな…4頭の後継牝馬を残したが、今は直系が途切れている。

このように昔の活躍馬の血をさかのぼると、当時は見えていなかった血統背景が一目瞭然で本当に興味深い。来年のYouTubeでは主に過去の名馬や基幹種牡馬の血統背景を探るシリーズを通年化しようと思っている。いわば私の動画図書館だと思って気長にお付き合いいただきたい。

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