▼24クラブデータ内容の更新について 5.7

あと一月で今年もあの季節がやってくる

サンデー、社台、ジーワンの3クラブ合同発売を皮切りに、いよいよ来月あたりから24シーズンクラブデータ販売が始まる。もちろん今年も完走を目指して暑い夏を乗り越えなくてはならないが、その前に今年ドルメロが新たにデータ内容を更新しようとしている点について、3つほどお話ししておこうと思う。

新年動画でも述べたとおり、販売の対象クラブやストアの開設、値段などには変更がない。まあできれば販売を辞めてしまった一部クラブに関して、ライブ練習のネタにさせてもらうなどいずれは救済をしたいと考えてはいるが、これも体調次第ということで無理せず活動させていただく。

更新その1 クロスの表記法の変更

先日牝馬クロス論のセミナー動画をやっと終えることができ、正直ホッとしている。さりとてドルメロがいきなりインブリードそのものを強く勧める立場に鞍替えしたわけではなく、あくまで弊害のないクロスを評価したいという思いに変わりはない。

ただせっかく良さそうなクロスと悪いクロスの見分けが付くようになったのだから、何らかの形でデータにも表現したいと思うようになった。どうしたらいいか試行錯誤していたが、たとえば


○1
○2
○1 N.D.
N.D.

こんな感じで分類するのはどうだろう。上から◎=完全なアウトブリード、○1=弊害無しクロス1本、○2=弊害無しクロス2本、○1N.D.=弊害無しクロス1本とN.D.、N.D.=消えていないN.D. みたいな感じ。実はこの春からすでに一部オーナーさん向け資料には採用させていただいている。

これにより、従来であれば同じ「アウトブリード」で済まされていた馬たちも、意味合いの違いで何種類かに分かれることになる。さらに完全なアウトブリードを変わらず評価する方と、完全なアウトブリードではスピードが足りないと考える方との間で、選択の余地ができる。

もしクロスの有無だけが大切だとするならば、将来的には「N.D.」等の記述も単に「×」でいいのかもしれない。私は従来からN.D.クロスに勝負根性アップとかそういうダビスタ仕様のような個別効果はなく、あくまで牝馬クロスがスピードの源であるという考え方だ。だから何がクロスしているかはあまり重要ではなく…まあこのへんはまた短い動画にでもしようか。

更新その2 独自の総合点を付ける

これまで個別馬一頭の総合評価は、月の評価の「S〜E」で表してきた。それに変更はないのだが、たとえば同じ「B」評価であってもC寄りとA寄りの馬がいることは明らかで、その辺にちょっとモヤモヤを感じていたことも事実。とくにドルメロ理論は薬剤種付けをすぐ1ランク落としてしまうので、社台産の日本ダービー馬がいつもB評価になることを避けられなかった。

また今後、配合AIを構築する上で各馬の配合評価を点数化する必要が出てくるかもしれない。その準備段階として、私の目を養う勉強としても、自分で点数を付けてみたいと思っている。これはデータ販売以降初めて組み込むドルメロの主観的評価だからあまり参考にはならないが、とりあえず50点(E)から100点(S+)の間で点数を付けてみる。ちょっと違うなと思ったら、来年は公開しないこともあるだろうけど。

更新その3 読み物の対象母馬をいったんリセットする

一部購買者さんから絶大な?支持をいただいて辞められずにいる「セット読み物」だが、これまではどんなに産駒のデキが良くても一度書いた母を再び紹介することは避けていた。読み物4年目の今年からは、これまでに登場した母の産駒を再び採り上げてもよいことにする。

一度いいサイクルに入った母の産駒は毎年いいリズムで種付けされることが多く、月のサイクルの表を高評価すると毎年同じ母の産駒が高評価になる現象が起きがち。ただ各クラブとも血の更新で新たな血が入り始めているし、母も歳をとっていくし、少しずつ繁殖の環境は変化しているだろうから、今ならまた新たな視点で記事を書けるかもしれない。いいものはいいと何回も評価したいし、1頭の名繁殖を追いかけるクラブ戦略もあろうから、今後は再登板もいとわず柔軟に対象馬を選ぶつもりだ。

なお読み物の対象母はあくまでリーズナブル優先で、こういう珍しい血統にもスポットが当たってほしいという願いを込めながら、ガチガチの髙馬はあえて外している。他にいなければ仕方ないが、基本今年もそういう母ばかりになるだろう。クラシックを目指す皆さんはどうぞ別の我が道を行ってくださいw シルク3歳世代の推奨馬アマンテビアンコ(母ユキチャン)が初めて3歳G1を勝ってくれてこの春は本当に嬉しかったな。

いまのところは以上の3点だが、直前にYouTubeで同じ内容の動画を出す予定で、そのときにまた新たに加えるor辞める点があるかもしれない。形自体は少しずつ完成形に近づいてはいるものの、本来なら項目数はもっと簡略化していい気もする。また今年の3歳未勝利戦がすべて終了したら、初めて21年産馬のクラブ成績と販売データとの関係を再確認し、今後に活かしていくつもりだ。

▼24クラブデータ内容の更新について 5.7」への4件のフィードバック

  1. ドルメロさんお疲れ様です。今年も楽しみにしております。よろしくお願いします。

    ようやくワタシのGWが終わりました。
    新潟(5/4)→東京(5/11)→京都(5/12)と行って
    今は帰りの電車で打ってます笑

    来月はツアーに行ってまいります。
    お互い体調には気をつけていきましょうー

    1. いやあ長いGWでしたね。お疲れさま。
      そうこうしてるうちに、いよいよ1歳馬の季節。体調優先で今年も頑張ります。

  2. 読み手が分かりやすくなる分ドルメロさんの負担が増えることになると思うのですが(社台、サンデーG1は特に数が多いので)、評価を点数化というのはいいかもしれないですね。
    その方がずっと分かりやすいと思います。
    今年の募集も難しそうでスルーも考えてるくらいなのでドルメロさんの評価をより参考にさせていただきます。

    1. 自分でも計算する方が多くて、答え合わせでデータを買う方はいいのですが、普通の会員さんは総合点がないと、お勧め馬がどれなのか、読み物がない方はずっとわかりにくかったと思います。
      当たる当たらないはともかく、私ももう一歩踏み出す時期にきたと思って。量はあまり膨張させたくないから、月の評価は点数帯の参考にとどめ、代わりに点数でもいいのかな。
      まあ作業量は相当でしょうね。

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