▼マイスクエアワンの21が勝ち上がりました 6.14

22サマーセール以来のお付き合い?

最近はクラブデータの制作から離れられずにいるため、環境音としてまたグリーンCHの視聴時間が多くなってきた。4月からWeb版に乗り換えたので、画質はまあまあに落ちたが、短波ラジオ聞きながら仕事してた時代もあるオジサンにとってはこれで十分。流し聞きでデータ制作に精を出す週末模様。

ところが先日、競馬を見ていてふとした瞬間に気がついた。「あれ?あの馬、もしかして…」ダートの未勝利戦で大穴空けて勝ち上がった馬の名はベルイストワール。セール名「マイスクエアワンの21」である。

単勝が10番人気でなんと88.4倍! 断然1番人気だった東サラさんのセン馬を最後まで抜かせない(というか先行して上がり3Fが2番目に速かった!)、堂々の勝ちっぷり。普通はこんなに強いオッズ80倍の馬なんてこの時期未勝利にいるわけがないのに。

しかしベルイストワールは違う。この馬、おととしの北海道サマーセールでドルメロサイドのオーナーさんが最後まで競った曰わく付きの存在。馬係さんから当日朝「牡馬みたいな体をしている牝馬がいる」とお墨付きをもらい、相当頑張ったがクラブバイヤーには勝てず撤退。悔しい思いとともに「将来ノルマンディーさんでどんな子になるのだろう」と期待したほどの馬だ。

デビュー前、デビュー後も紆余曲折

このように1歳時から馬体には目立つものがあったベルイストワール。しかしやっぱりちょっとサイズが大きすぎたのか、動かすと疲れが出たり、硬さが出たりと、なかなか順調に調教が進まなかった。ノルマンディーさんは部外者にも近況がわかるクラブなのでしょっちゅうHPを覗くことができたが、これが他のクラブなら何も情報が入ってこず、もしかしたら彼女のことは勝ち上がり当日まですっかり忘れてしまったかもしれない。

そして待ちに待った3歳年明けのデビュー戦。ダート戦にはなったが、3番人気、鞍上菅原明とびっちり決めての出走だったのに、哀しいかなイヤイヤどん尻を追走するだけの4.0秒差!ブービー15着!いったい何が起きているのかよくわからないほどショックで(会員さんでもないのに)、これはダメなのか…といろいろな思いが胸をよぎった。

しかしここからが並みの馬ではなかった。その後ベルイストワールは少しずつ成長の跡を見せた。まずはしっかりレースに参加し、砂をかぶることに慣れ、だんだん行き足もついてきた。前走ではついに5着賞金も手にし、さあここからというときに再び疲れが出て休養。今回はその復帰戦であった。

結果的にはそこで一度すっかり疲れを抜いたことで、これまでの鍛錬が実を結び、今回道中5番手追走などという考えられないスムーズさでレースを運び、最後までバテずに走りきれた。なに、これこそ彼女の真の実力である(なんちゃって)。

宮田先生の手腕もすごいわ

この日管理する宮田調教師は、ベルイストワールともう1頭、彼女の調教パートナーを務めるアドマイヤマツリを両方勝たせるという離れ業を演じ、通算100勝に花を添えた。アドマイヤマツリは芝馬ですでに毎回人気もしている馬ではあったが、そんな馬がベルイストワールのパートナーとなってお互い切磋琢磨していたこと、2頭の実力を正確に見抜いていたこと、こりゃもうどこをどう切っても敏腕と言わざるを得ない。

募集時にこの仔が宮田厩舎に入るとわかったときから、最後はどこかで宮田先生の手腕に頼ることがあるかもしれない、と思っていた。何がそうなるかまではわからなかったが、せっかく中央にいるのだから良い厩舎に入れてよかったと思った。

まだベルイストワールの旅路は始まったばかりで、今後もいろいろなことに挑戦してくれるだろう。彼女は最初からうまくできるタイプではないけれど、教えたことは忘れない仔。勝ち上がったことで時間的余裕は生まれたから、少し成長を促したり、背伸びをしたりと、いろいろな顔を見せてほしいと願っている。会員のみなさん、おめでとうございます!

▼マイスクエアワンの21が勝ち上がりました 6.14」への2件のフィードバック

  1.  先生のお陰でこの仔と縁を持つ事ができ、更に今回勝ち上がる事ができましたので、楽しみな物語が今後も続く事となりました。ありがとうございます。
     後は先生の読み物にもあった「芝で走るところを見てみたい」ですが、あの大き馬体で緑の芝を爆走する女の子を、私も是非見てみたいです。どうせなら力の要る海外の芝で…。
     最後に動画の配信を楽しみにしてますので、これからも無理のない範囲でお願いします。では失礼します。

    1. まずは勝ち上がりおめでとうございます。
      私もいまのダートの長距離が最適解とは思っていないのですが、思わぬスタミナがあることはわかりましたので、そのうち一度でいいから夏のホッカイドウあたりに連れて行ってくれないか、と欲が出てしまいます。父の代表産駒目差し、これからも元気に走ってほしいです。

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