▼根岸S2018 荻野極にOP馬の風格を教えた?アキトクレッセント

根岸SとフェブラリーSのペース配分に注目

根岸SフェブラリーSのトライアルとして機能しているかどうかは、いつの時代も議論があったところ。

根岸Sは1400で、フェブラリーSは1600
根岸Sはダートスタートで、フェブラリーSはスタート。

ちょっとした違いではあるが、そこに隠されたスパイスがよく効き、レース後にも「もう1ハロン伸びたら届くんだろうか」「芝のスタートを上手に出られるんだろうか」という空想が働くのが、トライアルのいいところ。
その意味では、根岸Sはよいトライアルとして機能している。

暮れから春までバンバン中山芝二千でクラシック重賞をやるのとは、ファンに残された楽しみ方が違うのである。

 

では、根岸Sと本番ではレースの趣がどう違うのか。まずは過去10年、両レースの前後半3ハロンラップタイムを見てみよう。

【根岸】     【フェブラリー】
08年  343 364    348 362 ワイルドワンダー
09年  341 359    351 358
10年  356 363    348 357
11年  352 357    357 363
12年  353 361    347 367 テスタマッタ、シルクフォーチュン
13年  357 357    346 365
14年  353 361    355 354
15年  353 358    343 363
16年  346 356    341 356 モーニン
17年  350 361    340 361 カフジテイク

平均  350 360    348 361

 

ポイントは
▼前後半のラップタイムに大きな変わりはなく、むしろ芝スタートの本番の方が前半は急流になりやすい
▼前半急流の流れは最近特に顕著
▼根岸Sで走った人気馬が本番もくるかどうかはあくまでこのペースが似るかどうか。両方のペースが合わないとどこにもいない可能性もある

暮れのかなり遅い時期にチャンピオンズCが行われ、統一地方G1も終わった後だから、有力馬の多くがそこからフェブラリーSへぶっつけの可能性が高まっている。
しかしこれらの王道路線は「距離テリトリーが全く違う」。

本番激流を乗り越えるのは、一部の距離万能名馬と、流れ経験済みの根岸S組と考えてよい。
名馬が出ない年は「急流で揉まれて沈みかけた」根岸S入着馬にも光が当たり、思わぬ高配当になるというわけだ。

 

武蔵野Sで実力は担保されたアキトクレッセント

 

近年、秋のダート重賞路線でもとくに異色の輝きを見せるのが、武蔵野S

施行時期がいいし、思った以上にメンバーがそろうので、中途半端な仕上げだと全く歯が立たず、さりとてここで走りすぎると反動まで出る始末。
ここで走った馬には肩入れせず、負けた馬からその後順番に馬券を買うのがセオリーだ。

 

昨年そのレースで3着だったのがアキトクレッセント(牡6・清水久詞厩舎)。
当時パドックで相当よく見えたので、少しだけいい思いをした馬なのだが、鞍上が極クンということもあって(失礼)大勝負とはいけなかった(後悔)。

それまで重賞では丸っきり歯が立たないように見えていたが、実はこの馬、根っからの「冬馬」
3歳6月のユニコーンS、5歳7月のプロキオンSでは、実力を発揮できなくても仕方がなかった。
それを除けば、寒い時期はバリバリ走れるのに人気がない(極クンのおかげ?)。武蔵野Sではひと叩きして絶好の狙い場だったわけだ。

あの高レベルレースで味な競馬(15番人気で3着)ができたら、次のギャラクシーSは「特注買い」に昇格だったろう。4番人気はおいしすぎた。
さすがに今回はもうバレたと思う。思うが、まだ強さを誤解している人もいると信じて、今回も4番人気くらいでお願いしたい。

 

アキトクレッセントについて少し血統を見ておくと、自身の鹿毛は2代までの先祖にないこと、また父ウォーエンブレムは母9歳時の産駒であることから、どうもかなり古い血脈を引いているようだ。

3代までさかのぼり、ようやく現れた鹿毛の名馬が父父の母Personal Ensignという牝馬。
BCディスタフを含むG1を8勝し、生涯13戦負けなしで「ミス・パーフェクト」の異名を取った殿堂馬だ。

Personal Ensignは距離伸びてもよい馬だったので、アキトクレッセントもスンナリなら千八くらいはこなしていいだろう。
芝にも問題がなく、本番フェブラリーSまで楽しめそうな存在だ。


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