▼東京新聞杯2018 ワケありの有力どころより一発狙えるハクサンルドルフ

メンバーは確かに豪華だが

G1馬も複数出走を予定するなど、厳冬期のG3重賞とも思えない好メンバーがそろう東京新聞杯。
このままいけば、アドマイヤリード、グレーターロンドン、サトノアレス、ダノンプラチナ、リスグラシューと、今年春のG1戦線を賑わせてくれそうな馬たちが早くもここで激突することになる。

が、よくよく見てみれば、なにかしらの不安材料を抱えた馬が多いのも事実。
前走の敗戦ショックはないのか、OP特別で見せた脚は本物なのか、そろそろ復活&タイトルのひとつくらい獲れるのか…冬競馬2月に集まるメンツなんて、みなどこか「スネに傷持つ」馬ばかりなのである。

 

表舞台には2度目の登場ハクサンルドルフ

 

と、その前に。
先週こんな記事を書きました。

アドマイヤムーン産駒がみんなスプリンターなのはどうしてか

そしたら、出ました!京都のシルクロードSムーン産駒のワンツースリーフィニッシュって、こりゃどないやねん!

中でも15番人気フミノムーンについては、追い込みの国分優コミでハマればどの馬より怖いと思っていただけに…。
まあムーン産駒を買うなんて、一言も結論づけていなかったから、タラレバはないんだけど。
追い切りをテレビで見ようと思ったら、部屋が寒すぎて急きょ違う記事を書いただけなんだけど。

もとい。
そう、そこでまた今週もアドマイヤムーン産駒なんであります。

ハクサンルドルフ(牡5・西園厩舎)はNHKマイルC以来の重賞挑戦。
3歳春の時点で1分33秒1、メジャーエンブレムと0.3秒差だったから、その能力はお墨付き。
にしてはその後の下積み生活が長すぎる印象だが、これは一にも二にも彼の脚質が追い込み一手だったから。

しかしドサ回りしている間に、ひとまわり成長。距離をこなせるようになり、重馬場をこなせるようになり、位置取りもどん尻とは限らなくなってきた。

その間、相棒のデムーロは去ったけど、今回なんと昨年2回乗ってくれた戸崎が空いているらしい。
休み明けの上がり馬に戸崎が空いているなんてちょっと信じがたいが、やや豪腕タイプが合っていると思われるので、思いっきりグッチョイス!

 

この仔はスプリンターではありません

 

最後にハクサンルドルフの血統を見ておこう。

最近またよい本に巡り会い、勉強しているのだが、それによるとこの馬ぱっと見Theatricalを引いているのかと思いきや、どうも
Seattle Slew系のどこかから黒鹿毛を引いているらしく、なんなら本当の祖先はもっとさかのぼってもいいらしい。

体力的には凡庸そのもので、できれば間隔は十分空けてほしく(今回はいいね!)前哨戦好走なら本番は軽視で臨みたい馬だ。

ちなみにこのハクサンルドルフらが生まれた2013年の前年、つまり種付け当時のアドマイヤムーンは、生涯でももっとも繁殖影響力の小さな時期であり、父とは異なる形をした産駒をたくさん出しているはずである。

セイウンコウセイしかり、ファインニードルしかり、ワンスインナムーンしかり、するとスプリンターになりやすいのも仕方がないことなのだろう。


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