▼シルクホースクラブ2018 1歳馬リスト最速診断(No.1〜20)

気がついたらもう1歳馬リストの季節ですか

ほんと偶然だったんですが、先日共同馬主クラブでぼちぼち1歳馬募集のリストが発表されたという話を聞きつけまして、ならばちょっとのぞいてみようという気になりました。

出資されるみなさんは、これからリストをにらめっこしたり、人気予想をしたり、あるいは実馬を見るため、遙か北の地まで赴かれる人もいるでしょう。

そんな方々の応援馬決定の一助になればと、まずはこれから数回にわたってシルクホースクラブさんの1歳馬リストを見ていきます。

 

リストの見方

 

まだこれから鍛練を積む1歳馬なので、前回のセレクトセールのように1頭1頭長々背景をご紹介することはなく、まず最初に全馬スピード判定による分類を行います。

・スピードサイクルOK →馬体も良ければ推奨馬へ
・スピードサイクルぎりOK
・スピードサイクルぎりBAD
・スピードサイクルBAD
・判定不能

の5つに分かれます。

OKとBADはそのままの意味ですが、ぎりOKとぎりBADは「スピードサイクルの境界線ギリギリに位置するので、OKがBADだった、またはBADがOKだったという可能性もある」ことを表します。

よってどちらかといえば「ぎりOK」の方がコケる可能性が高く、「ぎりBAD」で思わぬ幸運をつかむこともあるでしょう。

馬体が良いなどの推し材料があれば、積極的に「ぎりBAD」馬を狙ってもいいでしょう。
案外良いスピードサイクルに入っているかもしれませんよ。

またスピードサイクルOK判定の馬に限って、その馬の適性がわかる優先祖先をご紹介します。

 

シルクHC No.1〜20 判定結果

 

【スピードサイクルOK判定の馬】

 

2 キューティゴールドの17 牡 鹿毛 4月12日 木村哲也 ディープインパクト
3 ピラミマの17 メス 鹿毛 5月1日 藤沢和雄 ディープインパクト
4 ルシルクの17 メス 青鹿毛 5月19日 古賀慎明 ディープインパクト

13 ウインフロレゾンの17 牡 青鹿毛 2月18日 大竹正博 ハービンジャー
【優先】Montparnasse(1956) 芝マイル〜中距離

16 アコースティクスの17 メス 鹿毛 2月17日 武市康男 キンシャサノキセキ
【優先】Mr.Prospector(1970) 芝マイル

20 シェアザストーリーの17 メス 黒鹿毛 4月17日 勢司和宏 キズナ
【優先】ディープインパクト 芝中距離

 

上3頭のディープインパクト産駒は、そのままディープやサンデーが優先となるわかりやすい芝馬です。

下3頭はそれぞれ父以外の優先祖先を持つ馬たちで、また上のディープ産駒よりも母からたくさんの体力を受けた馬ばかり。
取りやすさとコスパを考えれば、下3頭はかなりオススメできる馬ですね。

 

私なら母の年齢(01年生まれ)で嫌われそうな、アコースティクスの17ロジユニヴァースの下)を指名してみようかな。

クラブ会員さんは「母馬が高齢の産駒は避ける」というファクターにこだわる方が多いようですね。

 

【スピードサイクルぎりOK判定の馬】

 

6 ポーレンの17 メス 青鹿毛 4月24日 田中博康 ハーツクライ
7 ラックビーアレディトゥナイトの17 牡 鹿毛 4月13日 尾関知人 キングカメハメハ
11 ロザリンドの17 牡 鹿毛 2月12日 木村哲也 オルフェーヴル

 

もしBAD判定だったときには目も当てられないので、本来はこういう馬が一番手出し無用でしょうか…。
スピードサイクル後半にあたる馬が多いので、ダートや長距離指向になる可能性もあります。

 

【スピードサイクルぎりBAD判定の馬】

 

8 フラニーフロイドの17 メス 黒鹿毛 2月13日 手塚貴久 ダイワメジャー
12 アイムユアーズの17 メス 栗毛 2月7日 藤沢和雄 オルフェーヴル
18 アドマイヤセプターの17 メス 栗毛 1月23日 木村哲也 エピファネイア

 

よりにもよって人気になりそうな2頭が、ぎりBAD判定です。
もし「ぎりOK」に潜り込めば、たちまち重賞に手が届くことになるでしょうが、そういうギャンブルがお好きな方だけ指名されると良いでしょう。

 

【スピードサイクルBAD判定の馬】

 

1 モシーンの17 牡 青鹿毛 5月3日 国枝栄 ディープインパクト
10 ローマンエンプレスの17 メス 鹿毛 4月12日 宗像義忠 ロードカナロア
14 ウィズザフロウの17 メス 黒鹿毛 2月3日 奥村武 ルーラーシップ
15 ワイオラの17 牡 鹿毛 2月19日 上原博之 キンシャサノキセキ
17 ヴァルホーリングの17 牡 栗毛 4月4日 高柳瑞樹 エピファネイア

 

残念ながら、No.1モシーンの17はBAD判定です。
ひとつやふたつ勝っても驚きませんが、それじゃあ指名した甲斐がないですしね。

逆にシルク2歳馬特集で挙げられなかった姉・モシーンの16=パロネラ(牝2・父ロードカナロア・木村厩舎)は、今なら良いといえる産駒です。
少し遠い祖先まで見ると、意見が変わってくることもあります。

 

【どうしても判定不可の馬】

 

5 サロミナの17 牡 栗毛 1月23日 堀 宣行 ハーツクライ
9 プルーフオブラヴの17 牡 鹿毛 4月26日 鹿戸雄一 ロードカナロア
19 カリの17 牡 黒鹿毛 5月5日 菊沢隆徳 キズナ

 

これらの馬は、近親や兄弟が裏表バラバラで、きれいに1本通ったサイクルがないので、判定不可となります。
逆にこの馬たちの活躍で、ファミリーの正しいサイクルがわかることもあります。

 

次回はシルクさんの1歳馬リストNo.21から40までとなります。

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