すでにほぼ半数以上の馬が「満口」になりつつある、東京サラブレッドクラブ17年度産の1歳馬リスト。
2回に分けてスピード判定別にご紹介します。
なお東京サラブレッドさんの1歳馬は、No.2が欠番になっています。
リストの見方
まだこれから鍛練を積む1歳馬なので、前回のセレクトセールのように1頭1頭詳細なご紹介ではなく、まず最初に全馬スピード判定による分類を行います。
・スピードサイクルOK →馬体も良ければ推奨
・スピードサイクルぎりOK
・スピードサイクルぎりBAD
・スピードサイクルBAD
・判定不能
の5つに分けます。
OKとBADはそのままの意味ですが、ぎりOKとぎりBADは
→その馬の誕生日がスピードサイクルの境界線ギリギリに位置するので、OKがBADだった、あるいはBADがOKだったという可能性あり
の意味です。
よってどちらかといえば「ぎりOK」の方がコケて失敗する(ショックでかい)可能性が高く、逆に「ぎりBAD」が実はOKで思わぬ幸運をつかめることもあるでしょう。
馬体が良いなどの推し材料があれば、積極的に「ぎりBAD」までは狙っていけるかもしれません。
またスピードサイクルOK判定の馬に限って、その馬の適性がわかる優先祖先と基礎体力をご紹介します。
東京サラブレッドクラブ1歳馬 No.1〜16 判定結果
【スピードサイクルOK判定の馬】
該当なし。
【スピードサイクルぎりOK判定の馬】
9 サイレントクロップの17
このまますんなり表サイクルに入るなら、今回のメンバーでは唯一の正統派推しメンとなります。
父のクロフネは劣性期のため本馬は芦毛ではありません。
3代母レガシーオブストレングスの影響が強いので、切れ味は期待薄ですが、芝もダートもこなす孝行娘になってくれるでしょう。
動画を見てもわかるとおり、のんびり屋さんでまだ全然目覚めたところがないので、調教過程で一皮むけてからが勝負になります。
【スピードサイクルぎりBAD判定の馬】
1 エリモピクシーの17 満口
7 レッドジゼルの17 満口
ぎりBAD判定はそんなに悲観することはなく、まだ半々近い確率でOK判定馬に復帰できる馬たちです。
とくに看板馬のエリモピクシーの17は、ぜひそうあってほしいものですね。
レッドジゼルの17については、2代母までの蓄積体力が相当に低く、この母系特有の線の細さが解消されていません。
先日の日曜札幌の新馬戦で3番人気6着に敗れたレッドエンヴィー(牡・父ジャスタウェイ)は本馬の近親(祖母の仔)にあたりますが、やはり基礎体力が低く、適度な間隔がないと好走できないタイプです。
ちなみにちなみに、この新馬戦で勝ったクラージュゲリエも金曜の検討段階では「ぎりBAD判定」の馬でしたっけ。
これは今後「OK判定馬」として扱っていいんじゃないかと思います。
詳細はまた金曜日にでも。
【スピードサイクルBAD判定の馬】
3 ラストグルーヴの17 満口
4 レッドレイチェルの17 満口
5 レジュールダムールの17
6 ラグジャリーの17 残口わずか
8 ソニックグルーヴの17
10 ブランシェールの17
11 アクアシャンデリアの17
12 ボールルームの17
13 ココロチラリの17 満口
14 シルバーフォックスの17
15 モナリザの17 満口
【どうしても判定不可の馬】
16 ディエンティの17
あまりOK判定馬が出てこなくて少々先行きが不安ですが、走る馬の確率とは実際こんなものかもしれませんね。
次回は東京サラブレッドクラブ1歳馬リスト後半をご紹介します。