シルクの追加募集は12月14日からスタート!
有力クラブの紹介を終えてちょっと一息ついていたところ、ふとシルクさんで1歳馬の追加募集をしていることに気がつきました。
頭数は全部で5頭。
いちおう下調べだけしてみていい馬がいなければスルーするつもりでしたが、1頭だけ気になる仔を見つけましたので、新規募集開始前のギリギリにご紹介しておきます。
▼シルクホースクラブ2018 1歳馬診断結果 追加募集編
【ぎりBAD判定の馬】
69 メジロルバートの17(牡・鹿毛) ぎりBAD4日
父 オルフェーヴル
【優先祖先】 オルフェーヴル
【基礎体力】 41(平均は50)
【適 性】 芝の中距離
関西・松永幹夫厩舎 予定
ハデハデの大流星に3本ソックス。
ルックスはおしゃれさんですが、開花は遅めかもしれません。
母系はアマゾンウオリアー〜メジロラモーヌと続く今はなきメジロ牧場の至宝。
ついぞこの系統からは大物が出ないかと思われましたが、ようやく本馬のおいにグローリーヴェイズ(牡3・父ディープインパクト)が出て、近年見直しが進む牝系のひとつです。
母メジロルバートは母父メジロライアンの影響が強い牝馬で、このライアンの強さが本馬のおいのグローリーヴェイズにはうまく伝わり、距離を難なくこなす産駒となりました(母父スウェプトOBは劣性期)。
ここまで根幹牝馬であるアマゾンウオリアーの父Khaled(1943)がゼロ活性クサいと仮定して話を進めていますが(アマゾンウオリアーは6月種付けの遅生まれ)、これは2代母メジロラモーヌがその父モガミ寄りの青鹿毛継承馬であることからも裏付けられるのでは、と思っています。
このように復活気配の牝系ですが、本馬含めファミリー最大の泣き所が基礎体力の低さ。
ラモーヌこそ自身の4代母Betsy Rossから3代母War BetsyにMAX活性が伝わり、辛うじて★50という平均値に達していますが、このタイプは初期勝負型の典型例であり、おそらく古馬になってからの成長力には欠けたのではないかと思われます。
また前述のグローリーヴェイズに関してはラモーヌの★ボーナスが消えたため、本馬の母メジロルバートからさらに1代メジロツボネを挟み、体力を強化することでようやく平均値までもってきています。
これまでもローテには決して無理をしていませんが、今後も叩き台の選択と調教の加減には細心の注意が必要な馬です。(本来は叩き台がいらないタイプ。したがって休み明けは鬼)
本馬も3歳時にはあまり無理をさせず、年齢による基礎体力の蓄積を待って古馬以降の開花に賭けたいところです。
動画を見た限りでも、やはり今回の5頭の中では上位の動きに見えます。
芝馬特有のクッション性にも優れ、脚の運びとくにトモはダイナミック。
首の使い方にはやや不満が残りますが、体に芯が入ればもっと堂々と歩ける仔かもしれませんね。
残念ながら他の4頭はBAD判定でした。
次回はグリーンファーム愛馬会さんの1歳馬をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。