▼豪ドンカスターマイル2019 馬場はいまだSoft7?重・不良がダメな馬を事前にチェックせよ

まず出走馬プロフィールから重の巧拙を読み解け

現地豪のランドウィック競馬場は週中にかなり雨があったらしく(39ミリ)、金曜現在の芝コースは10段階でいう7(Softの中でも一番重たい部類)なので、乾いても本番はやや重まで?

とにかく当日はパンパンの良馬場というわけにはいきそうもないので、JRAの出走馬プロフィールから「不良馬場を嫌って回避」とか「馬場をものともせず快勝」とかいう巧拙コメントを拾っておかれるといいだろう。

けっこうあからさまに得手不得手が書かれている。(アリーゼーはダメ、ディキシーブラッサムズは大歓迎など)

出走馬の基礎体力一覧はこちら

以下にブックメーカーの人気順に並べた基礎体力一覧を掲載するが、レーティングと人気が比例していないのが大きな特徴で、G1と言えどもやっぱりハンデ戦なんだなと思わせる。

日本にもハンデ戦のG1があっても良さそう。
大阪杯か宝塚記念の人気回復策として、どうかな?

ブルータル 34
アリーゼー 72
フィフティースターズ 56
ハートネル 47
ファンダメンタリスト 69
アンフォーゴトゥン ★75
ドリームフォース ★53
ランドオブプレンティ 50
シレーリー 25
ディキシーブラッサムズ ★63
クルーガー ★59
ルロメイン 63
アイアムシリアス 34
エルドラドドリーミング 44
ウィッジーターフ ★78
リンガーディングディング 〜★59
ソーシボン 69
シージオブケベック 47
ライフレスオーディナリー 〜★84
アロイシア ★69
エクスタイン 82
フィアースインパクト 50
シーウェイ 53
バイオレート 66

人気と基礎体力のバランスがいいのはアリーゼー、ファンダメンタリスト、アンフォーゴトゥンなど。

反対に大穴として狙えるのはディキシーブラッサムズ、ウィッジーターフ、リンガーディングディング、ライフレスオーディナリーあたりか。

これらを3連単の3番目だけにそっとマークする手も十分に考えられる。
なにせハンデ戦なのでね。

フィアースインパクトはケイアイノーテックの全兄

おまけとして小話を。
この中であまり人気はないようだが、フィアースインパクト(牡5)は日本でNHKマイルCを制したケイアイノーテック(牡4・平田修厩舎)の全兄にあたる。

父 ディープインパクト 活性値3〜4

母父 Smarty Jones 活性値4
3代父 Danzig 活性値2
4代父 Damascus 活性値5
5代父 Round Table 活性値7

両頭ともに父ディープの劣性期産駒で、フィアースインパクトは2代母・アンナステルツが、Kノーテックは母・ケイアイガーベラが優先となる。

さらにアンナステルツはRound Table(1954)が優先になるので、芝でもダートでも10ハロンくらいに隠れた適性があり、これがフィアースインパクトに伝わっている。

いっぽうKノーテックは母Kガーベラの優先がさらに2代さかのぼった牝馬Ponte Vecchio(1970)になるので、より距離マイルとダート適性が高まっている。

兄や弟の適性を見て、芝→ダートへ鞍替えしたり、新馬デビューの参考にすることはよくあるが、年子でさえこれだけ適性に差があるので、それが一概に正しいかどうかはわからないのだ。

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