▼アーリントンC2019 キャリア不足を跳ね返すポテンシャル?のマル外2頭を大穴に(出られれば)


近年まれにみる出世レースとして定着

タワーオブロンドン、ペルシアンナイト、レインボーライン、ヤングマンパワー、ミッキーアイル、コパノリチャード、ジャスタウェイ…過去の勝ち馬だけを挙げてもこんな感じだから、このあとも活躍が見込まれる一流素材でないと勝ち切るまでは難しそう。

しかしこと2、3着馬に目を移すと、けっこうウフフな個性派が来ていることから、今回ご紹介する1勝馬たちでもやる前からのんきに白旗を揚げる必要はないらしい。

とくに日本馬と違い、英語表記で血統的背景がわからない&どうしても気になるマル外馬にはまだ可能性が残されているようだ。

キャリア1戦!新馬好時計勝ちのサンノゼテソーロ

▼サンノゼテソーロ(牡3・父ザファクター・田中博康厩舎)

【 繁殖サイクル 】

Garden Green 1964
 Shangrila 78.5.11 4.25〜6.25
  Mykonos 84.3.15 ぐ×
  Kalosca 94.5.6 ぐ○ 4.20〜6.20
   Arravale 03.5.6 き○ 4.20〜6.20
    Cabaret Starlet 11.4.15 ぐ○ 3.29〜5.29
     ☆サンノゼテソーロ 16.4.5 き○
    Hollywood Critic 12.5.13 き○
    Hollywood Hideaway 13.5.8 ぐ○
  Crillon 96.5.7 ぐ○

繁殖サイクルはかなりの難解さで、おそらくは「ぐ×き○」かと思われるが、とうてい明確に判定できる代物ではない。

そこが30年経っても牝系があまり繁栄していない理由かもしれない。

【 優先祖先 】

▼サンノゼテソーロ(2016.4.5生・芦毛)

父 ザファクター 活性値7

母父 Tale of the Cat 活性値8(MAX)
3代父 Kaldoun 活性値2
4代父 Riverman ゼロ活性
5代父 Pinturischio 活性値5

4代父Rivermanのゼロ活性は予想値だが、たとえMAXでも優先祖先の順位に変わりはない。

サンノゼテソーロの優先は母のCabaret Starlet(2011)で、その母自身はさらに3代前のMr. Prospector(1970)を優先としている。

これは母父Tale of the Catの母Yarn(1987)がミスプロのMAX活性馬と見ているから。(日付はちょっと微妙ではある)

さらにYarnの孫にはヨハネスブルグ(1999)がおり、これが鹿毛のスプリンターであることからも、おそらくYarnはミスプロのMAX活性産駒と見ていいだろう。

ゆえに、サンノゼテソーロの優先もミスプロだと言って差し支えないようだ。

【 基礎体力 】

1.0+2.0+1.75+1.25=6.0 → ★75

2代母から母へMAX活性が継承されているだけでなく、他の代でも平均以上の体力が受け継がれ、全体としてとても頑強な産駒になっている。

【 インブリードクロス 】

ミスプロのクロスもあるが、これは父方ザファクターの母・Greyciousnessミスワキのゼロ活性馬なので無効となる。

▼Northern Dancer
父方 1.75×2.0×1.25×1.75=7.66…
母方 2.0×1.25×0.5×2.0=2.5

Northern Dancer系の中でも、Storm Birdウォーフロントの系統はMAX活性年の産駒なので、クロスが薄まることはほとんどない。

種牡馬ザファクターのNorthern Dancer活性は恐ろしいほどに高い。

代表産駒でしかも唯一のG1ウィナーであるNoted and Quoted(牝・芦毛)という馬がいるが、彼女は祖母Holy Princess優先の母似馬で、母系のNorthern Dancer活性値が0.5×0.75=0.375という小ささなので、まだクロスの弊害が少ない。

こういう種牡馬は、父を活かしては大成は望めないのだ。

【 結論 】サンノゼテソーロは身体頑強なスプリント系。芝は千四がベター

デビュー戦の中京芝1400をやや重で1分21秒8走破はこの時期の未勝利戦のレベルではなく、後続が3馬身以上ちぎれたのも納得だ。(2着の母アロマティコ&サンデーRもいい馬なのに)

ただ芝の千四はダート戦っぽいラップを刻んで消耗戦になるケースが多く、本馬が即阪神(あるいはその先府中)のマイル戦あたりで通用するかどうかは未知数。

もっといえばダート戦なら確実に稼げるわけで、古馬になってからの選択肢は多そう。

重賞で揉まれた後の飛躍パターン?ユニコーンライオン

▼ユニコーンライオン(牡3・父No Nay Never・矢作厩舎)

【 繁殖サイクル 】

Ambwithor 1954
 Thoroly Blue 67.5.6 4.20〜6.20
  Ruby Tuesday 74.5.21 き(○) 5.4〜7.4
   Madame Secretary 82.3.11 ぐ× 2.25〜4.25
    Tabdea 87.3.21 き○ 3.4〜5.4
     Muravka 08.4.10 き(○) 3.24〜5.24
      ☆ユニコーンライオン 16.1.29 ぐ×

こちらはサンノゼTとは違い、サイクルはき○ぐ×で決まり。

母がぎりBAD6日、4代母もぎりBAD1日というわずかなズレで説明できるので、こういう系統ならセリでも手が出そう。

ライオンRHさんの馬なんですね。
これなら指名できるかなあ。

【 優先祖先 】

▼ユニコーンライオン(2016.1.29生・黒鹿毛)

父 No Nay Never 活性値4

母父 High Chaparral ゼロ活性
3代父 Topsider 活性値4+α
4代父 Secretariat 活性値3
5代父 T.V. Lark ゼロ活性

わずかの差で3代父Topsiderの活性が強いので、優先は母・Muravka(2008)になる。

MuravkaはTopsiderの母系に端を発する牝系で、芝もよく走るファミリー

遠くにトゥルビヨン系ジェベルマイバブーという日本でもおなじみの芝血統(よりスピードタイプ)が見えるので、Topsiderの母Drumtop(1966)が米国産ながら芝で17勝を挙げているのも納得がいくし、最適距離は10ハロンあたりにありそう。

今のところユニコーンライオンは距離9ハロンをそつなくこなしており、自ら母似を証明している。

父のNo Nay Never似(仏6ハロンG1・モルニー賞勝ち)だったらこうはいかないはずだ。

【 基礎体力 】

1.75+1.0+1.0+1.75=5.5 → 69

★こそないものの、基礎体力はバッチリ。

とはいえ、年明けこれで4戦目。
上がり目までは望めそうにないが…。

【 インブリードクロス 】

▼Northern Dancer
父方 1.5
母方 1.0とゼロ

母にはNorthern Dancerが2本あるが、母父のHigh Chaparralがゼロ活性のため、3代父Topsider由来の1本のみが生きている計算になる。

しかもここ3代にわたりNorthern Dancer系種牡馬を連続配合しているので、血統コンプレックスは強め

一度序列ができあがったメンバー中だと好走は望めない感じで、むしろ初物尽くしの条件なら息を吹き返すことがある。

【 結論 】ユニコーンライオンは芝の中距離馬。体力よりもコンプレックス払拭のために休み明けは買い

こんなに適性が異なる馬が同じレースで覇を競うというところに、この時期の3歳戦の面白さがあるのだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です