▼ウインレーシングクラブ2019 1歳馬最速解説 牡馬編(No.1〜9)

やはりすでに募集が始まっているということで、今週はまずウインRCさんの1歳馬を3回シリーズ予定で解説していきます。

そのあとゆっくりセレクトセール2019特集に移行する予定です。

※最速解説のトリセツ2019(必読)

(1)前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、?の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

(2)?はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって?の全部がBADではない

(3)今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない(もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある)

(4)記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

(5)現時点で筆者は実馬を一切目にしていない。判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

(6)この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい

ウインレーシングクラブ2019 1歳馬最速解説 牡馬編(1)

・募集番号 
・母馬名の18(今回はすべて牡馬)
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差(プラスの馬を推奨)
・何番目の仔か
 ※17年産の評価はなし

2 アルカイックレディの18

歩様が柔らかくスナップが利いて好感が持てます。

 父 ブラックタイド
 →OK
 なし 9番仔

【 優先祖先 】 ブラックタイド
【 基礎体力 】 ★63

御大自らが庭先で買った馬とのこと。
なるほど立ち姿よりも歩かせて良く見えるタイプといえます。

芝を走れた上の姉妹2頭はいずれもフジキセキ産駒の全きょうだい。
ただ姉のEキンチェムはフジキセキのMAX活性産駒、妹のEオルドスは劣性期産駒とまったくタイプが異なります。

いずれにしろ芝を走りやすい系統であることは歓迎材料で、父優先の本馬も芝適性は十分のはず。
もしかしたら姉たちより距離の融通が利くかも。

アルカイックレディは祖母No More IroningMAX活性産駒で、基礎体力も十分。

あとは姉たちになかった強いNorthern Dancerのクロスがどのくらい影響するかによるでしょう。

3 イクスキューズの18

姉のウインメルシーはブログでも取り上げた期待の穴馬?です。

 父 スクリーンヒーロー
 →ぎりBAD3日
 +7日 9番仔

【 優先祖先 】 祖母クリスティキャット
【 基礎体力 】 ★75

3代父Majestic Lightの活性が強く、母の産駒はジリ脚ながら芝もこなす特徴があります。

Majestic Lightもその産駒クリスティキャットも芝ダート両方をこなした器用な馬で、その特性は母イクスキューズにストレートに受け継がれました。

2つ上の姉ウインメルシー(父ジャスタウェイ)は芝の中距離で先行馬として活躍中ですが、これも切れるというより持続力で勝負するタイプ。

Wマハロ、Wイクシードも同様…このきょうだいはこの戦法でいいんだと思います。

ただ走ったきょうだいすべてが完全な5代アウトブリードなのに対して、本馬にはNorthern Dancerクロスが残り、配合のレベル的には1枚落ちるかも。

動画で見る歩様も悪くありませんが、よく走るダート馬で良ければアリかな?

4 ウインアキレアの18

初仔はとにもかくにも馬体の大きさが決め手でしょう。

父 スクリーンヒーロー
→ぎりOK7日
初仔

【 優先祖先 】 母ウインアキレア
【 基礎体力 】 47

動画ではシャキシャキ動くというよりドッシリといった感じで、前肢の出なんかも欲を言えばもうちょいかなとは思うが、とにかく馬体に一定の大きさがあるのがなにより。

ウインアキレアは関係者がとても期待している繁殖らしいが、本馬はまだ6歳時の産駒だし、どうせなら基礎体力がもっと高い仔を選びたい。

母の優先もまた小倉2歳チャンプの祖母コスモヴァレンチだが、母は祖母以上に距離をこなしていた。

これは祖母がその父マイネルラヴではなくもっと遠いネアルコあたりの影響を受けているからで、早期リタイアした祖母は実のポテンシャル(とくに距離適性)を発揮しないままだった可能性がある。

残念ながら本馬には強いNorthern Dancerクロスと基礎体力不安があるので、もう2年後あたりの高活性期産駒で勝負したい。

6 エルノヴァの18 

配合内容はとてもいいのですが、やはり基礎体力が不安で…。

父 エイシンフラッシュ
→ぎりOK3日
なし 9番仔

【 優先祖先 】 Madam Jerry
【 基礎体力 】 38

牝系がジェネラス等のDoff the Derby系だから、基礎体力が危ないのは織り込み済み。

3代母Doff the Derbyはその父Master Derby(米プリークネスS勝ちなど)優先&MAX活性産駒ではあるが、Master Derbyは同じ栗毛でも父のダストコマンダー(1967・Kダービー勝ちなど)ではなく、母系のCourt Martial(1942・英2000ギニー勝ちなど)の影響が強い。

実は本馬の優先Madam JerryはそのCourt Martialへ続く道の途中に存在し、皐月賞馬ディーマジェスティの優先候補でもある。
したがって本馬もまずは芝の中距離あたりでどうかと思う。

動画を見ると脚長でムダな肉が付かないタイプに見えるので、適性はまあまあ間違っていないのでは?もう少し元気はほしい気がするけど。

幸いクロスもないし、あとはどの程度鍛錬に耐えられる体か、というだけ。

7 コスモアクセスの18

アウトブリードのハーツ産駒は確かに珍しいかも。

父 ハーツクライ
→ぎりOK4日
+12日 4番仔

【 優先祖先 】 ハーツクライ
【 基礎体力 】 ★72

いいですね。父と母のMAX活性を十分受け継ぎ、カタログ上の数字にはどこも不満がありません。

母は芝の短距離馬でしたが、母父ロージズインメイゼロ活性でしたので、優先はSilver Hawkの母系でフランスのトゥルビヨン系に端を発します。

母は芝適性は十分もパーツ的に脚が短かくて短距離向きだったそうで、本来であればマイルくらいはこなしてもおかしくなかった背景があります。

本馬は母の適性よりも強い父ハーツクライMAX活性産駒なので、クラブの見立て通り父似の中距離馬でいいと思います。
きょうだいで初めての父似ですね。

Haloクロスはサンデーがゼロ活性で消え、実質アウトブリード。
ハーツのアウトブリード馬はまあまあ珍しくありませんか?

首をシャンシャンと使って前方に耳を立て、素直に歩いている姿も好感。
ここまではいいんじゃないでしょうか。OK判定だとさらにGood。

9 コスモダンスナイトの18

クラブが配合変更に言及するのを初めて見ました。

父 フリオーソ
→ぎりOK8日
+2か月18日(変更あり) 8番仔

【 優先祖先 】 母コスモダンスナイト
【 基礎体力 】 ★66

配合変更とは「1シーズン中に種付けする種牡馬をAからBに変えること」で、本馬の場合だと「ロージズインメイを3回付けたが止まらなかったので、フリオーソに変更しました」とのこと。

手続きは必要(血統の正確性を保つため)のようですが、けっこう行われているみたいですね。

実はたくさんの馬をテシオ理論で見ていると「これ、配合変更してないかな?」と思わせるものにけっこう当たります。

しかしそのいずれにも「変えましたよ」なんてコメントは絶対付きませんので、余計に本馬の真っ正直なコメントにはビックリしました。

その昔フェデリコ・テシオは

▼繁殖牝馬が示すその年の最高の発情で種付けし、ただ1回で受胎できるサイクルにあたる種牡馬を起用する

ことが名馬生産の道であるとし、厳しくそれを守ったそうです。

テシオ氏は繁殖牝馬だけでなく、父馬のサイクルにも受胎できるできないがあることを見抜いていたようです。すごっ。

よって本馬は理論上、数値はどうであれ、あまりおすすめできない産駒となります。また父馬についてもちょっと調べてみようかな。

1 アサクサヴェールの18 →?

5 ウインリバティの18 →?

8 コスモクリスタルの18 →?

怪しい馬というのは歩く速度が他より1割くらい遅いと感じさせる気がしますね。

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