▼ノルマンディーOC2019 1歳馬最速解説(No.8〜18)

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【 ドルメロの魔術師チャンネル 】

絶賛解説中!いつもご視聴ありがとうございます。

※最速解説のトリセツ2019改(必読)

(1)判定はOK、?の2つに分類し、走る可能性が高いOK馬だけをご紹介する

(2)?の全部がBAD判定というわけではない

?にはBAD判定に加え、たとえOK判定でも虚弱、初回発情10日間ルール、強い多重クロス等のため見送った馬を含む。

(3)今シリーズから「隠しスパイス」という評価項目を設ける

隠しスパイスとはその馬が持つスピード「強化」の可能性を評価したもので、今はまだ詳細を公表できないが、ある馬だけ なし<♪<♪♪…で表す(不明は?で)。
ほとんどの馬には存在しないが、あくまで「強化」スパイスなので♪がなくても悪いことは一切ない

(4)筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない

もちろん馬の長所を褒めることはいくらでもある

(5)記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと

あくまで18年度産駒の判定、分析を主とし、17年度産の判定は行わない

(6)現時点で筆者は実馬を一切目にしていない

判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

(7)この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない

この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい。

ノルマンディーOC2019 1歳馬最速解説(2)

・募集番号 
・母馬名の18(性別)
・父馬名
・何番目の仔か
・隠しスパイス
【 優先祖先 】 
【 基礎体力 】 

8 シャルマンレーヌの18(牡)

 父 アイルハヴアナザー
 7番仔
 隠しスパイス なし

【 優先祖先 】 アイルハヴアナザー
【 基礎体力 】 66

クロス扱いにならないと言っても、これはある意味、すごい。

父側にミスプロDanzig、そして母側にNorthern Dancerクロスがありながら父と母同士ではクロスが生じないという、まさに綱渡りの配合。
しかもすべてが5代前に集約され、次世代には全てのクロスが消え去るという仕掛け。

牝馬ならおもしろい繁殖だったに違いありません。

よって本馬は基本アウトブリード扱いですが、ゼロ活性動画でご紹介した奇跡のゼロ活性名馬コロネーションVも繁殖生活はさっぱりで、ついに1頭の後継も残さずじまいでした。まあ仕掛けで配合した生物には、ないないといっても何かしらの弊害はあるんでしょうね。

実際の動画では、後肢が少し内向気味ですがこれはさほどでもないでしょう。それより顔が少しとぼけた感じで生気が感じられない方が心配かな。ダート系だと思います。

13 ミワノロマンスの18(牡)

 父 ストロングリターン
 4番仔
 隠しスパイス ♪

【 優先祖先 】 Wishing Well
【 基礎体力 】 ★66

ひと目見て「ああ、なんかいい馬だな」と思いましたよ。

ちょっと箱形体型だし、コンパクトで距離は保たないかもしれませんが、首を使って運動神経がまんざらでもない感じで、お腹が張っているのもいい。

右後肢がやや外弧歩様気味ですけど、そこまで気にならないかな。

天下の名門フロリースカツプ系出身で、この系統は早くからき×ぐ○だったらしく、古い名馬はすべてそちらに出ています。本馬に一番近い近親の重賞勝ち馬トーホウドリーム(大阪杯勝ち)もき×ぐ○でしょうね。

本馬は母父サムライハートの活性が高く、優先はこれまたディープインパクトといっしょのWishing Well。芝向きですな。

4系統配合は平凡だしニジンスキークロスは強いしと、コツコツ稼ぐ系のクラブ馬でしょうが、★ありスパイス効き、基礎体力旺盛の4番仔牡馬でこの価格。
のんびり我が世の春を待てる素材です。

18 ディスティンダリアの18(牝)

 父 アイルハヴアナザー
 初仔
 隠しスパイス ♪

【 優先祖先 】 Arch(1995)ダート中
【 基礎体力 】 56

判定はギリギリですけどね。こういう馬が果たしてどうなるのか興味深いです。

前述の通りアイルハヴアナザーという種牡馬は自前のクロスをたくさん備えているので、お相手にミスプロDanzigがあるのはもちろん御法度なんですが、もうひとつNorthern DancerではなくてSadler’s Wellsクロスがダメ(MAX活性)なんですね。

Sadler’s Wellsという馬はNorthern Dancer最大最高の後継馬のように言われますが、実情はNorthern Dancer劣性期の産駒で活性値自体は高くありません(3=0.75)。

しかしSadler’s Wellsはどちらかというと高活性期の名馬が多いです。劣性期を2代、3代続けてこの馬ができたというサドラー直系の例はあまりありません。
それでSadler’s Wells系はみんなNorthern Dancer活性値が再濃縮されちゃうんですね。サイヤーオブサイヤー型?なんでしょうか。

動画の本馬は、やはり初仔ということもあって小柄です。右後肢がやや外弧歩様気味ですが、放牧地傾斜で正確には判別しにくいかな。
前肢はよく出ていますがクッション性には欠けるので適性はダート系かと思われます。

9 タマヒカルの18 →? 10日イベント

10 トーセンフォーユーの18 →?

11 ハルシュタットの18 →?

12 ブリュメールの18 →? 10日イベント

14 モトヒメの18 →? 基礎体力22

15 ルーシーショーの18 →? ヌレイエフクロス 34?

16 サビアーレの18 →?

17 シュヴァリエの18 →?

▼ノルマンディーOC2019 1歳馬最速解説(No.8〜18)」への4件のフィードバック

  1. こんにちは。
    今更こちらにコメントしてすみません。
    1つ気になったのですが、シャルマンレーヌの18は生まれた日から見て、種付け日が6/11前後と考えられます。
    そうすると、アイルハヴアナザーのゼロ活性産駒ということになりませんか?

    1. アイハヴ穴さん、こんにちは。
      古い記事まで読んでいただき、ありがとうございます。

      さてご指摘のシャルマンレーヌの18ですが、こういうギリギリMAXかゼロ活性かわからない馬については、きちんとジャパンスタッドブックインターナショナルのサイトで種付け日を確かめられることをオススメします。

      https://www.jairs.jp

      登録無料で、近年の種付け日ならほとんどわかります。

      シャルマンレーヌの18はこのサイトによると、5月25日にアイルハヴアナザーを付けています。
      つまりこの仔は予定日よりすごく遅く生まれたんですね。
      よって4月1日生まれの父アイルハヴアナザー満8歳と2か月以内の種付けなので「私の考えでは」この仔は父のMAX活性に属します。
      ただテシオ理論の解釈の仕方によっては、ゼロ活性だという方もいると思います。

      いずれにしろ、こういうギリギリの馬はあまり深く追求しないことですね。

      1. こんなに早く返信していただき、ありがとうございます。
        種付け日が5/25であればMAX活性である可能性が高そうですね!
        もう一つお尋ねしたいのですが、母のスピードサイクルがき◯ぐ×かき×ぐ◯かの判別はどのようにして行っているのですか?

        1. 残念ながらスピードサイクルについては、現代の生産現場では実践されていないため、今ではあくまで使いたい人が昔の理論を工夫して使っているにすぎません。
          お教えしてもいいのですが、きっと悩みが深くなるだけですw
          イジワルしているのではなく、ね。

          私のYouTubeチャンネルでも、いまだにスピードサイクルについてふれていないのには、そういった背景があります。
          一人前に広告でもつくようになったら、記念に1回くらい解説しようかとも考えていますが…。
          スピードサイクルにこだわらず、まずは他のファクターで馬を選ぶのが、今のところは一番の近道です。

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