▼桜花賞2020 直前急上昇株! 2戦2勝デアリングタクトは桜の女王になれるか

正直、驚いた

皆の心配をよそに、今週も競馬は続行。
繁殖シーズンでもある春競馬は、馬の本能を利用した3歳能力検定競走の意味合いが強く、おいそれと「レースを秋に持っていけ」とはいえない裏事情がある。

とはいえ、JRAは本当に思いきった決定をした。戸惑いと驚きもそこにはある。だがやるからにはどうすれば万全で、周囲に理解を得られるかが重要で、ここから天皇賞春までの3週間あまりは「お上が見せる本当の防疫対策」が問われている。

なにやら伏兵情報が騒がしい

さてどうせやるからには、いち競馬発信ファンである私も、競馬を全力で応援していく。
すでに次回の皐月賞動画は8分方できているし(中止しないでくれ〜)、内容にも目いっぱい手をかけた。

なもんで、金曜朝になっても桜花賞情報にはちょっと疎いままだった。
最悪レースだけ見ればいいかな、とさえ思っていたのだが、動画の資料集めでネットを探すうちに、イヤでも入り込んでくるひとつの情報が目にとまった。

「デアリングタクトは無敗の桜花賞馬になれるか」

は? まだそんな馬いましたっけ?
はあはあ、エルフィンS以来使っていない西の秘密兵器なのね。

ん? これはノルマンディーさんの馬じゃないか!

ということは、1年以上前に私の目の前を通っているはずだぞ。

1年半前の募集時には褒めましたけど

そこで恐る恐る当時の記事を見返してみたところ、ちゃんと推奨できていた(ホッとする瞬間)。

といっても、実は現在の私とは少し見解が違う。
もちろん優先祖先や基礎体力などのパーソナルデータに関しては全く一緒なのだが、肝心のOK判定はちょっと微妙に感じる。

Impetuous Lady 1965
 Impetuous Gal 75.3.30 3.13〜5.13
  Banker’s Lady 85.3.9 ぐ○ 2.23〜4.23
   Banker’s Gold★ 94.3.1 き○
   Society Column 96.4.11 き× 3.25〜5.25
    Latest Scoop 05.1.29 き× 1.12〜3.12
     パーソナルダイアリー★ 11.2.21 ぐ× 2.7〜4.7
  Devil’s Dispute 89.3.27
  デアリングダンジグ 90.4.26 き× 4.10〜6.10
   サクラシーキング 94.4.24 ぐ○
   Ecton Park★ 96.2.9 ぐ×
   ピットファイター 99.2.26 き×
   スマートカイザー 00.4.24(5.4付) ぐ○
   空
   デアリングハート★ 02.3.9(3.21付) ぐ× 2.23〜4.23
           牝 10.4.23生
    デアリングバード 11.5.9(6.6付) き× 4.23〜6.23
           牝 16.3.24生
     デアリングタクト 17.4.15(4.26付) ぐ○
 Countess North 76.4.11 3.25〜5.25
  Palangana 93.4.20 き○ 4.4〜6.4
   Informed Decision★ 05.2.5 ぐ×
   ファイナルディシジョン 13.3.24 ぐ○ 3.7〜5.7
    サトノアポロン 18.4.4 き○(セール馬) お?

久しぶりに大きなファミリー図を載せておくので、休日にでもぜひ眺めてもらいたいが、18年当時ではなく、現段階で「OK判定」の基準をどこに置くかが最重要課題になる。

現段階の(私の)OK判定は、代々の母からリズム良く同じサイクルを受け継ぐことにこだわらず(それが最もスピードが出ることはわかっているが、存在自体が貴重すぎるので)、一族における大物を探すならばどっちのサイクルを採用するか、という考えに変わりつつある。

それをふまえて、改めてデアリングタクトを見ていこう。
3代母デアリングダンジグの産駒たちは、母と同じ「き×ぐ○」である馬が日本のダートで活躍、反対に逆サイクルのEcton Parkは米のG1ウィナー、祖母デアリングハートはG1まであと一歩の芝馬ということで、表は祖母と同じ「き○ぐ×」のサイクルと見るべきだ。

参考までに4代母から枝分かれした親戚の様子も載せてあるが、そこかしこで大物or芝馬を出すのは(Banker’s Ladyを除いて)ほとんど「き○ぐ×」のサイクルであることがわかる。

そしてデアリングタクトが生まれるまでに、母も祖母も10日間ルールに抵触していないので、サイクルが変化した形跡はない。

ということは、現時点で「ぐ○」であるデアリングタクトは、裏サイクル馬という判定になるのだが、いかがだろうか。(しかしギリなので真実は何とも…)

でも安心して!裏だからどうということはない

桜花賞というG1は牝馬限定戦ではあるが、スピードと早熟性が問われる舞台なので、通常裏判定馬で勝つのは難しいと見ている。

しかし馬体の良くできた裏個体は一定数存在する。
その個体差については中島氏も認めるところだ。

私も裏表の判定をもっと柔軟にするべきか迷っていた頃があった。
「裏でも走る、と口でいうのは簡単だ。しかしそこに表との決定的な差がなければ、表をあえて人に教えるものでもないし、軽々に判断すべきでもない」
では表の役割、裏の役割とは何なのだろう、と。

そしてもう一度、裏も表も走っているきょうだい等を見比べ、コメントなども参考にしながら、現時点で私がたどり着いた「表と裏の差」というのはやはり、

絶対的なスピードの違い

なのだろうと思う。

単なる表だけでなく、血統表中に見えている母系全てから順調に表を継承しているような、あえて現役馬の名前を出せばグランアレグリアのような、桜花賞馬でありながらスプリンターでもある存在(似た馬としてニシノフラワーとかダイイチルビーとか…古いけど)は、これはもう代々表を受け継いだからこそのなせる業である。

しかし見方を変えれば、彼女らは「距離が絶対的に保たない」。
もっと違う言い方なら、スピードが優秀すぎてそのコントロールが難しいのである。

桜花賞でもいいし阪神Cでもいいが、グランアレグリアのめちゃ強いときのレースは、一瞬まるで1頭彼女だけが走っているような錯覚を覚えるほどの脚を使う。

それは全馬マイラーの中に1頭だけスプリンターを投げ込んだかのような違いであり、基本道中は騎手が何もしなくても先行体勢、これこそが本当の意味の表馬である。

他馬と基礎スピードが時速2キロ違うと表現してもいい(折り合っているのになぜか1頭だけジリジリ進んじゃうあの現象)。
このクラスは代々、表が連続しないと出る産駒ではない。

一方、裏きょうだいはどうなるかというと、一般にはスピードが足らないとも表現できるが、いい意味で言えばスピードをコントロールできる(出ない時は急かすこともできる)ゆえに「距離が保つ」のである。

過去の名馬にも、馬として個体はバツグンにいいものの、サイクルからは少なからず裏と判定したい「顕彰級の」名馬が何頭かいる。

こうして書いているうちにも何頭も思い浮かぶが、競馬はファンのあることだし、あえて声高には叫ばないでおく。

兄はダービーで人気を裏切った表マイラーだが、弟は二千でも忙しい裏ステイヤーで長距離重賞を勝った。

母はマイル戦で致命的な不利を受けながら、一瞬で立て直して勝つくらいスタミナに余裕があったオークス馬だが、実はその娘こそが表で、もちろんG1を勝ち、繁殖入りして種牡馬を産んだ。

他にもハナ差桜花賞で敗れた後にオークスを勝った牝馬とか…、枚挙に暇がない。

しかしこれはテシオ翁ではなく、ドルメロの考え方なので、当然真に受ける必要はない。ただ裏が100%ダメと思わなくていいし、裏は馬体次第で距離延びていいことがありそうな点は知っておくといいだろう。

で、デアリングタクトはというと…

(初回投稿で誤りがありました。訂正しながら事後考察しています。ご指摘ありがとうございました)

最後に本日の本題に戻れば、穴人気しそうなデアリングタクトは「裏」かもしれないが、不利を跳ね返したエルフィンSの走りや、優先がサンデーサドラーズウェルズの系統であること等も加味して、

もっと距離延びても距離には限界がありそうな良い裏馬 → 桜花賞ではごめんなさいもしかして桜花賞こそ?

というのが私の結論(事後評価)だが、果たしてどうなのだろうか。(アッサリ勝たないでね→重馬場の結果では今も判定しにくい)

基礎体力低いので桜花賞のようなローテは理想的だが、逆に条件が好転するちょっとキツそうなオークスでは、G1後&間隔詰まることもあり、調整軽めのときだけ狙いが立つかもしれない。

そしてこの記事そのものが、いつか言おうとしていた新たな表と裏の考え方の違いである。

桜花賞はここまで応援してきたウーマンズハートとヒルノマリブを買って観戦します。

▼桜花賞2020 直前急上昇株! 2戦2勝デアリングタクトは桜の女王になれるか」への11件のフィードバック

  1. お疲れさまです。私もヒルノマリブでいきます。レースぶりが素晴らしく、波乱の立役者になると信じてます。
    あ、今日ですが、社台グループの2020募集予定リストがホームページに掲載されましたよ。

    1. もし私のような一般人も閲覧可能なら、リンク貼っていただけるとありがたいです。
      ちょっと見つからなかったもので。

      1. お世話になっております。会員限定に公開されてるみたいです。画像を送れれば良いのですが…

        1. ありがとうございます。
          会員さんのブログ等で出たという情報はつかんでいましたが、きっと一般人には見えないだろうと思ってました。

          こちらは予定通り5月のクラブ発表時からスタートしますので、気になさらないでください。

  2. なるほど。
    絶対的なスピードの違いですか。

    ということはそれも鑑みて見る必要があるということですね。

    裏判定馬が絶対的に悪いわけじゃないということは理解できましたが、今までのことがあるのでちょっと手は出しづらいです。

    フィエールマンのような馬をあえて狙えるほど診断できる能力がないというのが本音ですがw

    やはり定石通り表判定の馬を探していきます。

    1. 募集馬についてはご自分で「表」と判断できる馬を持つのが当然のなりゆきでしょうね。
      そうでないとどこまでが正しいのか、自分でもわからなくなると思います。

      過去のきょうだい達についてあえて分別すればこんな見方もできるだけで、私も裏判定の馬体の良い馬を推す気にはなれませんw

      安心してください、私はめげずにこれからも表の馬たちの研究を続けていきます。
      この考え方は、動画で継続中の遺伝子の話に加えて、もうひとつ母系だけでスプリンターを生む方法のひとつではないかと思うのですが、果たして…。

    1. ほんとにねぇ、会員さん嬉しいだろうなぁ。

      ただ全馬条件は同じといえども、道悪だったのが本当にかわいそうで、どこかで良馬場の力比べも見たい気がします。

  3. 皐月賞2020 3歳牡馬最新番付表 【計算する血統】No.38について、一部有料情報が絡みますので、youtubeのコメント欄ではなく、こちらで質問させていただきます。
    コントレイルの36.5-36.4はnetkeibaのコントレイルの競走成績->ホープフルS(G1)のペース欄に一致しますが、他の2戦を見ると後傾ラップです。
    netkeibaの皐月賞の競馬新聞には各馬の出走レースのテン3F(有料)と上り3F(無料)のデータを見ることができますが、ホープフルSのコントレイル自身はテン37.1、上り35.8ですので、やはり後傾ラップの馬だと思います。
    今回の動画では前傾ラップ10頭を入れたとのことですが、宜しければコントレイルを含めた理由をご教示願います。

    1. ご配慮ありがとうございます。

      前傾ラップについては、少し言葉が足りていなかったですね。

      私のラップの見方はご指摘の通り、netkeibaの成績欄(無料版)から見ていますが、そこで

      1 前半3Fと上がり3Fのラップ差が小さいレースを探す
      2 そこで4角の位置が前目の馬を探す

      たったこれだけです。各馬の本当のラップは見ていません。
      これが正しいかどうかではなく、ミドルやハイで流れたレースで4角良い位置にいた「イメージ」の馬を探しているだけです。
      そしてこれが使いやすくて、今のところ実利がある方法です。

      これならコントレイルは十分入ってきますし、またホープフルSは前傾ではないMペースとスライドで断ったのも、そこに理由があります。

      コントレイルのラップが気になるなら、サトノフラッグの弥生賞(まくり)や、先行経験もないブラックホールの方がよほどガバガバ評価で気になると思いますが、そちらはご理解いただいたのでしょうか?
      私はこちらも動画のとおり、擬似的体験としてなら十分評価可能と判断しています。

  4. ご回答ありがとうございます。他馬の評価も気にはなりましたが、きっと前傾ラップの定義が私の解釈と違うのだろうと考え、例としてコントレイルについて質問させていただきました。
    前傾ラップの考え方については参考にさせて頂きます。

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